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明日はどんな日になるだろう。

十数年前、あなたと同じ年頃だった僕は、漠然としたそんな想いと共にこの年齢から一歩先へ踏み出した事を覚えている。

あなたがこの世に産まれた事を祝福すると同時に、様々な偶然が織りなす奇跡の、悪戯な巡り合わせのその先に、出逢いがあって、知り合えた事に改めて感謝をしています。

ありがとうございます。

あなたの生きるこの時代は本当に受難の(不適切な使い方だったらすみません)連続だと思います。
震災が僕にとってこれまでの人生での最大の出来事だったけれど、今はそれも過去の出来事として成りつつあり、数年前に発生した未知なる新しい脅威も今では人類と共に「共存」という不本意な日常として組み込まれ、様々な事情を抱えながらも新しい普段の生活を構築しつつあります。
「にゅーのーまる」なんて言葉が眩しい。。

本当に、未来はなにが起こるか分からない。
この言葉のもつ様々な可能性に僕は改めて一人で思いふけっています。

僕が生きた時代はもう大昔だけれど、2022年、こんなにもなんでもありの多様性のある時代の中で、情報という安易な数式に流されず、なおかつ自己というフィルターを介した解釈をし、優れた感受性と想像力をもって生きているあなたが僕にとっては次世代の希望であり、なにかを託すべき唯一の存在だと勝手に思っております。(化石の戯言)

大きな音に驚いたり、なにかの出来事でふいに涙がこぼれてしまったり、そういう事についてこれから先、周りから変な目で見られる事があるかもしれない。勿論、悩むと言う事はつまり既にもうそうした事ごとを経験しているかもしれないけど。
しかし、科学的な事や、精神論や、病気や人間的な云々。学術的な定義が僕は全てではないと思うし。仮にあなたの悩みを定義づける病名や症状という何かしらをカテゴライズする単語があったとして、、それがなんだというのだろう。
僕には、あなたという存在はそのままで特別であって、揺るぎないし、なにかが変わると言う事も無い。
なにがいいたいのかというと、定義なんてどうでもいいってことだ。勿論あくまで僕にとっての話だが。
僕はあなたの繊細な所が素敵だと思うし、おおきな音で驚く姿が小動物の様に思えてかわいらしく思えることもある。
僕にとっては単なる個性であって、唯一のあなたらしさだ。

あなた自身がそうした自分自身の特異点ををひどく忌み嫌っていて、話題としても扱ってほしくないと思っているのならば申し訳ないけれど。。

いずれにしても、僕はあなたのもつ深い慈愛に満ちた人間性が今の時代において素敵に思えるし、素敵だと感じる故に大事にしてほしいと願ってなりません。
あなたの人生はあなただけのものですし好きに自由に生きるべきだと思ってはいますが、個人的な願いを綴らせていただくとすれば、年をいくら重ねたとしても、2022年に「わたしって変じゃないかな」って思い悩んでいた、繊細で優しいそのままのあなたでいてほしい。
僕はそう思います。
なにも間違ってはいないし、あなたはあなたのままで特別で唯一で素晴らしい存在なのです。

誰かと誰かの、希望なのです。

素敵な一年を。


自費出版の経費などを考えています。