ドバイメモ

木金でドバイに出張で行ってきた。弾丸すぎて現地滞在時間が20時間を切っていて、飛行機に乗っていたのが22時間だからこっちの方が長い。

まず羽田で驚いた。
僕はJTBを全く信用していないので、毎回チェックインの時にマイルの登録がされていることを確認している。
番号の登録はされていたが、東京ドバイはマイル積算対象外。もう何のための出張なのかこの時点でわからなくなる。JALで予約すると同じ便でも溜まるのかもしれないが、価格は1.5倍の24万だ。もちろん、許されない。
もう一つ確認するのが、予約されている席の横が空いているかだ。みんなそうだが、空いているかどうかで、フライトの疲労度が1055937159倍は違う。
今回は奇跡的に往復とも3席に自分しかいない完璧なシチュエーション。エコノミーにあと二十年乗らないといけないと考えると地獄すぎて頭を抱えてしゃがみこんでしまうが、我慢だ。

0時のフライトで出発すると22時間かけて同じ日の朝8時につく。陽気なインド人が出迎えてくれて、そのまま客先のところまで行く。

日本人、インド人、日本人、インド人、インド人、日本人との打ち合わせも終わって、ホテル戻る。ドバイの街は面白くて、幹線道路が一本あり、フリーゾーンと空港を結んでいる。そしてこの街のほぼ全てが、この幹線道路の両サイドに集約されている。最近はこの幹線道路と平行した4キロ離れたところにもう一本高速を作っているらしい。シンガポールと違って、並行する道路ができるたびに街が大きくなっていくイメージだ。しかもその幹線道路の上にメトロが走っていて、空飛ぶ電車っぽくてかっこいい。

16時にホテルに戻り、ドロドロになった体に熱湯を浴びせる。

会食まで時間があるので、散歩する。一応北半球だからなのか、日が落ちるのが早めで5時には薄暗くなってしまう。どうしても海が見たかったので20分歩いて砂浜まで。砂浜のすぐそばに高層ビルがならぶ異様な光景だ。

僕を迎えてくれたインド人のドライバーは、リンさんはめっちゃいい季節に来たね!という。

確かに22-28度と暑くもなく、砂漠というイメージが先行するが、結構湿度も高い。多少汗をかきやすいが、気持ちがいい。

それでも喉が渇いたので、スタバでレモネードを買う。名前を聞かれたので、LIN. エル、アイ、エヌ、リンと答えた。

やはり間違えられた。僕は山本でもブルーハーツでもなく、ただのリンだ。

この悲劇は海外のどこに行っても、起きている。この前はリンと言ったはずなのに、ステファンと間違えられた名前をコップに書かれた。どう見たら僕はステファンになるのか教えて欲しい。

だから、リンダでもまだマシだ。

ドバイはお酒を買うのにタスポ的なものがいるし、基本的にイスラムを尊重して、街中ではお酒が売っていない。ホテルには入らないと販酒免許を持つ店がなく飲めない。

客先の社長にはお酒が飲めるところに連れて行ってもらったが、確かに欧米人しかいない。

酔っ払って寝て起きて6時にピックアップしてもらって、空港に向かう。
乗り遅れそうになるが、出国審査が半端ないスピードでこなされている。ストップウォッチでは買ってみたら通過に20秒しかかからなかった。

大丈夫なのか。

思ったより金持ちしかいない頭のいかれた国ではなかったので、また来たい。

あと、ありきたりだが、みんな優しい。客先のインド人とも仲良くなれてよかった。

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