新婚さんいらっしゃい!
ここ最近は、朝イチで部屋のグリーンを外に出しては水をあげたり日に当てたりすることが日課になっている。おかげで、これまでは枯らしてばかりだった僕のグリーン生活も、今のところ順調である。
デッキに出て植物の世話をしつつ、朝の空気を吸うことで自分自身の一日の始まりのスイッチをも入れるわけだが、近ごろはちょっとした客人がそこに現れている。
この時期、数多の家々がその始末に苦慮しているであろう鳥、ツバメである。
昨年までは軒選びに来ている姿は観察できたものの、実際に本契約にまでは至っていなかったが、ついに今年はどうやらお眼鏡に適ったようである。
つがいで、かいがいしく萱だかワラだか咥えてきてはせっせと巣を作っている姿は可愛らしくもあるが、下に散らばったそれらや土、そしてフンなどは我々大家が片付けなければならない。契約書でもあればそのあたりの責任の所在も明確にできようものだが、残念ながら相手は鳥である。あとはツバメが来た家は繁栄するという迷信を信じ、ひたすらデッキブラシでこする日々だ。
ところで、なぜツバメの巣作りは縁起がいいと言われているのだろう。
ざっと調べたところ、
①人間にとっての害虫である小さな虫をツバメが食べてくれるから
②風水的に良い方角に巣を作るから
③土やフンを片付けることで玄関が綺麗になるから
などがあるようだ。
まぁ①はまだ分かる。クモもダニとかを食べる益虫であるという話も聞いたことがある。ただ②は一気にスピリチュアルな理由だし、③に至っては余計なお世話な理由であった。というか①でせっかく害虫を駆除してくれているのに、菌交じりのフンをしまくっていては本末転倒である。
まぁ結局、迷信はあくまで迷信であるが、生き物を近くで観察できるというメリットは確かにあるかもしれない。せっかくなのでヒナが生まれたら、子供たちと巣立ちの応援でもして見守っていこうと思う。
お越しいただきありがとうございます。玄関ではないだけまだ良かったかもしれませんね。
ではまた!
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