信州草原再生の会

急激に失われつつある草原の再生と、草原性植物の保全を上田市周辺でおこなっています。絶滅…

信州草原再生の会

急激に失われつつある草原の再生と、草原性植物の保全を上田市周辺でおこなっています。絶滅危惧種の3~4割が草原性であり、このままでは大量絶滅が避けられません。知らず知らずに損なわれていく自然を、ほとんど知られず活動を継続しています。

最近の記事

ため池に生息していた希少植物の埋め戻し作業

上田市周辺には江戸時代から続くような歴史のあるため池が多くあります。ため池では代々草刈りが行われてきたことにより、森林化が抑制され、草原性の植物の住処になってきました。 現在全国各所でため池の耐震補強工事が行われています。上田市では地域の方々、行政、筑波大学、工事関係の方々等で保全活動を行っています。希少植物を別の場所に昨年移植していた訳ですが、耐震補強工事が完了したところから埋め戻し作業を行っています。 6月16日日曜日 塩吹池 6月22日土曜日 桝池 7月  6日土

    • 菅平高原でシラカバの枝打ちが始まりました

      前の記事の地域づくり支援金事業の通り、菅平高原でのシラカバの枝打ちをしていくのに作業をお願いしている会社さんから画像の提供をいただきました。 画角がちょっとそろっていないですが、いちおうビフォーアフターです まだまだ葉が出そろっていないのでわかりにくいですが、林床に光が入りやすくなっています。 ヴィヒタの材料となる枝もこれから届くと思うので楽しみです♪

      • 令和6年度 長野県地域発元気づくり支援金採択のお知らせ

        申請していました令和6年度 長野県地域発元気づくり支援金(以下、元気づくり支援金)に採択いただきました。お力添えをいただきました関係者の皆様に感謝申し上げます。支援いただきました資金を活用し、持続的な草原再生活動につなげて参ります。 地域発元気づくり支援金の内容 草原再生活動の一環でおこなう白樺の枝打ち作業で出てくる枝を ①サウナイベントを開催し、ヴィヒタづくり+草原再生の講座を実施 ②ヴィヒタとして販売 という内容になっています。 ※白樺の枝打ちの場所は国立公園内での実

        • シラカバ樹液採取の参考に菅平の雨温図を調べる

          シラカバ樹液はこの暖冬と言われた2023~2024でも、4月下旬まで採取できることが分かりました(標高1600m地点) ある程度経験値で時期を読む必要はあると思うのですが、データも大事だよなと思って検索してみたら「雨温図」という各計測地点の平均気温、最高、最低気温の推移、降水量などを調べることのできるサイトを見つけました。 菅平は気象庁の観測地点(標高1250m)となっているので様々なデータをネットで探せるのがありがたいです。 冬に冷え込んだ日などに、今日の最低気温を記

        ため池に生息していた希少植物の埋め戻し作業

          今春最後の?シラカバ樹液採取

          昨日アップしました野焼きの帰りに、ダメ元でシラカバ樹液採取器をセット。 まだ採れるといいなあと思いつつ、翌日4月23日に回収に行ってみると、タンク半分強、6Lくらいでしょうか。しっかり入っていました。 気温も上がってきているし、樹液の流量も減っているので今年はここまででしょうか。 今季収穫した樹液から何か、菅平ならではの商品につながると嬉しいですね。

          今春最後の?シラカバ樹液採取

          菅平高原で野焼き

          草原再生、維持と聞くとすぐに連想するのが「野焼き」。 阿蘇などが有名ですね。 菅平高原でも、国立公園なので規制があって非常に限られた面積ではあるものの、この時期に毎年行っています。 筆者(tobi)も初めて参加させていただきました。 バーナーを持って集まります。自分は知らなくて持っていかなかったので、お借りして交代で点けるとき以外はデクノボー状態… 燎原の火、というくらいなのでよく燃えるかと思いきや、昨夜から早朝まで雨が降っていたので草が湿っていたためなかなか進まず。

          菅平高原で野焼き

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          シラカバ樹液の採取2回目

          シラカバ樹液の採取2回目

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          2024年春 シラカバ樹液採取

          長野県上田市の菅平高原で今年から取り組む草原再生の一環で、シラカバの有効利用を考えるにあたっていろいろテストしています。 今回はシラカバの樹液の採取テストです。 樹液と言ってもクヌギなどでイメージされるようなベトッとしたものではなく、一年のうち3月下旬から4月上旬にかけての短期間だけ、シラカバが勢い良く吸い上げる、水のようなさらっとした樹液です。 樹液と言ってもクヌギなどでイメージされるようなベトッとしたものではなく、一年のうち3月下旬から4月上旬にかけての短期間だけ、

          2024年春 シラカバ樹液採取

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          白樺のマネタイズの一環でナメコ栽培

          白樺のマネタイズの一環でナメコ栽培

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          信州草原再生の会 2024年度の活動について

          継続的な草原再生活動をおこなうために、年度内のNPO法人化に向けて準備をし、安定的な財源確保に向けて様々な取り組みを行っていきます。 また、昨年と同様にため池補強工事での希少植物の保全活動をおこない、今年は新たに菅平高原でも草原再生をおこないます。 活動内容 ため池 長野県上田市内で行われている、ため池の耐震補強工事での希少植物を見つけてマーキングする作業、希少植物の移植や、移植した希少植物のため池への戻し等。土日を中心に実施予定 菅平高原(根子岳四阿山の山麓) 根子岳

          信州草原再生の会 2024年度の活動について

          信州草原再生の会の概要

          縄文時代から近代に至るまで、日本の面積の1割以上が草原として続いてきました。しかし、草原で行われてきた放牧・茅採集・草肥採集などの需用が最近100年間で激減したため、草原の利用・管理が放棄されて森林化し、草原が90%以上が失われています。  絶滅危惧種の3~4割が草原性であり、このままでは大量絶滅が避けられません。もともと人間の生活の中で維持されていた草原は、人の手で維持しなければなりません。それには多大な労力が必要であり、その労働力と資金が大きく不足しています。 一緒に草

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