人間は生来的に狂っている

人間は生まれた時はみんな狂っている。が、学校教育や社会教育の過程で普通という修正パッチを適用されてしまうのだろう。孤独な人間ほど異常さが際立つ傾向にあるのもそのせいだと思う。何かしらの社会に属して他人と比較して自己を修正する機会がないのだから仕方がない。かくいう僕もよく変わっているとかおかしいとか言われることが多い。そしてもちろん中学校は行かなかったし、友人と呼べる人など指を詰めても数えられるくらいである。でも、僕は逆に普通のことに対して狂っていると思うことが多い。というか基本的に文化は全て一種の狂いでしかないと思う。小学校低学年の頃にはすでに子供を軟禁している学校というシステムは狂っていると思っていた。そういった狂いに対し、登校拒否という拒否反応を示した僕の方が正常なのではないかとさえ今は思えてくる。はみ出しものこそ実は正常なのではないだろうか。ただ人間社会においてはマジョリティこそが正常とされている(よくよく考えるとこれも全く理にかなっていない)からついてこれない人間はただただ狂人として排除されてしまう。僕が狂っているのは間違いないだろう。だって俺は生まれた時から社会からの修正パッチを拒んできており、俺は俺としての生来の正常(狂い)を保っているのだから。だからこそ狂っていて、社会の形に歪んでしまったのはお前たちの方なんじゃないかっていつも思ってしまうんだよ。

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