春の養生-体内をリセットする-
ペットが健康であるように・・note39
立春以降に吹く強い南風を「春一番」といいます。陰陽五行(東洋思想)的な言い方をすると、「風」は古いものを払いのける働きがあります。秋から冬にかけて、貯めに貯めたものを、今度は吐き出す、払いのけることをしなければなりません。
ですから、春は「排泄」の時期ともいえるわけです。「解毒」とも、「排毒」とも言います。 春は動物にとっても、そして人間にとっても一番過ごしやすい季節といわれています。
しかし、ここ数年「春は嫌いだわ」という声も聞くようになりました。ナゼかというと、「花粉症」の季節だからです。「あれさえなければ、良い季節なのに~」と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな春の過ごし方を「陰陽五行」の観点から、お話ししていきます。最後に犬と猫の春の養生についても触れていますので、最後までご覧いただければ幸いです。
■春の前に来る秋から冬という季節は、「寒い」時期です。
寒いと身体はモノを貯め込むように働きます。寒さに耐えるために、発散するのではなく、取り込む方向に向かいます。当然ですが、脂肪を蓄えるために食事量も増えるのが一般的です。犬や猫の場合でも同様で、冬の前に寒さに耐える為の脂肪を取り込みます。
また寒いと、身体の中の水分(血液・体液・リンパ液)の流れも悪くなります。冬には川の水や滝も凍るように、体内の水分循環も悪くなりがちなのが、この季節です。
反対に、春は暖かくなる時期です。
「雪解け」「木の芽時」「生命の始まり」の時期です。流れ出す、溶け出す、発散させる時です。まるでバターのように、寒い時は固まっていますが、暖かくなると溶けて流れ出すような感じです。
モノを貯めていると、そこには老廃物や汚れ、澱(おり)のようなモノが出てきます。川の水も流れがよどんだところでは、水質が悪化して淀みができます。
それらを出しさるので、「排泄」とか「解毒」と言うのです。摂ったものは出さなければなりません、出したものは補うわなければなりません。それが身体のバランスです。
また、身体の「リセット」をし直す時期とも言い換えることができるかと思います。冬に貯めたものを、一挙に出して、一度リセットして、また一年間が始まるのが、「春」なのです。
しかし、中にはこの排泄・解毒がスムーズにできない人がいます。貯めていたものを一度体外に出さなければ、身体には老廃物や汚れが蓄積します。この排泄がスムーズにできないで、症状として現れるのが「花粉症」や「インフルエンザ」なのだと、陰陽五行では考えるのです。
花粉症はスギ花粉が多いからなると考えるのではなく、冬から春にかけての身体の排泄がうまくできなかった人の「身体の自浄作用」と考えるのが、陰陽五行の面白いところです。
排泄をする時、身体の中でどこが一番働くかというと、「肝臓」が一番忙しく働きます。ですから、肝臓をいたわりたいのが春なのです。
肝臓の疲れを癒す食べ物に、「苦み」の強いものがあげられます。春の山野草(菜の花、蕗(ふき)、タラの芽、タケノコ、ヨモギなど)の「苦み」は肝臓の働きを助けます。だから、この時期これらの旬のものを食べたくなるのにも理由があるのです。
逆に「油」「アルコール」「ストレス」「睡眠不足」は、肝臓を痛めます。ですから、この時期深酒をしたり、過労でストレス過剰、睡眠不足になることは避けたい季節なのです。
■犬猫のための春の養生
春は、排泄や解毒の季節と書きました。もし解毒が上手くいかない犬猫には、どんな症状が見られるのでしょうか?
「目ヤニ」「涙やけ」「耳垢」「皮膚炎」「痒み」「皮膚の赤み」などが、その最たる症状です。紫外線も強くなるこの時期からは、アレルギー性皮膚炎も多く散見されます。
その対処法として、春には「苦み」がよろしいと言っても、犬や猫に苦いものを与えることは難しいことです。
そういう時には、酵素が多く含まれているサプリメントを摂ることをお勧め致します。酵素は身体の中で、まるで大工さんのように各部を修復していきます。
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最後まで、お読み頂きありがとうございました。少しずつですが、継続して載せていきますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。