Gero

昨日下呂に行った。

名古屋から下呂に向かう途中、日本昭和村という、テーマパークを通る。

ここら辺には昭和村、大正村、明治村があるらしく、多分どこもそろそろ潰れると思う。

雨にもかかわらず、広大な駐車場にちょこちょこ車が泊まっている。もちろん入らなかったが、中には家族連れが見える。でもきっと潰れる。

1.自販機が使用禁止になってる。しかも電気が通っていて、ボタンを押すと反応する。でも決済はできない。コスト管理がずさん。

2.昭和の音楽がながれてるのはいいんだが、建物が本当に昭和なのかと思うくらい古い。テイストもあんまり昭和っぽくない。

3.2のように、再投資されているようには思えず、おそらくキャッシュが潤沢ではないのに加え、銀行融資もあまり受けられず、明確な成長計画もない。

4.駐車場広すぎる。絶対ピーク時でもこんなこないから一部土地売却したほうがいい。

とクソ真面目なつまらんことを考えていたら、クレヨンしんちゃんのオトナ帝国を思い出す。しんちゃん史上空前絶後の名作だ。僕はクライマックスでしんちゃんが階段を駆け上がるシーンで何回も泣いている。

大人はなぜ子どもを連れてここに来るのか…昭和の匂いでも放出されているのか。

下呂に着く。Welcome to Gero!って書いてある。
それだけはダメだ。下呂は漢字以外の表記は禁ざれるべきだ。ゲロ、げろ、GERO。全部ダメだ。

箱根ほど成功してる観光地はあんまりないと思うのだが、箱根はあんまり好きじゃない。ここは逆に再投資されすぎているし、ただの観光地になってしまってる。何もかもが真新しく小綺麗だ。

下呂が面白いのは、この地には観光以外の産業がおそらくない気がしていたが、居住者向けの施設が観光地に入り組んでるようにある。床屋、化粧品屋、薬局、おそらく地元向けのスナック、市民センター、信用金庫、普通のマンション…。
普通観光地は同じところにホテル旅館を密集させて、その裏にこういう居住者向けのサービスが安めの地代で展開しているのが一般的なきがするのだが、この町は入り組みまくっていていい。

話は名古屋まで戻して、うなぎを食べた。初めて関西のうなぎを食べた。関東は背から開いて、柔らかい表面になってるのと比べて、関西は腹から開くので、背の筋がコリコリしてて美味しいし、カリカリに焼いてある。

でもやっぱりうなぎは一人で黙々と食べるのが一番美味しいランキング1位の食べ物だと思った。

いまからまた来るまで戻る。温泉に入って、往路の疲れを癒し、復路でまた疲れるので、温泉に入る前の状態に戻るのがいい。

4時間かかるけど腰に気をつけて頑張りたい。

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