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知らなかった!! アメリカでTikTokが禁止される本当の理由

2023年5月、アメリカ北西部の自然豊かな
モンタナ州で、TikTokの全面禁止の州法が
議会を通過したというニュースは、米国内は
元より、日本をはじめ先進諸国を驚かせた。
そして2024年3月、米連邦下院でもTikTokの
利用を禁止できる法案が成立。開発元のバイト
ダンス社が、米国法人の事業を売却しない限り
米国内でのTikTokの利用が禁止されます。

TikTokの禁止理由は、よく言われているように、
「バイトダンスの社員(中国共産党員もいる)
は、他国のユーザーのデータを定期的にバック
アップし、収集・分析、中国政府からの要請が
あれば、そのデータを中国当局に提供する
危険性がある」という理由である。 
私もそうだと思っていた。

世界中のIT関連の情報に詳しい専門家のメル
マガを読んでいたら、TikTokの利用禁止の
理由が別のところにあるということを初めて
知りビックリしました。

トランプ前大統領、バイデン大統領、そして
議会に、TikTokの利用が禁止の圧力を掛けて
いたのが、全米に1億人の信者を擁している
米国キリスト教原理主義福音派とのこと。
福音派は、聖書を文字通りに理解し、進化論
を認めないなど最右翼の集団。なぜ福音派が
TikTokの利用禁止を求めるのかというと、
同派が米国のキリスト教の主流派でなかった
にも係わらず、巧みなインターネット戦略に
より、わずか30年強で米国一の宗教団体に
まで登り詰めた。このインターネット戦略が、
若者に人気のTikTok、中国企業のバイト
ダンス社には、まったく使えず、若年層の
布教に影響をきたすということで、政治家、
政府に圧力を掛けているそうです。

なにせ信者1億人、大統領選では投票者の
およそ40%を占めるなど、政治的にも大き
な影響力を持つのが福音派。まさか最先端
のスマホアプリに、宗教団体が関係して
いたとは?!

(2024.5.8 Vol.78)

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