3,000,000円を捨てちまったのか俺は、という話。(復刻版)
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3,000,000円を捨てちまったのか俺は、という話。(復刻版)

このnoteは、LOOKMEのアイデアと出会う運命の日のちょうど1週間くらい前に、どうしようもない気持ちで泣き言を綴ったものです。

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もう9月。あと2、3日後には、福岡 桜坂にある築43年のおんぼろマンション(我々のオフィス!)に、今月も50万円の請求書が届く。

件名は「SOGUシステム開発費」

協力会社に定額制で支払い続けた開発費は、今年の3月からだから既に半年分。ちょうど300万円。既存事業での月の営業利益が80万円前後の今の自分たちにとって、この50万はかなりの金額。ベテランのアルバイトの方から「そろそろ時給アップを・・」と相談されながらも、「今はいろいろ大変な時期でして・・」とお断りしながら捻出した投資だ。

担当のエンジニアの方はすんばらしく優秀、システム開発には何の心配もしていないし、出来れば、ずっと今の会社・今のメンバーの皆さんにお願いし続けたい。・・が「事業」開発という視点でいうと・・気づいてしまった・・

このままだと間違いなく失敗する!

これは謙遜じゃない。100%このままだと失敗する。そう考えたら寝れなくなった。で、300万を無駄にした上に、寝れないってもの余りにも悔しいので、同じく事業の立ち上げに挑戦している全国の同志に、何か1つでも参考にしてもらえたら、とnoteにまとめることにした。(これ、きっかけで僕たちの事業、存在をちょっとでも知ってもらったら、という下心も大いにある!)

●何をしようとしているか
「複業をしたいヒト」と「複業採用したい企業のヒト」が、エージェント等を介さずに自由に出会えるWebマッチングのサービスを準備中。
※画面は開発中のWebサービスサイトイメージ

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●何を間違ってしまったか
新規事業を始めるにあたって、かなりの数の起業・スタートアップに関する本を読み漁った。いっちょ前に経営顧問といわれる人とも契約をして定期的にアドバイスをいただいた。結果、以下のように考えてた・・
(1)何よりも優れたプロダクトの開発に集中すべき
(2)机上の空論よりもまずは動いて、そこからピポッドしていけばいい
(3)リーダーはビジョンを語ることが大事

これらの教え「鵜呑み」にしたらダメ絶対!
なぜか・・

× 何よりも優れたプロダクトの開発に集中すべき
→プロダクトの開発はもちろん重要だが、それはそもそも「自分たちが」開発する必要があるのか?は十分に検討をすべき。ほとんどの場合、既存のサービスの組み合わせで事足りる場合が多い。
*今回の自分たちのケースでいうと・・・複業マッチングのサービス。本当にニーズがあるのか?の検証だけだったら何十万・何百万の投資をして開発する前に、希望者募ってFacebookグループ組む・LINE@活用する、その中で「こんな案件ありますけど、だれか複業でやりたいヒトいないですかー!」で十分に対応できた。この段階を経て「複業マッチングにはどんな情報がお互い必要?」「そもそも複業人材を必要としている企業ってどんな企業?」「マッチングのあと懸念されることは?」これらが明確になる→それらを叶えるのに既存のものではダメ→よし!システム開発・・これがあるべき流れだと思う。
つまり・・開発自体が目的化してはダメ!

× 机上の空論よりもまずは動いて、そこからピポッドしていけばいい
→ピポッドは「考えても答え出ないことは、とっとやれ!」であって「考えなくてもOK!」ではないってこと。この違いが本当にわかってなかった。精度は低かろうが何だろうが、決め、がないとピポッドも何もない。

*今回の自分たちのケースでいうと・・・特に「どういうユーザーを想定しているのか」の仮説が本当に甘かった。(甘かったというか、ほぼ決めていなかった)「とりあえず事前登録してくれる人、反応してくれる人たちの顔ぶれ見てきめたらよくない?」こんな感じだった。結果、本来はユーザーとはなり得ないかもしれない人の声にも過剰反応してしまって、特にシステムのUIUXの構築を二転三転させてしまった。
つまり・・明確な仮説がないのに、ピポッドとか言ってたらダメ!

× リーダーはビジョンを語ることが大事
→断言します。事業を起こす時にはビジョンは必要ない!もちろん、あるにこしたことないけど絶対に必要なのは「何を問題と考えているのか」この一点じゃないかな。何に対して違和感・窮屈さ・憤り・不自然さ・不便さ、もしくは怒りを感じているのか、これこそが必要と思う。

*今回の自分たちのケースでいうと・・・複業する方の気持ちは十分に考えられていた(※つもり)。自分自身が複業を断念せざるを得なかった原体験、それから複業がある一部の意識高い人たちのもの、となりつつあることに強く違和感を感じていた。一方、複業の人材を受け入れる人のことを全く考えきれていなかった。そもそも、人を採用することは”目的”じゃない。何か達成したいこと、解決したい課題があるから、人が必要なわけで、あくまで”手段”の1つ。それに対して「複業人材どうですかー!」って提案しても響くわけがない。

「***を解決するために複業人材どうですかー!」この「***」こそが重要であって、それを定めていないのは、ただの手段の押し売りだ。※この点がこの半年の一番の反省。※実際にユーザー事前登録を受け付けて、さほどプロモーションをしていないにも関わらず複業したい人は100名弱集まっているが、複業採用をしたい企業の人は・・・・なんと「1」名!!
つまり・・全ての始まりはニーズ(解決すべき問題)から。それを定めず、壮大なビジョンを語ってても、絶対にダメ!

●で、どうすんの?

もちろん・・・ここで諦めるわけない!!!
終わっちゃいない。ていうか、まだ始まってもない。だ。

「とにかく仕事がしたくなるコピーを!」とまとめたコピーしかなかった半年前に立ち返って、そもそも、僕たちは「何を問題として捉えていて」「誰の」「何を」解決しようとしているのかを決めるところから、やりなおそうと思っている。

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この数日後、LOOKMEが動き出そうとは・・。


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