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[観戦記]21−22UCL:GroupA 1節 マンチェスター・シティvsRBライプツィヒ

いよいよ今季も欧州最高峰の戦いが始まりました。wowowの独占放送が昨年から始まりましたが、オンデマンドの不具合が多いこと。笑

どうにかしてくれい!


シティはリーグ戦を開幕からレビューしていましたが、ブンデスリーガはdaznで視聴できないので、この度スカパーオンデマンドを契約し、ライプツィヒの試合をチェックしました。(一試合だけですが。)




簡単にですがブンデスリーガ4節vsバイエルン・ミュンヘンの印象としては

・SBがかなり高い位置を取るので、そこのスペースをカウンターでやられる

・注目若手CBシマカン:対人は強いがビルドアップはそこそこ

・2列目の両サイドはハーフスペースに侵入

・バイエルン・ミュンヘン強すぎ。笑


という感じです。唯一のサンプルがバイエルンとのゲームというのも酷ですが、主力と指揮官を引き抜かれまだまだ出来上がっていないチームという印象。

シティはここ3試合メンバーを固定して戦っていましたが、ミッドウィークのゲームということで恐らくメンツをいじってくるであろうという予想。




.スターティングメンバー




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シティはリーグ戦からCBアケ、LSBジンチェンコ、RIHにデブライネ、RWGにマフレズと4人を変更。

しっかりとこの起用された選手の特徴が出たゲームになりました。

両者のイケイケな攻撃力と、未熟な部分を多く残す守備面を象徴するような乱打戦をレビューします。



2.お馴染みの2−3ビルドアップ〜ジンチェンコ効果

シティはリーグ戦でも継続している2−3−2−3の配置で攻撃。

両SBが内側に絞る形もお馴染みになりましたが、今回SBに起用されたジンチェンコとカンセロはシティのSBの中でも攻撃力が最も高い組み合わせではないでしょうか。

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ライプツィヒはリーグで対戦したトッテナムやレスターのように、中央の密度を高める守備で対応。

基本配置は4−2−3−1で、中央のオルモ、シルバがCBへの牽制とロドリの監視。両サイドのヌクンクとフォルシュベリが両SBを監視する形。

ジンチェンコが絞ることで、LWGのグリーリッシュへのパスコースを作り、シルバがパラレラ(チャンネルラン)でCBを釣りながら絡む形はレスター戦でも見られた形。

このゲームでよく見られたのが、ジンチェンコがヌクンクとオルモの間の狭いスペースでボールを受ける形。

マーカーであるヌクンクの背後から侵入し、そこからロドリへのパスや、ボールキープをする形。中盤が本職のジンチェンコは、ライプツィヒが狭くしているエリアでも難なくプレーできます。

グリーリッシュにボールが渡った場合にもハーフスペースでボールを受けるなど積極的にボールに関与していました。


3.悪夢のデブライネクロス

ついに先発メンバーに名を連ねた天才MF。まだコンディションは100%ではないとは思いますが、2点目(ムキエレのOG)はデブライネ得意の形。

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ペナ角からDFとGKの間に速いクロスボール。精密機械のようなキック精度を持つデブライネはこの相手にとって悪夢のようなクロスを量産できます。


・戻りながら対応しなければならない

・うかつに触ることもできない

・触らなければファーの選手に合わせられる

高い選手がいないシティでもこのデブライネのクロスは驚異的な武器になります。ムキエレのOGにはかなり同情します。笑

多分ヘディングでGKに戻したかったのでしょう。笑



4.反撃見せたライプツィヒ〜ペップ激怒

スコア(6−3)が物語るように、ライプツィヒもシティの前線からのプレッシングをうまく外して攻撃に転じていました。

シティはWGがSBのパスコースを切りながらCBにプレッシング。GKへのバックパスにもそのまま二度追いする場面もありました。

人に基準を置く積極的なプレッシングでしたが、時折CBに寄せるのがIHの場合もありましたし(ハメることを優先して臨機応変にしているのかも)、下りてきた中盤の選手に対してマークが定まらず、そのまま前進を許したシーンもありました。

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2失点目のシーンでは、RDHのアダムスがサリーの形でDFラインへ。

アダムスにはトーレス、CBは両WGが見る形でしたが、このときもう一枚LDHのライマーが下りてボールを受けにきます。

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・両ボランチ2枚とも下りる+オルモが2列目から斜め後ろに下りる

この2つの動きで完全にマークのズレを生み出したライプツィヒ。

トーレスがフリーになったライマーを見つけてデブライネに

「おい!おまえのマークやろ。」

みたいなリアクションしてたんで、ものの見事に外されたんだと確信しました。笑

連動して下りていたオルモと、高い位置へポジションを上げていたアンヘリーニョも流石です。

ライマーがフリーのまま運び、(追っていたデブライネは主審の覇王色の覇気を喰らって転倒。笑)

パスを受けたオルモがドリブルでハーフスペースに侵入してクロス。

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ゴール前にしっかりと人数をかけれていたライプツィヒ。先制点同様、右サイドから中央に侵入したヌクンクがヘディングで決めました。

前線から積極的に押し出してプレスに行くシティでしたが、まだまだ守備面では改善の余地がありそうです。


ペップも激怒し、お説教モード。笑


妥協を許さないこの姿勢こそペップ・グアルディオラの凄さですよね。狂気じみた完璧主義者なので今後しっかり修正してくれると思います!

攻撃面では未だ完全体の2−3ビルドアップを抑えきられたチームはありません。(開幕戦はメンディートラブルも有ったのでノーカウント。笑)

今後は対戦チームの攻略方法にもより注目していきたいです。




ライプツィヒは得点直後に失点を喰らう展開でゲームオーバー。

グリーリッシュとカンセロのゴラッソは精神的にきつかったかなと。

攻撃ではいい場面を作れていただけにもったいないゲームでした。


週末にはすぐにプレミアリーグ第5節サウサンプトン戦。

そしてCLの次のゲームはカタールの方のオイルマネー(PSG)との油ダービー!!

このグループの大一番。

メッシ、ネイマール、ムバッペの理不尽なアタッカー陣にグアルディオラがどう立ち向かうのか楽しみです。


あくまでも個人の意見です!では今回はこの辺で。

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