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野球は感覚のスポーツ

小学校から高校まで野球をしてきて感じたことが

アドバイスはその時に理解できるはずがない

これは高校で特に感じたことで、指導者の方やトレーナー、先輩ときには
後輩にアドバイスを貰うこともある。
僕の経験ではそのアドバイスを試してその時にすぐ理解できることは
ほとんどなかった。あったとしたらすでにできていることで
それを再確認するということぐらいだと思う。 

本当に自分になかった感覚のアドバイスはその時は違和感でしかなく、
そのアドバイスを続けると
ふとした瞬間にこのことを言っていたのかと
自分で腑に落ちる時が来る。
その時が本当の意味でアドバイスを理解したということだと思う。

高校入学でのビギナーズラック

これはかなり多いパターンで高校で野球部に入り、
直ぐに結果が出て一年秋にメンバーに入り、
その後なかなかメンバーに入れない選手がいる。 
僕もそのパターンだった。なぜそれが起きるのかを僕なりに考えた。

我流でそれなりに結果を出せた。

中学校まであまりフォームをいじられず、高校に入ってそのまま結果が出た。
その後メンバーに入るとメンバーだけの練習が増え、
指導者がアドバイスしてくださる機会が増える。
そこで自分にあったアドバイスを受けられたなら右肩上がりに結果は出るだろう

しかし、アドバイスが合わない、もしくは理解できない選手が一定数いる。
特に真面目な選手はアドバイスをすべて受け入れてしまい、取捨選択ができず、
元々持っていた長所を失ってしまいがちだ。
この結果ビギナーズラックが生まれるのだと思う。 

もちろん我流では限界があり、強豪と言われる相手ピッチャーと対峙したとき
基礎がない我流では打てないだろう。 

だからこそ

アドバイスは求められた時にするものである

僕は指導者をしたことが無いのであくまで選手目線でしか話せないが
好調の時にアドバイスを受け入れた結果、調子を崩す経験があった。
もちろん指導者はもっと良くなってほしいという思いだと思うが選手にとって適したフォームがあり、他人にはわからない感覚もある。
なので悩んでいる選手に対してまず声をかけ、悩みを聞き、その結果アドバイスを求めていると感じた段階でアドバイスをするのが正しい。
そしてアドバイスを理解できると正しいフォームが身についていくのだと思う

人は成功体験でしか語れない

これも指導者が陥りがちなケースだと思う。
自分がこう打ってたからこれが正しいと押し付けてしまうケース。 
上でも書いたように野球は感覚のスポーツなので
自分にしかわからない感覚を誰もが持っている。
なので

一つの選択肢としてのアドバイス

というスタンスでのアドバイスの仕方が大切でそれを試して合わなければ
しなくてもいいと言ってあげるべき。
そのアドバイスをすぐにできなくても頭の片隅においておけば
それを理解できるタイミングが来たとき選手自身にひとつの引き出しが増える。


自分の経験から感じたことを書きました。

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