終わりの無い物語を 辿る様に
救われないのなら それはそれで良いよ
帳越しに覗く 紅い月を真似てみた
抑え切れなくなった心 灯 燈す夜に
傷も痛みも どうして
嘘も怒りも どうして
声にならぬ想いを 閉じ込めていた
忘れないで 伸ばした手は
無駄になって さようなら
忘れないで 亡骸と
此処に在る
忘れないで 虎が雨と
混ざり合って さようなら
忘れないで 稲光の
限りある 輝きを
奪い取られて 散って
消えて行くモノの 正体は
何時だって 誰にも気付かれる事も無く
無かったかの様に
傷も痛みも どうして
嘘も怒りも どうして
声にならぬ想いを 閉じ込めていた
傷と痛み 戻して
嘘と怒り 戻して
故 絵にならぬ想い 音 死 込めていた
忘れないで 伸ばした手は
無駄になって さようなら
忘れないで 亡骸と
此処に在る
忘れないで 花時雨を
振り払って さようなら
忘れないで 雪解けの
咲き誇る 輝きを
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