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日光浴が大事です

          ペットが健康であるように・・note21

 今は「縁側」が、ある家は少なくなったと思います。サザエさんにでてくるタマも、よく縁側でまどろんでいます。

 縁側で、窓からさす日の光を浴びて、犬や猫がうつらうつらしている光景は、なんだか癒やされ、ホッとする気持ちになるのは私だけでしょうか。 今回は、「日光浴」をテーマにお話ししたいと思います。

 秋から冬の日の光は柔らかく、動物の身体に大変に有効であるといわれています。
 この太陽の光ですが、古(いにしえ)より大切なものと考えられてきました。古代エジプトにおいても太陽を崇拝し信仰してきました。生きるためには、太陽が絶対に必要だということを知っていたからだと思います。
 また、紀元前ギリシアの医学者ヒポクラテスは、あらゆる難病を太陽光によって治療したと記されています。
 偉大な力をもつ、太陽を信仰することにより、精神的な病を癒し、太陽光線の中の赤外線により身体を温め、血管を拡張し、充血させ、血液の循環を良くし、消炎鎮痛作用により「神経痛」「リュウマチ」「痛風」などを治療することができました。

 この太陽光線の中の紫外線には、食べ物より摂取したビタミンDの前駆体である「エルゴステリン」をビタミンD3(活性型ビタミンD)に活性化させる働きがあります。逆に言えば、いくらビタミンDを摂っても、紫外線を浴びて、身体の中でビタミンD3に変換しないと何の役にも立たないということです。
 このビタミンD3は、骨の疾患(骨軟化症・くる病)に有効なビタミンです。
 

 また、紫外線自体にも強力な殺菌作用があり、大腸菌、チフス菌、ブドウ状球菌などの種々の「細菌」「ウイルス」を死滅させ、伝染病を防ぐことが可能です。
 そして、紫外線を皮膚に照射させることにより、皮膚内のプレメラニンを酸化させ、皮膚を黒化、強化し、皮膚より種々の病原菌の侵入を防ぐとともに、難治の皮膚炎である「アトピー性皮膚炎」「真菌症(水虫などのカビ菌による)」にも有効であるといわれています。
 これらはまさしく、古(いにしえ)よりの生活の知恵でありました。

 現代はオゾンホールの崩壊によって紫外線が強まり、地球温暖化で昔と同じようには「日光浴」もできない環境になりつつあります。
 また、夏の強烈な太陽の下の「日光浴」は、犬猫にとっては日射病・熱射病の心配があります。
 秋から冬にかけての日の光は、動物にとって快適な温度、そして柔らかい太陽光です。

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※うちの子が、洗濯かごに入って、日光浴をしていました

 晩秋から冬にかけて、ポカポカとした縁側に飼い主さんが用意したのでしょう座布団が敷かれていて、その上で犬や猫たちが、うつろうつろとしながらまどろんでいる姿を昔はよく見かけたものです。
 彼らにとってはただの午睡の時間でしかないでしょうが、本能的に日の光を取り入れていたのでしょう。

 積極的に秋から冬にかけて日光浴をさせ、体調を整え、厳しい冬の寒さに備えたいものです。 (参照:ペット産業情報新聞)

ペットの健康食品の店 ソフィア 代表池田https://www.sofia.co.jp/

最後まで、お読み頂きありがとうございました。少しずつですが、継続して載せていきますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。