無料動画編集ソフトの限界を知ろう。無料or有料【有料ソフトを買う前に見た方が良い初期投資】

無料ソフトから有料ソフトへ移行したい人。
これから、本気で動画編集を始めたいけど、無料ソフトと有料ソフトのどちらに手を付けるか悩んでいる人。

無料ソフトでどこまでの編集が出来るのか、限界を知りたくありませんか?
やはり、無料ソフトなので有料ソフトに負けてしまうのは仕方がありません。ですが、自分の目標がどれぐらいのものなのか、また、自分の目標に無料ソフトが耐える事が出来るのか。
目標に耐えることが出来るならば、そのまま無料ソフトを使い倒しましょう。しかし、もし目標に耐える事が出来ないのならば、貴方は早々に有料ソフトに切り替えた方が良いでしょう。

今回は、無料動画編集ソフトのAviUtlを無料ソフトとして考えて行きます。

素晴らしい数々の作品から学ぶ事

YoutubeでAviUtl 作品 と検索してみればいくらでもヒットする事でしょう。
その中には、有料ソフトで作ったのではないかと思ってしまうほどに完成度の高い作品が数多くあります。
だいたい、再生回数が10万を超えている作品辺りがAviUtlの最高峰と言っても過言ではないでしょう。
その中で共通点を見つけて欲しいのは、ほとんどの作品が図形や文字で構成されていませんか?
そこが無料ソフトの限界です。
図形や文字を動かすだけなら無料ソフトで出来ないことはないと言っても過言ではありません。
しかしリアルな炎を作ったり、透明感のある氷を作ったり。とてつもなく苦手な上に、無理やり作ろうとすると膨大な時間が掛かります。作れたとしても有料ソフトには確実に見劣りします。リアルの物は動きも難しく、無理に作ってしまうと絶対に違和感が残ってしまいます。

時間が掛かるだけなら良いのでは?

「時間が掛かろうと良い作品が出来れば良いのではないか?」

この考え方はすぐに捨てましょう。
何故ならば、時間を掛ければ良い作品が出来るのは当たり前だからです。
考えるべきことは、短い時間で良い作品を作る事です。
短い時間で作れるのであれば、すぐにその技術に飛びついて学びましょう。

背景→3D
エフェクト→Adobe After Effects​
挙動→プラグイン

このように、動画を作るためには一つのソフトだけではなく、複数の技術を身につけなければいけません。また、プラグインなどを検索して作業をボタン一つで簡略化出来るものがないかを探しましょう。

時間を短縮する方法の一つとして、無駄な所にこだわらないというのがあります。
時々、動画編集者さん居るのですが、

「ここに滅茶苦茶こだわりました!」
「3回ぐらい見ないと分からないよ?」

小さなところまでこだわるのは良いことですが、自己満足にならないようにしましょう。
目安としては、有料コンテンツは細部までこだわりましょう。
宣伝用コンテンツは細部までこだわっても仕方がありません。なぜなら、掛けた時間とリターンが合わない場合が多いからです。

無料ソフトでフリーランスは無理?

実は、これに関しては全くもってそんなことはありません。全然、稼ぐ事が出来ます。単価の安い案件ばかりを受けましたが、

クラウドワークス 1ヶ月
作業量10本程度
収入1万2000円

これぐらいは、簡単に受ける事が出来ました。簡単な操作を覚えていれば、すぐに案件を受ける事が出来るほどです。
ただし、何よりも速さが求められます
一日1本上げれるようになれば、かなり重宝されます。
有料ソフトの値段に尻込みしている時間があるなら、無料ソフトを使ってフリーランスとしての経験を積んだ方が何倍もマシです。フリーランスでの経験はかなり今後に影響してくるので早めに経験しておく方が役に立ちます。

無料ソフトだと案件の幅が狭まる

実際にクラウドワークスなどを覗いてみると分かるのですが、adobe Premiere Pro(有料ソフト)限定案件が多々見られます。しかも、案件単価が高いです。

これは何故かというと、
プロの方はadobe Premiere Proユーザーが多いため、編集プロジェクト(編集の途中過程データ)を共有する場合に、adobe Premiere Proで編集することが求められます。

つまり、adobe Premiere Proの編集プロジェクトを共有出来ない無料ソフトユーザーは案件に応募すら出来ない状態になってしまいます。

動画編集者に求められるのは?

動画編集者に求められるものを、無料ソフトはどれほど満たせるのでしょうか?

速さ    △
クオリティ ○
引き出し  ×
向上心   △

速さはある程度カバーする事が出来ていると思います。
ただ、抜群に早いかと言うとそうでも無いです。
理由としては、無料ソフトはすぐに重くなる傾向があります。複雑な編集をすればするほど重くなります。おかげで、時間が掛かる&ストレスになる場合が多いです。

クオリティーに関しては、無料ソフトで出来る範囲内ならピカイチだと思います。
ここは、ぶっちゃけ作り手によりますが、初心者でも無理やり作ってしまえば良い動画が出来なくも無いです。他の有料ソフトと同じ土俵に上がらなければ良いだけの話です。

引き出しが問題です。ここで言う引き出しとは、やろうと思えば出来る編集のパターンです。
無料ソフトなだけあって、有料ソフトよりも出来る編集が少ないです。プラグインの量も桁違いに少ない。もちろん、編集の幅が狭いのですから表現の幅が狭くなっています。また、リアルな動画にめっぽう弱いです。実写の動画に弱いと言う時点で、フリーランスで実写の案件に手を出しづらくなってしまいます。
「実写の動画にこのキャラクターを自然に合成してください」
「無理です」
これでは話にならないわけです。
しかし、有料ソフトでの合成の技術は凄まじく撮影した時に、その場にいたかのような編集が短時間で出来ます。

向上心に関しては、無料ソフト内で出来る事ならすぐに吸収する事が出来ると思います。
これがもし、有料ソフトでしか出来ない編集ならばどうでしょうか?
新しい編集ソフトを使うと言うのは、労力とストレスが多大に掛かります。向上心が削られてしまう一つの要因となってしまいます。

無料ソフトから始めるのは無駄?

無駄ではありません。無料ソフトから始めるのは以下のメリットがあります。

・動画編集が向いているか&好きかの確認
・無料なのでハードルが低い
・学んだ技術を有料ソフトでも活かせる
・費用0円なのでそのまま利益へ

自分のスキルとして、向いているのか、または好きなのかを確認する事が出来ます。
もし、ここでどちらでも無いと気づける事が出来たのならば、お金を掛けずに撤退する事が出来ます。無駄なところでお金を掛けない事が大事です。
※もし向いていないのであれば、自分がどのような人物かを分析して、こうゆう人間は動画編集に向いていないといった感じでビジネスに生かそう。

無料なので動画編集を始めるハードルが低いです。
とにかく始めてみないことには何も見えてきません。色々と考える前にまずは始めてみましょう。とにかく始めてみれば、自分がやってみたい編集が見えてくるので、それに向けて動画ソフトを変更すれば、目標にまっすぐ進む事が出来ます。

無料ソフトだからって、有料ソフトと全く違う作りなんてことはほとんどありません。
無料ソフトのAviUtlと有料ソフトのAdobe Premiere Proでは作りが似ています。無料ソフトを触った後に有料ソフトを触ると飲み込みが段違いです。

費用が0円なのでフリーランスで働いた場合に、そのまま利益になります。無料ソフトでも出来る編集を求めているクライアントは少なくありません。そのような案件をわざわざ有料ソフトで月額を払って受けることはありません。無料ソフトの一番の魅了はここですね。

無料ソフトは他のスキルと掛け算

無料ソフトでは、動画編集技術と他のスキルを掛け算する事で市場価値がグッとアップします。
例えば、3Dを掛け算します
3D
・オブジェクトを多方面から見れる
・背景のクオリティが高い
・思った通りの映像が作れる

これらのメリットがあります。
メリットを活かしつつ、編集すれば他の編集者とはワンランクアップすることが出来ます。

これは、動画編集だけではないのですが、何か一つのスキルだけを学んでも弱いです。そこから、新たにスキルを学び掛け算することで市場価値が生まれます。
どんどん、スキルを学んで自分の市場価値を上げていきましょう。
もちろん、上記のことは無料ソフトであろうと無料ソフトであろうと出来るので無料ソフトでも市場価値を上げることが出来ます。

目標を明確にしてソフトを決めよう

無料ソフトと有料ソフトは目的によって決めましょう。
そうでなければ機能が足りなかったり、持て余したりしてしまう場合があります。

無料ソフト
・カット&ペースト
・文字や図形を主にした編集
・動画の簡単な緑抜き
・オブジェクトを動かす

有料ソフト
・実写と同じレベルで合成
・リアルなエフェクトの作成
・どうやって編集したのか分からないレベルのハイクオリティ

だいたいこのような分類になるかと思います。
貴方が目標としているレベルにあったソフトを選びましょう。

コミュニティー

無料ソフトのコミュニティーを覗いてみると、かなり面白い成果が得られると思います。
無料ソフトの限界に挑戦されている方も多数いらっしゃる為、自分が求めるレベルの編集が出来るか一つの指標として覗いてみてください。

▼ニコニコミュニティー
https://com.nicovideo.jp/community/co556462

投稿数が多く、大変為になる動画が多く投稿されています。
無料ソフトの使い方に特化している為、有料ソフトに活かすのは難しい技術が多数あります。
これぐらいのレベルの動画が作れると思って頂いて問題ありません。

まとめ

無料ソフト
・図や文字で構成する編集
・有料ソフトよりも時間が掛かる場合が多々ある
・フリーランスで稼ぐなら余裕
・有料ソフトへの足がかりとなる
・スキルとの掛け算が出来る

これでも良いという方は、無料ソフトに手を付けましょう。
これでは、目標に届かない、物足りないと思う方は有料ソフトを購入しましょう。
mac用に書いた記事ではありますがadobe Premiere Proがオススメです。

無料ソフトを使っていても貴方は立派な動画編集者です!
同士のモチベーションが上がることを祈っています!

バイ茶ッ!

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