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■2018年9月6日(木)
僕の携帯の画像フォルダは、金井芽衣さんの「そうだん.me」を応援するツイートのスクショ画面で埋め尽くされていた。

圧倒的なリツイート数、何よりも「こんなサービスが欲しかった!」という好意的なコメントがただただ羨ましかった。

会社のメンバーにそれをLINEし「Twitterの活用がめちゃめちゃ参考になるよ」「PRというよりもやっぱりサービスの中身が大事ってことがわかるよね」と平静を装っていたたが、心の中は、嫉妬が9割・・つまり、全然参考にするような余裕なんてなく、一言で言うと、

完全に負け犬モード、だった。

遡ること、さらに一ヵ月の8月。僕はひっそりとあるWebマッチングのサービスのリリースをしていた。ひっそり、っていうのはもちろん、狙ったわけではなく、結果「ひっそり」としたリリースになった、というだけの話。利用申込の受付のためにアルバイトの方を雇い、常にチェックをしてもらったものの、1週間、2週間・・3週間、早1ヶ月がたとうとしているのに問合せすら来る気配はない。システムへの開発費用への投資は月に約60万円。ひと月の営業利益が80万円弱の零細企業にとっては、行くも地獄・引くも地獄の状態。やっぱり

完全に負け犬モード、だった。

■2018年9月7日(金)
時は戻って、金井さん相談.meのリリースの翌日。鹿児島出張から帰る新幹線の中で僕は焦りに焦っていた。翌日には「(はからずも)ひっそりとリリースしたサービス」の今後をどうするか、を決める経営会議が控えていたからだ。メンバーは顧問に、開発のPM、それから当時メンターをしていてもらっていた友人も参加してもらう。Slackを覗くと明日の会議に向けて、すでに意見が飛び交っている

「顧客を絞り込むべきでは?」
「まずはユーザー集めに集中するとよい」
「そもそもWebサービスにする必要があるのか?」
「事業計画が再度詰めなおすべきだ」

もちろん、皆善意で、どうにかこのサービスを形にしたい、という一心でアドバイスをくれているのだろうけど、当時の僕は「ちょっとは考えてくれよ。全部俺が決めるのか!?」と完全に卑屈になっていた。明日の会議が憂鬱で仕方がなかった。考えがまとまらないまま、ヒントはないものかとTwitterで「マッチング」の言葉を検索、話題のツイートで目に飛び込んできたのがこのツイートだ。

一瞬で身体が熱くなるのを感じた。途切れ途切れになるWifiにイラつきながら、次々に書き込まれるコメントをチェック。好意的な意見が多いこともさることながら、何よりも「取材されたい人」ってまさに今の自分じゃないか!?という気持ちが自分を動かした。

よくよく見てみるとツイート自体は昨日の朝されたよう。既に
「僕がつくりましょうか?」
「既に同様のことをやっていますよ!」
なんて声が・・焦りに焦った。これはいける!という気持ちも、もちろんあったし、何よりも「俺がやらないと」と勝手な使命感のようなものを感じayucoさんにDM送付。メンバーを募ることに承諾を得てから、SLACKをつくって招待。今、PRや開発をやってくれている各メンバーともここでこの瞬間、繋がった。

そして、すっかり頭から抜け落ちていて、翌日の経営会議では、ayucoさんのアイデア、『「取材したい人」と「取材されたい人」のマッチングサイト』へと、サービスを大きく方向展開しようということだけを決めて、博多駅着までの時間、しばり眠りについた。


翌朝から始まった経営会議。いつもの会議室とは場所を変えて、集中してということで、小倉駅前のコワーキングスペースの一角を借りて行われた。突然の方向展開に驚く皆、紛糾する会議、でも最終的には、熱くビジョンを語った僕に皆徐々に感化されていって・・・となるほど、ビジネスの世界は甘くなかった。

プランを言い放った後の皆の顔。半ば呆れた表情だったようにも思う。子供を諭すような感じで、顧問が言う

「小南さん、これどうやって儲かるんですか?」
他の二人も黙って下を向いた。

顧問の言うことはもっとも、といえばもっともだ。思い付き、どころか、人の思い付きに乗っかっている、としか見えなかったのだろう。当時の僕は何も言い返せず、既定の路線のビジネスを改めて再整理するという、なんともすっきりしない一日を終え、濃い目のハイボールとともに一人、悔しさを飲み込んだ。

でも、人生どう動くかわからない。このさらに、ちょうど3ヵ月後。

おおよそ500万円強を投じてシステム開発した「(はからずも)ひっそりとリリースしたサービス」の休止を決め、代わりにayucoさんの「取材したい人」と「取材されたい人」のマッチングサイトという一言の呟きは

LOOKME(ルックミー)

という名前を持ち、優秀だけど、どこか学園祭りノリのメンバーの皆が次々と現実のものにしてくれていた。そしてついに、サービスの事前登録を開始できるまでに。

■2018年10月6日(木)
年内に、取材したい人100名・取材されたい人100名の計200名にかどうにか年内に集めよう。とメンバーには呼び掛け、AM8時にメンバー皆でツイート

Webサービスは初速が大事、と身に染みてわかっていた僕にとって、最初の登録が来るまでの時間が本当に長かった。googleフォームを開きっぱなしにしては、リロードを繰り返す。まだこない、まだこない、まだこない。夏の悪夢が甦る。

最初の登録はツイートして6分後。そこから1時間で16名が登録。さらに12時間後には312名、24時間後の10月7日8時時点では462名、最終的に

事前登録、受付日数10日での登録は1,163名

画像1

12名のLOOKMEアンバサダー(PRを応援いただいた)の協力もあり、同時募集をしたライタコミュニティのメンバーも70名を超え、2018年12月28日(金)20時、最終事前登録を終えた。

■2018年12月29日(土)
前の晩催した妻との忘年会は大いに盛り上がった(と思ってるのは僕だけの可能性も高いけど)なんせ妻にも「一人でもリツイートしてくれたら助かる!」と懇願し、フォロアーになってもらったくらいだから、少しは頑張ったと思ってくれてるのだろう。奮発して行った近所のすし屋では普段、泥酔するから、という理由で飲ませてくれない日本酒をどんどん勧めてくれた。(そして案の定泥酔した)

二日酔いのボケッとした頭で、昨日までのお礼をとLOOKMEのSLACKを開くと #media というチャンネルが立ち上がっていた。以前から単にマッチングだけではなく、取材されたい人としたい人が出会ってできた記事や動画をどんとん貯めていける「LOOKMEとしてのメディア」を持ちたい!と開発&マーケの2人が企画を進めてくれていたものだ。しかもこのサービスの起案者であるayucoさんもコアメンバーとして関わってくれるよう、頼もしい!

それからこの日は、現在PMで頑張ってくれている通称じょんさんと新たなメンバーでライターコミュニティの今後に関しての打ち合わせも実施した。自分たちのことながら、よく働くもんだ。

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LOOKMEにはまだ形が何もない。その状態で、ayucoさんのアイデアと、皆で練ってきたコンセプトと企画にこれだけ多くの人が賛同、期待してもらっていることに心底感動している。ただ、たけし映画じゃないけど

「バカヤローまだ始まっちゃいねーよ」だ。


るっくん、がこんなこと言ってた。

ほんといいことをいう。

LOOKMEはインフルエンサーをキャスティングするサービスではない。「声を持たない、もしくは声を上げるのが苦手な、でも魅力的な人」と「それに共感・共鳴する人」を繋げるサービスだ。

実はすごい人にスポットライトを

このコンセプトを胸に、
最高に素敵なアイデアとメンバーとともに、物語を進めよう。

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僕も!
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取材したいヒトとされたいヒトのマッチングサービスLOOKMEをやっています。現在、取材のことが学べるオンラインコミュニティも、はじめました。サービスのコンセプトは「実はすごいヒトにスポットライトを」株式会社ヒトコト 代表。リクルートから起業@福岡
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