統計検定2級を受験しました


あらすじ / 簡易まとめ

・2021/6/20に統計検定2級を受験しました
・知識の定着と、大学などでせっかくそこそこやったので何かに残る形に変換したいという動機でした。
・大学の授業(4年前), 統計学入門(赤本), 公式の過去問3冊を利用しました。
・合否はまだです

追記: 合格(S評価)でした!嬉しいです!

受験までの時系列

数B, 数3, 確率基礎論, 統計基礎
前2つは高校、後ろ二つは大学です。
高校分野は主に確率と積分で、同時確率とか事後確率のような言葉はあんまり意識していなかったものの、計算はこの辺でやったおかげですぐ戻すことができました。

統計基礎では確率変数から始まって期待値分散、各種分布、中心極限定理と大数の法則を通って正規分布に関連した各種推定、検定までという感じでした。

結局この後上記の内容を忘れて学び直しになるのですが一回は教えてもらっていたことあるのとないのでは大きく違うので一応書いておきました

統計学入門 輪読会
しばらくして、自分含めて4人の知り合いと「赤本を毎週1章ずつ読んで感想や不明な点について喋ろう」という会が発足しました。
時期は去年の春~秋で、きっかけはおそらく参加者の一人が院試勉強をする際に他の三人がついでに参加したという感じだと記憶しています。

内容については、赤本自体は全部やると大学の教養授業よりは+αの内容になりますがその辺りは軽く読み飛ばしながら「こんな話もあるんだね」と言った雰囲気で進めていた気がします。参加者全員のモチベーションが「せっかくだから大学の内容定着させ直したいよね」というくらいだったためこれでOKでした。

週1の通話でお互いに納得できるよう補足をしあいながら進めたため、内容はやり直しですが理解度はそこそこ良くなりました。

大学の授業ではテスト前に色々な計算方法や付表の見方の例を詰め込む状態になってしまっていたのですが、若干解消されたように思います。
少し時系列を先回りした話になりますが、統計検定の問題は色々な方向からの理解を問うてくる問題がそこそこあるので、結果のパターンマッチングではなく背後にある定義などから手順を追って考えられるようになったのはよかったと思っています。

(統計検定の申し込みをする)
輪読会が終わった後、「統計検定2級って大学のテストくらいのもんやし行けるで」という話を聞いていたので、今年の4月に申し込みをしました。

過去問を解く
申し込みをして、とりあえず過去問を2冊書いました。

赤本をやっただけではちょっとつらくて2級頻出の内容として、
・図表の読み取りの一部(コレログラムなど)
・実験のデザイン(フィッシャー三原則, 標本抽出の各種手法など)
・分散分析表
・回帰分析
あたりがありました。
下二つは赤本にも含まれているだろという感じがしますが、よく出る話題のため過去問に慣れておくほど得だなというくらいの意味です。

問題と解説を見ながら主に上記のわからない点などを赤本、ネットで補足して穴を埋めていく感じにしました。

進めている途中に思った点として、試験形式がおおよそ35問, 7割合格(= 10ミス程度まで) なので、抜けていた分野の大問に小問が3つあったりするとかなりきついなと思っていました。(分散分析表の作成とか、一致性普遍性のあたりであり得そうだと思っていました)

また試験内容についての体感として、
・問われる「題材」については結構固定
・が、数値が変わっただけでパターンマッチングで解ける問題が7割程度
・3割程度(=全くできないとかなり合格に響く)はそれ以前の年にはない聞かれ方をする(ad-hoc?)
・なんか新しい年になる程面倒になっていないか?
という意識があったので、正解した問題についてもできれば補足で調べたりしていました。

調べ物ではここを多く使っていました。
https://bellcurve.jp/statistics/course/

それと、公式の出題範囲表も見ておいて全く分からない単語がないように、と思っていました。

最終的にもう一冊過去問を買いました。

受験
受験しました。

振り返り

合否もまだなのにあまりいうことありませんが...

やっぱり何か締め切りがあったほうが理解が進みますね
統計検定というものが用意されていること自体がありがたいです

あと、業務にあまり関係ない勉強というのはプレッシャーとか打算が少ないのでとてもいいですね

準1級は遠そうなので今のところは意識してないですが、他の資格についての勉強とかも(というか、AWS...)進めていきたいところです。

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