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小ネタ(5)

石川県小松市は、かつていくつかの銅鉱山が稼働していました。
銅山の一つは、今の小松製作所のもとと小松市の発展の祖の一つです。
いずれも、現在は閉山しているが、その痕跡が今も残っています。
その一つが鍰(からみ)という、銅の精錬後のスラグを鍰というそうです。小松市の銅山では、これをレンガに加工して副産物として販売していたそうです。

擁壁に使われている鍰。こういう積み方をしていると六角柱がよくわかります。

小松市の銅山の鍰の特徴は六角柱の形をしていました。これらは、擁壁や家屋の基礎に使われたようです。

尾小屋駅近くの家の基礎に残っていました。
鍰をモルタルで固定していました。

その後、鍰に含まれる有毒物質が問題となり、撤去されるなどしたため、鉱山跡の周辺にわずかに残るのみとなっているようです。