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【スーパーコンピュータ Cray(クレイ)とMacintoshの逸話】

 スーパーコンピュータと言えば、その性能ランキング
である「TOP500」で、日本の理化学研究所と富士通が
共同開発した「富岳」が、2021年も4期連続で世界第1位
を獲得し、日本が誇れる数少ないITテクノロジーの1つであります。

 スーパーコンピューターと言われる超高性能なコンピ
ュータは、今から半世紀前の1970年代、アメリカのコン
ピュータ設計者シーモア・クレイによって設立された
クレイ・リサーチが作ったCray-1が、その始まりと言われ
ている。その後、Cray-2、Cray-3と開発が進むなかで、
Cray(クレイ)とMacintoshに係るこんな逸話が話題と
なって、当時、多くのMacintoshユーザーのデザイナー達
が誇らしく語っていた。

「アップルが新しいMACをデザインするために Crayを
 買おうとしてると聞いて、シーモア・クレイはうんざり
 したように言った。
 次の Crayをデザインするために、ちょうどMacintoshを
 買ったところだ、と。」

 AppleのMacintoshは、その誕生時から操作性と高性能
から、多くの業界のデザイナー達が使うパソコンであったが、
それは現在も変わっていない。またスーパーコンピューター
Crayは、高性能な計算能力を発揮するだけの「富岳」のよう
な箱型でなく、配線長を短くするといった技術的な面もあっ
て円筒形を採用し、その下部の廻りには人が座ることができ
るというデザインも重視した形状をしていた。

※著者:菅野弘達のプロフィール
 https://www.socialmedia-marketing.jp/profile/

(2021.1.8 Vol.3)

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