朝一人

2016年10月26日に書いてたブログ。
忘れたくない気持ちをまたここに保存します。
良かったら立ち寄ってってください。
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遅くなりましたが、、
10/15に初日を観劇した『朝一人』が23日に千秋楽を迎えたので、感想を思いっきり書きたいと思います。

『朝一人』とは、、
俳優・脚本家である原将明さんと福永マリカさんのおふたりがそれぞれのために脚本を描き起こし、演出をし、それをひとりずつで演じる、という企画のことです。

当日、張りきって出かけた私はのんびり歩いていたにも関わらず一本前の電車にするりと乗り込んでしまい、なんとvizzさん一番乗り!!
なんとなく落ち着かなかったので「誰か先に並ばないかなぁ…」とうろうろしていたのですが、ふと一番乗りなんてこの先ないかもしれないっ!と覚悟を決めて先頭にちょこんと並びました。

オープン前にマリカさんが出てきて爽やかな挨拶。

8時半、ついにオープン。
お腹はペコペコ。朝食はぺろり。

9時前にもうそろそろかなぁときょろきょろしていたら、向かいの奥の席に俳優・関森絵美さん発見!!
嬉しいっ!( ˶ˆ꒳ˆ˵ )とホクホクしていたら、なんと絵美さん気づいてくださって手を振ってくださいました!
こういう絵美さんの優しいお気遣いが憧れるポイントなんです。

そしてついに9時!
初日のため、みんなどこから始まるのか、どんな内容なのか、もまったく誰も知らず、みんなでいろんなところをキョロキョロ。
この時点でみんなの気持ちが一つになった気がして、1人で観にいってるのにまったくひとりでいる気がしなくなりました。

ひとしきりみんながキョロキョロし終わったところで、『魔女っ子マリリ』がドアから登場!!
そっちかー!普通にそっちだったかぁ!
とみんなが思ったはずです。(みんなキッチン見てたもん(笑))

マリカさんの格好!
それはまさに魔女宅のキキ!
わぁぁぁ!可愛いっ!
ほんとに可愛いっ!
仕草も動きもほんとに魔女っ子!
なんなのー。この可愛さ。
しかもかなりハイテンション魔女っ子。
外にかけ出たと思ったらバァー!!っと戻ってきたり、電話しながら泣き出したり。
マリカさんの魅力を存分に引き出していて、なおかつ原まささん魔女宅好きなんだなぁ、って言うのも伝わってきて。
改めてわたし原まささんの作品好きだなぁって実感しました(*^^)

そして『ひとり・ごち』。
原まささんの演技を見るのは初めてだったのですが、おじいちゃん役とは…。
おじいちゃんにしか見えなくて、とても長い人生を過ごしてきたような空気を纏っていて、まさにおじいちゃん、!
原まささんすごいっ!と感動してしまいました。
コーラの泡。しゅわしゅわ。
消えてもなかったことにはならない。

そうだ、わたし思うのですけれど、演出家さんって舞台上にはいないじゃないですか。でも、必ずどの作品からも演出家さんの存在を感じるのです。
演出家さんが変われば少なからず空気は変わる。そこに必ず見えなくとも存在している、それが演出家さんだなぁって。

だから、原まささんは出ていないのに、マリカさんの演じているところには原まささんがいて、原まささんが演じているところにはマリカさんを感じて。

ひとりしか見えないんだけど、ふたりを感じて。

朝一人、ひとり、独り、1人。

いろんなひとりを見つめられて、見つけられました。

最後に必ず伝えて帰ろう!と思っていたブリキボタンさんからの原まささんへの伝言もちゃんと伝えられて。

ほんとにキラキラした優しい朝を過ごせました。

ありがとうございました。


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