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オス犬の病気①包皮炎

          ペットが健康であるように・・note28

 以前、私が飼っておりましたフラットコーテッドレトリバー10歳オス犬に、「ステロイド(副腎皮脂ホルモン)」を使用していた期間がありました。腎不全からくる血尿を止めるための処置でした。新薬に頼らざるを得ないほど病気が深刻化したので、やむなく医師の厳重なコントロールの元、服用させていました。
 すると、思いもよらない病気に次々に罹っていくのです。一つは背中に痛み止めの注射した後、その箇所が大人の握り拳(にぎりこぶし)大にふくれあがり、中から浸出液が漏れ出し、慌てて絞り出しました。 
 また、次には「包皮炎」に罹ってしまったのです。獣医さんに聞きますと、やはりステロイドを服用すると免疫機能が落ち、このような感染症に罹りやすくなるのだ、ということです。ひどい炎症を抑えるための仕方のない処置でしたが、代償として身体の免疫を落としてしまうというツケを払わされたのでした。

 さて、本題の「包皮炎」に話を戻します。
 この包皮炎、もちろんオス犬のみの病気です。去勢の有無に関係なく発症します。

■症状
 ペニスを包む包皮が、病原性の細菌に感染して炎症を起こし、包皮の先端から膿をだします。
 オス犬の包皮炎は、実はごく普通に見られる病気です。黄色の分泌液が包皮の先端からでているのを見たことがないでしょうか。殆どの場合は病原性のない細菌によるもので、痛みもありません。しかし、高齢であったり、身体が弱っていたり、免疫が落ちたりしていると病原性の細菌によって、症状が悪化します。

■観察ポイント
・犬がしきりにペニスとその周辺を気にする、または舐める。
・包皮から、黄色もしくはクリーム色の分泌物を見つける。分泌物自体はネットリしてい たり、カスのような形状をしていたりする。
・ペニスの周囲から、アンモニア臭ではない、独特のすえた様な臭いがする。

■獣医さんでの処置
・抗生物質の投与=細菌を殺すため。
・包皮内の洗浄

■飼い主さんで出来ること
 症状によって異なりますが、症状が軽ければ「洗浄」のみで簡単に良くなります。
洗浄:市販の「イソジン(のような効果のある薬)」を購入し、水に数滴たらし、消毒剤を作ります。濃くする必要はありません。注射器のようなもので、その薬剤を包皮内(ペニスと包皮の間)に注入し、洗浄します。寝せたままで、下にタオルを敷いてやると簡単です。それを二三度繰り返します。処置後、犬が患部を舐めても大丈夫です。

サプリメント:基本的に抗菌作用のあるものと免疫力を高めるサプリメントを併用します。
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最後まで、お読み頂きありがとうございました。少しずつですが、継続して載せていきますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。