Social Post サービス終了のお知らせ

いつもSocial Postをご利用頂きありがとうございます。Social Post代表の廣瀬です。

急ではございますがSocial Postは11月17日(日)を持ちまして、サービスを終了することになりました。平素よりご利用頂いていた皆さまにはご不便をおかけし、大変申し訳ございません。

今回は少しばかりサービス終了に至った背景を説明させてください。

サービス終了に至った一番大きな問いは「これで本当に社会は変わるのか」です。

私たちがやっているのは通常のビジネスではなく、あくまでも社会問題を解決するためのソーシャルビジネス。日本の社会・政治参加意識が低いという問題を解決するために、アプリの運営会社であるTomoshi Bito株式会社を立ち上げました。

Social Postの前身「どっち?」からご利用頂いている方はご存知かと思いますが、より多くの人が社会問題や政治に興味を惹くように、みんなの意見が分かるニュースアプリ「どっち?」をローンチし、どうすれば普段社会問題や政治のことをあまり話さないような人たちを巻き込めるかを考えアプリの方針も変えていきました。

しかし実際蓋を開けるとアプリを利用してくださったのは、社会問題や政治に関心が高い人たち。なかなかアプリでは本来私たちがリーチさせたかった人たちにサービスを届けることができませんでした。

SNSが一番の情報ソースになっている今、自分の関心がない情報は入ってきにくい状況にあります。どれだけ多くの人が社会問題に声を上げていても、政治のニュースを伝えていても、それでは届かない人たちがいる。そのことに気付いた時、それじゃあ関心が高い人たちがより知識を深め、行動に移していけるようなサービスを作ろうと今のSocial Postが誕生しました。

ですがアプリを作ったときから副代表の藤田とよく話していました。僕たちはボトムアップを担っていく存在になろうと。周りを見渡せば、社会を変えるリーダーを輩出するような、トップを変えていく会社はたくさんありました。ですがボトムアップを担っているといえる会社はほんの数社。それくらい関心が低い層を巻き込むことは難しいことだと思います。でもだからこそ、そこに存在意義があると考えていたのです。

改めて僕たちは何をするべきかを考えたとき、関心が高い人に向けたサービスを続けていくことは目指していた姿ではなく、事業を根本から見直す運びとなりました。

今後は教育事業を展開し、取捨選択に関わらずすべての人に社会問題に関心を持つキッカケを提供していきたいと考えています。

「どっち?」や「Social Post」は通常のニュースサービスとは異なり、コメントが主になるアプリですので、ユーザーの皆さん抜きでは決してここまで作り上げることはできませんでした。応援していただいた皆様には感謝の気持ちがいっぱいと同時にご期待に応えられないことを大変に申し訳なく思っています。ここまでサービスを利用していただき、そして支えていただき、本当にありがとうございました。そして急遽事業方針を変えることになり、申し訳ございません。

これからは少し手段は変わってしまいますが、実現したい社会像は全く変わりません。「誰も取り残さず、社会問題が自分事とされる社会」に向かって、一人でも多くの子どもたちに社会問題と関わる機会を提供していきたいと考えていますので、今後も活動を見守っていただけると幸いです。

改めまして3月のサービスローンチから約8カ月、「どっち?」ならびに「Social Post」をご利用頂き本当にありがとうございました。今後ともTomoshi Bitoをよろしくお願いいたします。

2019.11.14 Tomoshi Bito代表 廣瀬智之