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異常に毛が抜ける時

ペットが健康であるように・・note27

 一昔前の犬や猫には、異常に毛が抜けるということはあまりなく、春と秋の一年に二度規則的に毛は抜け落ちていました。
 これを「被毛の抜け替わり」といい、春には夏の暑さの準備のために、秋には冬の防寒のために被毛が抜け替わっていました。
 しかし、最近では「季節に関係なく、一年中毛が抜ける」と訴えられる飼い主さんが多くなってきています。特に室内飼育の犬や猫にその傾向が顕著であるようです。人間と同じ環境で生活するために、「気温の変化が少なく」「光周期の刺激の狂い」が生じ、生理的に年中毛が抜けるようになったのでしょう。

 これらを季節にあった抜け替わりにさせるには、やはり自然に近づけることが一番です。
①室内温度を可能な限り、外界の自然と合わせるようにする→冷暖房の温度調整など
②室内照明を可能な限り、外界の自然と合わせるようにする→照明での調整など
③ブラッシングをまめに行い、抜け毛を除去し、もつれ毛を無くす
④シャンプー剤は体質にあったものを使用し、体温程度の約38℃の温水でシャンプーし、皮膚や被毛を清潔に保つ
⑤食事にはミネラル(特に亜鉛)やオメガ3脂肪酸の豊富なものを与える

 しかし、この他の理由で異常に毛が抜ける場合があり、それは病的ですから心配です。
■非常な痒みを伴った脱毛
 外部寄生虫(ノミ・ダニ・疥癬・毛包虫など)の寄生

■痒み、フケ、湿疹を伴った脱毛
 アレルギー性の皮膚炎

■皮膚が充血し、熱感を伴った脱毛
 アレルギー性の皮膚炎

■侵出物があって、異臭もする
 脂漏性皮膚炎

■左右対称に脱毛する
 ホルモン異常による皮膚炎 クッシング症候群など

■皮膚が異常に硬く、そして黒ずんでいる
 ホルモン異常による皮膚炎 甲状腺機能低下症など

■被毛が乾燥し、光沢がない
 ビタミンやミネラルなどの栄養素の過不足
  
■円形に脱毛し、その箇所にフケがたまる
 真菌症(カビ菌)

■局所的な脱毛、フケはでない
 ストレスによるもの

 その特徴を簡単にまとめました。これらが複合的に症状としてでる場合もあります。
 被毛の抜け替わりにも、ごく自然なものと病気に起因したものがありますので、飼い主さんは日々のブラッシングやシャンプーなどで、よく観察をしましょう。

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最後まで、お読み頂きありがとうございました。少しずつですが、継続して載せていきますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。