踏んだり蹴ったり
2月から職場復帰したものの、週末には見事に風邪を引いて寝込んだ。インフルではないらしいけど、熱は39℃まで上がって、全身が痛み、昨日はうんうん言いながらひたすら寝ていた。風邪ってこんなに辛かったっけ。
こういうとき、一人暮らしだったら冗談抜きで「死ぬ」って思うんだろうなぁ。とは言いつつ、実家に甘えている私は温かいごはんにもありつき、こうして生きながらえている。
話は変わるけれど、職場に復帰して改めて、身体のことを人に分かってもらうことの難しさを痛感している。
先週は先輩や上司に「ご迷惑をおかけしました」「すみませんでした」と謝り通しで(実際迷惑をかけたのだから当たり前なんだけど)、なんだか途中から、こんなに人に頭を下げてまで会社にいる自分が情けなくなってしまった。思っていたよりも、謝るのはエネルギーがいる。
今の体調やら通院の頻度やらを説明するのも一苦労。分かってもらえたかと思いきや、週に2回も通院となれば上司の苦い顔。
しょうがないじゃん!!!
私だって好きでこうしてるわけじゃないよ!
というのが本音だ。
「〇〇した方がいい」とか「〇〇しない方がいい」とか言ってくる人もいて、そこに決して悪意はないのだろうけど、でもね。
じゃあ、それをすれば/しなければ、私の病気は治るんですか?
これが本音。
病気とともに生きていると、落ち込むことも不便なこともあるけど、普段は切り替えてできることを精一杯やるしかない。そこへ私の人生に何の責任も持たない他人が来て、何をしていいとか何をしちゃいけないとか、判断してほしくない。
側から見て「こうすればいいのに……」と思うことでも、本人にとっては「これしかない」という選択だったりする。ちょっと話を聞いただけの他人に指図されたり、安易に「わかる」とか言われる筋合いはない。
相手と私は違う人間で、自分に関しては自分が一番のプロ。これが基本姿勢。どんなに経験や年齢の差があっても同じことだ。
だから私は、人が考え抜いて選んだ行動を否定するようなことは、したくないと思う。
とはいえ、「風邪には気をつけろ」というアドバイスだけはもっと真剣に聞いておくべきだったかも……とほほ。まだ本調子でないので、そろそろ寝ます。
毒にも薬にもならない文章ですが、漢方薬くらいにはなればと思っています。少しでも心に響いたら。