”だらだら組”アルバムリリース記念インタビュー


だらだラジオの配信風景

仲良し四人組でありながら、 #アソブカイ 蟹亀などのVTuber個人勢グループにも、共に属しているだらだら組
氷雨悠冰ヌコメソーセキぷりやまぷりを坂神蟬丸の四名からなるグループで、主な活動はYouTubeでの動画投稿や配信だ。

彼らは先日、1stアルバムとなる『ダラリアン』をリリース。
今回のインタビューでは、彼らの馴れ初めや、アルバム楽曲に関する想い、そしてだらだら組の今後について語られた。


”だらだら組”とは

-インタビューをお受けいただき、ありがとうございます。

坂神蟬丸(以下:坂神):こちらこそありがとうございます。

ヌコメソーセキ(以下:ヌコメ):ニャ。

氷雨悠冰(以下:氷雨):まさか、だらだら組でインタビューを受けるなんて考えてもいなかったので、驚いています(笑)

ぷりやまぷりを(以下:ぷりやま):どういったキッカケで俺たちにインタビューをしようと思ったんですか?

-以前より活動は応援させていただいてます。アルバムリリースを機に、お声がけさせていただきました。

坂神:ホンマですか!ありがたいですけど……。

ぷりやま:活動らしい活動が出来てなくて申し訳ない気持ちになるな。

-早速ですが、だらだら組結成の経緯をお聞かせください。

氷雨:元々、VTuberになる以前からの友人なんですよ。もう7~8年くらいになるのかな。

ヌコメ:ニャ。

坂神:当時はまだ悠冰が大学生やったからな~って話は、オレら何度もするよな。

氷雨:そうね。ぷりちゃんと俺、坂神とヌコちゃんが同じくらいの付き合いかな?

ぷりやま:そうだね。この中だったら悠冰が一番長い付き合いになる。

坂神:前世の頃から、仲の良い人狼グループがあったんすよ。そこで、悠冰とかぷりちゃんと知り合った感じです。ヌはそれ以前に関西のイベントとかでよく会うてたよな。

ヌコメ:ニャ。

-8年ですか!そんなに古い友人だったんですね。その四人で、VTuberを始めて”だらだら組”を結成したんですか?

坂神:最初はオレだけVTuberの界隈にいたんすよ。正確には、同じアソブカイの木風公子と一緒に。

ぷりやま:BOOGEY VOXXがデビューする直前くらいの時期に、Fraさん(BOOGEY VOXX)と坂神に誘われて、面白そうだな~と思ってVTuberデビューしました。

坂神:ぷりちゃん誘って一週間で立ち絵出来てた時は流石に笑ったわ(笑)

ぷりやま:ぶぎぼより先にデビューしたら面白いかなと思って。

氷雨:俺もぷりちゃんと同じ流れで。さすがに一週間は無理ですけど……(笑) 一ヶ月くらいで活動開始しましたね。

坂神:少し遅れてヌも合流って感じですね。

ヌコメ:ニャ。


氷雨:だらだら組として活動を始めたのは、もう少し後ですね。特に名前とかはなく、友達とだらだら~っと配信する感じで。

坂神:ヌコメ合流前は、三人でPHS(仮)って名前付けてたよな。

ぷりやま:あったな~。ぷりやま、氷雨、坂神でPHS。結局すぐヌコメが合流したから、名乗る機会はなかったけどね。

氷雨:明確に『だらだら組』と名付けたことはないのよね。いつの間にかそう呼ばれてたというか……。

ぷりやま:四人で『Dead Drunk』という曲を出したから、最初はデッドラ組とかも呼ばれてたよね。

坂神:特に決めてへんかったんすけど、表立って絡むことが増えたので、何かしら呼称は必要やなと思ってました。

氷雨:なので、「結成した」という感覚はないですね。



1stアルバム「ダラリアン」がリリース


-アルバムの制作に至った経緯や、キッカケはありますか?

坂神:オレらはマジで名前の通り、『だらだら』と活動してたんすよね。配信も不定期だし、配信内容もしっかり練り上げてってワケでもないですし。

ぷりやま:俺が声かけて、適当に麻雀を打つくらいで……。

坂神:そうそう。それでも満足してたっちゃしてたんすけど、もっと活発的に動いてほしいって声もいただいてたんで。ありがたいことに。何かしらせなアカンなとは思ってました。

ヌコメ:ニャ。

氷雨:曲も「出そう!」「作ろう!」と思っていても、結局先延ばしにしてばっかりだったので……。 しっかりと『アルバム制作』として動いた方が、全員動くだろうなと。

ぷりやま:みんなやれば出来るんだよね。やらないだけで。

氷雨:何かを始めるのは腰が重いけど、始まってしまえばやるしかないので。

坂神:ほな、なんか作ろか~って。

-製作にあたって苦労した点や悩んだ点は?

坂神:ん~(少し考える) 特に思い当んないっすね。気軽に連絡も取り合える仲ですし。ケツが決まってたワケでもないんでゆるく作りましたよ。

氷雨:hook(サビ)は俺かヌコメが作るので、メロディが降りてこない時は大変でしたね。

ぷりやま:俺も特にないかな。テーマとトラック決まったら1日~2日で録音しちゃうんで。

氷雨:テーマもトラックもヌコメが頭抱えてたよ。誰も具体的な案出さないから。

ヌコメ:ニャ。

-今回のアルバムタイトルは「ダラリアン」ですが、タイトルに込められた意味は?

坂神:コレ、マジで深い意味はないんすよ(笑)

氷雨:雑談してる時にぷりちゃんが言ったギャグですからね。ダラリアン。

ぷりやま:バックトゥザフューチャーのデロリアンをもじったギャグです。ギャグなのか?

坂神:俺ら四人がタイムスリップしたら~みたいな話をしてたんすよ。そしたらぷりちゃんがボソっと「ダラリアンに乗りこんで……」みたいなことを言うて。それに対してオレがツッコむっていう。

氷雨:なんか響きがウケたので、時たま四人で話してる時にネタにしてた単語ですね。

ヌコメ:ニャ。

ぷりやま:制作途中で、アルバムタイトルをこれにしようと決めた感じです。

坂神:悠冰がPUNPEEの『MODERN TIMES』にハマってた時期だったのもあって、「じゃあダラリアンで良いか」って。

氷雨:遠い未来の俺たちがまだ仲良くしてたら、タイムマシンに乗って今の俺たちの様子を見に来て何を思うかな~という意味を、後付けで乗せました。正直、アルバムタイトル気にせずに作った曲の方が多いです。


様々な思いが込められた楽曲たち


-それぞれ収録楽曲で、お気に入りの曲や思い入れの深い曲はありますか?

坂神:オレは『basil』っすね。ぶっちゃけリファレンスがBOOGEY VOXXの『Fulfill』なんすけど、リファレンス元にも負けないくらい、自分なりに納得の出来るラップが出来ました。

氷雨:坂神のバースで好きなラインがあって。
ミートが足りてないwaist 満たすために食らいつくyeast」 の言葉遊びが好きです。

坂神:細身の俺がピザで腹を満たすってリリックなんすけど、ちょうど関西から関東へ引っ越したタイミングで書いたんすよね。westからeastへ。

ぷりやま:関西では満足してなかったのか?

坂神:そういうワケじゃないねんけどな(笑) あくまでwestとeastにかけたかっただけで、大阪でもめちゃくちゃ人生謳歌しとったわ。

ヌコメ:ニャ。


ぷりやま:俺は『MDmA』が好きかな。

氷雨:俺の録音が一番大変だったやつね。

坂神:オマエこんなhookもイケるんや!って思ったわ。

ぷりやま:激しめのトラックで叫ぶようなhookって、今までの曲ではなかったよね(笑)

氷雨:声がちいせえって怒られる事の方が多いのに。

ヌコメ:ニャ。

氷雨:タイトルは略称で、実際には「Menhera Domino Attack」なんです。メンヘラ(=落ち込んでいる人)への応援歌。くよくよ悩んでる人をまとめてドミノ倒しにしちゃおう!って気持ちで作りました。

坂神:それ応援してるか?

ぷりやま:最初メンヘラ全員ぶったおす曲だと思ってリリック書いたわ。俺全部書き直したもん。

氷雨:背中押すイメージで……。 強く押したらドミノ倒しになっちゃった(笑)


ヌコメ:ネコが一番お気に入りの曲は『ACID』ですね。全員が本気でファイティングポーズを取ってパンチを打てたと思います。ネコパンチ!シュシュ!

坂神:こういうテーマ書かせたら、ヌが一番輝くからな。

ぷりやま:同じテーマで散々書きすぎて、もう書くことないんだよな。

氷雨:俺たちはあと何回くらい他人の悪口を書くんだ……?

ヌコメ:でもキミらこういうのが一番得意でしょ。


氷雨:俺は『スピード・アップ』ですね。曲全体のつくりが面白い形になっていて、聴いてて面白いです。

ぷりやま:BPMがドンドン早くなっていくんだよね。

氷雨:RIP SLYMEの「Super Shooter」から着想を得たのよね。終わりに向けて盛り上がっていく構成が好きで。

坂神:それぞれが得意とするBPM帯やビートの方向性も異なるんで、全員が全員いい部分を出せたと思いますね。俺も好きやわコレ。

ヌコメ:ニャ。

氷雨:この曲はルールを一つだけ決めていて。BOOGEY VOXXの曲から引用したフレーズを各バースに入れてあります。

坂神:オレらの周りで、誰にも邪魔されないスピードで進んでいるのはBOOGEY VOXXなので。

ぷりやま:あ、あのルールそういう意味だったの?

氷雨:えっ!

坂神:ぷりちゃんいる前で話したやろ!

ぷりやま:全然覚えてない(笑)

ヌコメ:ニャ。

氷雨:たしかにあの時のぷりちゃん、ツマミ作りながら会議してたかも。

坂神:ホンマ変わらんな。逆に安心するわ。

-今回の表題曲「Trip」は、どういった曲ですか?

氷雨:アルバムタイトルの話でも触れた、「未来のだらだら組」とか「タイムトラベル」がテーマになってます。「”未来のだらだら組”がタイムマシンで”今のだらだら組”を見に来るなら、今の俺たちが未来のお前らを覗いた曲を作ってやるぞ」っていう。

坂神:各自が思い描いた、未来のオレら視点を描いてます。

ぷりやま:年齢的に考えたら数十年後のはずだけど、結構遠い未来をイメージして書いちゃったな。

坂神:特にどういう未来かって決めてへんよな?オレも好きに書いたわ。

氷雨:未来はひとつじゃなくて、無限に枝分かれしていると思っているので。それぞれが書いた中身がまったく違っても、そのどれもが可能性を秘めた未来かなって。

ヌコメ:ニャ。

ぷりやま:俺の未来、荒廃した世界だもん。ケンシロウと同じ時間軸にいる。

坂神:アレ世紀末やから、ほな過去やん!って思っててんけど(笑)

ぷりやま:まぁ、どの未来も可能性あるらしいから。

氷雨:その世界線にタイムマシンがあるかって言われると怪しいな……。


今後の活躍が期待されるだらだら組

-アルバムの反響はどうでしたか?

坂神:ありがたい事に、たくさん感想いただいてます。

氷雨:友達にもリスナーさんにも、かなり好評で……。 嬉しいですね。

ぷりやま:正直、モチベーションも上がりました。こんなに聴いてもらえると思ってなかったし。

ヌコメ:ニャニャ!

-今後の活動予定や決まっている制作はありますか?

坂神:今すぐに次の盤とかは考えてないすけど、制作とか活動はもう少し気合入れたいと思いますね。

ぷりやま:だらだらしてられなくなってきたな。

氷雨:改名する?

坂神:名前変えたら、だらだら出来んくなるで?

ヌコメ:ニャ。

氷雨:……しばらくはだらだら組でいこうと思います。

-最後に、ひとことコメントをお願いします。

氷雨:制作に関わっていただいた方々や、アルバムを買ってくれたリスナー、いつも応援してくれているみなさんのおかげで頑張れました。みんなありがとう!

坂神:大したコトは出来ませんけど、これからもオモロいことやっていきたいと思います。よろしゅう。

ぷりやま:神に感謝。

ヌコメ:ネコキャラってインタビューで普通に喋っていいんですか?



個性的なイメージが強いだらだら組
今回のインタビューを通して、その実それぞれのバランスが取れていると改めて感じた。
今後の彼らが”だらだら”と過ごすのか、精力的な活動をしていくのか。
だらだら組の、これからの動向と活躍に注目したい。




この記事はフィクションです。

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