見出し画像

猫の難病『破歯性吸収病変』 について     -歯が溶けていく病気-

ペットが健康であるように・・note31 

 獣医さんに行く猫の病気の第1位は、「尿路結石」だそうです。第2位は「口内炎」が続きます。
 その口腔内の病気で、猫だけに発症して犬には発症しない、「破歯性吸収病変(はしせいきゅうしゅうびょうへん)」という病気があります。
 「破歯性吸収病巣」とも「歯頸部(しけいぶ)吸収病巣」とも言い表します。4歳以上の猫に、オスメス問わず、50%の確率で罹っている「歯」の病気です。

■症状
・歯の根元に穴が開きます。1~数本ある場合があります。
・または歯の根元に赤く膨らんだ歯肉が、確認できます。
・猫はしみたり、痛みがありますので、食欲がなくなります。よだれを流すこともあります。
・痛いので歯や口に触られるのを嫌がります。

■原因
・「破歯細胞」が歯を溶かしていきます。
 この「破歯細胞」は犬猫、人間、誰にでもあるものです。有名なのが、「破骨細胞」とか「造骨細胞」です。
 あの硬い骨でも、細胞レベルでは毎日のように、壊しては作り、壊しては作りを繰り返しています。そうして新陳代謝をしています。
 その「破骨細胞」、この場合は「破歯細胞」のバランスが崩れ、作ることをせずに壊してばかりになるのが、この病気です。
 何故、そのようなことになるのか、原因不明です。


■虫歯との違い
 ちょっとした観察では、「虫歯」と勘違いされますが、猫は犬より歯の構造上、虫歯になりにくくなっています。
・犬の歯は、雑食のため奥歯には、臼歯があります。
・猫の歯は肉食なので、肉切り歯というハサミのような構造になっています。その為に犬や人間より虫歯になりにくい、と言われています。

 虫歯は歯垢に感染した「細菌」が悪さをする病気ですが、この病気は、細菌やウイルス性のものではなく、自分の細胞が自分の身体を攻撃しているような病気です=自己免疫性。

■治療法
 原因も不明のため、決定的な治療法はありません。
 放っておくと病巣が大きくなっていきますので、「抜歯」するのがベストのようです。                   (参照:学研出版物)

■サプリメントでの対応
 初期的には、「プロバイオデンタル粉・粒」がよろしいかと思います。口腔内の善玉菌を入れることで、悪玉菌(雑菌・虫歯菌)を駆逐してくれます。口臭や歯周病予防にも効果的です。https://www.sofia.co.jp/SHOP/a0190.html

 また、「ミナスプロン(プロポリス液体)」で炎症を抑え、口腔内を殺菌するのも一つの手です。https://www.sofia.co.jp/SHOP/a0122.html

 この病気、自己免疫疾患ですのでアズミラ「ユッカインテンシブ(液体)」の服用も効果があります。https://www.sofia.co.jp/SHOP/az13_1.html

但し、苦いので嫌がる子もいます。その場合には、C&R「ユッカ&アニス(粉)」が代用できます。これは粉末で、飲ませやすくなっています。https://www.sofia.co.jp/SHOP/ya_s.html

ペットの健康食品の店ソフィア 代表池田 https://www.sofia.co.jp/

最後まで、お読み頂きありがとうございました。少しずつですが、継続して載せていきますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。