ソダチネ

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最近の記事

小学校あるある(BBA編)

バイト先での話… 教員を辞めて、アルバイトに明け暮れる毎日を送っています。アルバイトを始めてからは、教員時代に見えていなかった「世間」というものに触れて、衝撃を受けることも多くあり、刺激的で楽しく、苦しいです。 あるバイト先では、これまで全くやったことがなかったレジ打ち・会計関係をしているのですが、客によって態度が様々なことに驚きました。レジ打ちをするまでは、せいぜい自分の前に並んでいる客の態度くらいしか見ることはなかったわけですから、当然の驚きではありますが…。 比較的お

    • 発達障害と言われたら?

      小学校で、発達障害と診断を受け、特別支援学級に通う子が年々増えている実感がある。 私の友人の子も、3歳で自閉スペクトラム症と診断を受けたそう。4歳になった今、言葉がたくさん出てきて会話もできるようになってきたらしく、少し安心したと教えてくれた。 双極性障害、自閉スペクトラム症、注意欠如多動症…。どれも生活するうえで苦しさがあるものであるとの理解はある。大人になってからの診断によって、当人の心が軽くなり生きやすくなったという話もよく聞く。 でも、その障害の要因として、遺伝があ

      • 教師を辞めた理由 (赤裸々)

        大した文章を書けない私ですが、今回は初めて有料の記事として書いてみます。有料に値する記事ではないと思いますが、極めて具体的で、赤裸々な内容となりますので、誰でも見ることができる状態で投稿するのは抵抗がありました。ためになるかはわかりませんが、かなり踏み込んだ内容になり、教師の退職理由として一つの具体例としては意味があるのかなと思いますので、興味がある方はご覧ください。そんなことで、初めての有料記事。よろしくお願いします。 私は、現在33歳。小学生のころから「将来は学校の先生

        ¥300〜
        割引あり
        • 本当に支援員に感謝してる?

          タイトルの主語は、「担任は」である。 小、中学校などには、支援員という方がいる。近年、個別最適な学びのために、現場に支援員の数が増えてきたように思う。国としても支援員の増員する方向でかじを切っているらしい。 仕事の内容は様々で、生活に関わる支援、学習に関わる支援が主となるが、最近では、給食の時間帯だけの支援など、様々な種類の支援員がいるようだ。 支援員は、担任の手や目が行き届かないところをサポートしてくれるため、本来は有難いと思われるはずの仕事だ。実際、私がいた学校では、

          夏休みの宿題。保護者、担任、あなたのスタンスは?

          夏休みに突入。 私が担任をしている時、子どもたちによって宿題への取り組み方は様々…。 始まってすぐにエンジン全開で、「7月中に終わらせる!」と燃える子、 計画をしっかり練って、コツコツとこなす子、 楽観的で、最後にまとめてがんばる子などなど…。 宿題を出した張本人の担任の先生、保護者の子どもを見守るスタンスも様々だと思います。私が考える、近くで見守る大人のあるべきスタンスを、独断と偏見で申し上げます。 結論:決意させ、後悔させろ私が働いた小学校では、自分の担任するクラスの

          夏休みの宿題。保護者、担任、あなたのスタンスは?

          通知表は必要?不要?

          もうすぐ夏休み。 長期休みの前、教師の大きな仕事として「1学期の成績をつける」というものがある。最近は3学期制ではなく、前期と後期の2期生をとっている自治体や、通知表は年度末に1回だけ、というところも出てきた。少数ではあるが、通知表自体をやめた学校もある。 これまで11年間、小学校の教員として通知表を作成し続けた私の意見としては、通知表は「不要」だと考えている。 まず、職員室でどのようにして通知表が作成されるかご存じだろうか。私は職員室での成績処理に関する教師たちが交わす

          通知表は必要?不要?

          プール授業での悲劇

          高知市でのプール授業中、児童が死亡した事故について、テレビやネットニュースで繰り返し見聞きするたびに胸がいたむ。私は、現役の頃プール授業について否定的であり、その考えは今も変わらない。そもそも、文部科学省が示す学習指導要領に否定的である。(内容が煩雑になるため指導要領については別の機会に書くことにする。) 小学校で水泳を学ぶ意義は、「いざという時に命を守るため」が一番てっぺんにくるものだと考えながら指導してきた。しかし、25m、50m泳げるようになったところで、「いざ」とい

          プール授業での悲劇

          わかりやすさ VS まどろっこしさ

          昨日の夜、妻と言い争いをした。 妻が、夕飯の最後にとっておいた焼き芋の皮をむき、口を開いて今まさにかぶりつこうとした瞬間、3歳の息子が 「焼き芋食べたい…。」 と言ったのだ。妻は眉間に一本のしわをよせ、返した言葉は 「あなたは最初に食べたでしょ。これはママの。」 確かに息子は一番初めに焼き芋を食べ、その後に夕飯を食べたので正論である。私をこれを流せばよかったのだが、余計な一言が出てしまった。 「あげればいいじゃん。相手は3歳の子ども。これから大きくなる子ども。ママはいつも痩せ

          わかりやすさ VS まどろっこしさ