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3軸リニアMCで鏡面加工 キラキラ±1μm仕上げ「角もの部品」

ソディックの3軸リニアモータ駆動マシニングセンタUX450Lで加工したリフレクタ鏡面加工事例です。材質にSTAVAX(52HRC)、仕上げ工具にPCDボールエンドミルを使用し、面粗さをRa0.006μmまで仕上げました。
面は完璧なカガミのように仕上がり、三角形の辺はきれいな直線で、角がハッキリしています。

【加工条件】
 主軸回転数(S) : 10、000~40、000
 送り速度(F)  : 350~3、000mm/min

【加工工具】 4本使用しました
 ボールエンドミル R1.5 × 6
 ラジアスエンドミル Φ6 × R0.5 ×12
 CBNボールエンドミル R1×4
 PCDボールエンドミル R1×5



★加工のポイント 残し代★


最終仕上げのPCD工具の切込条件は5μm以下と超微小です。
中止上げ加工で5μm以下の残し代が均一に加工できないと
シングルナノの面粗さには出来ません。

これができたら

★最終仕上げ★


1本のPCDボールエンドミルでイッキに一発で加工します。

最終の仕上げ工程で、複数の工具を使用してしまうと、加工条件が変わってしまいます。すると、均一性・安定性が損なわれ、仕上がらない。これでは失敗してしまいます。

★仕上げ前の残り代は、5μm以下とする★
★仕上げは、1本の工具で機械加工のみとする★

切削加工後の手磨き工程を省くためにも、「残し代の均一性」と「工具1本での最終仕上げ加工」が重要なポイントとなります。

★手磨きレス★

また、このような精密な角物を含む部品は、機械加工後に手磨きをすると、角がダレてしまう場合があります。上記のステップで
「機械加工が最終となるよう加工手順を組む事」
これが重要なポイントです。

ソディックのマシニングセンタは3軸リニアモータ駆動の搭載と高い機械剛性を有しているので、最終仕上げを機械加工とした「手磨きレス」「高付加価値の部品加工」を安心して行える信頼できる機械です。

★お問い合わせお待ちしております★

また、最新のUX450Lでは、マシニングレコーダーやアイドリングストップ、熱変位補正機能を備えています。ソディックのテクノロジーについて、ご興味ご関心ございましたら、お気軽に当社までお問い合わせください。よろしくお願いいたします。

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