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鎌倉江ノ島旅行ログ 20240503-05

再訪したい店には★をつける。
ついていないからといって、不満というわけではない。


1日目

珈琲伴茶夢

旅行の朝に駅弁を食うタイミングがない時は、近隣でモーニングをキメてから向かう。それが大西家の令和スタイルだ。

こういう焼き物でアガる程度の感性は持っている

あんバターのトースト。
良い店というのは、コーヒーの苦味と香りも、トーストの香ばしさと食感も、バターの上品な塩気も、あんこの香りも、全て良い感じに良いものだ。あと旅行の出発前という背景。何を食ってもバフがかかる。

電車

湘南新宿ラインで鎌倉へ向かう。

ホームで待つ最中、湘南新宿ラインにはグリーン車があることにふと気付き、急遽購入。途中に長時間の見合わせがあり、グリーン車の恩恵を想定以上に大きく受ける形となった。

ロミユニコンフィチュール

ジャムの店。
スーパーボーヤ以外の店を知らない俺達足立区育ちには、ピーナッツバターとマーマレードしかジャムの引き出しが無い。

パナマの鉄拳?

今は右を消費している。キャラメルの甘みと香ばしさが幸せだが、塩味がしっかりしていてしつこくなく、いくらでも塗れる。あとは理性との戦いだ。

左は未開封だが、レモンカードは大好物なので既に旨さは保証されている。

★Groovy Nuts

うんちをBling-Bang-Bangしつつ散策を進め、謎のナッツ屋を発見。
ショッピングモールにあるグミの店みたいな、ナッツを袋に詰めて持っていくタイプの量り売りをしており、せっかくなので数粒ずつ購入。

食体験の意味で圧倒的MVP。
カカオ○○%系のチョコを150%くらいまで振り切った感じで、普段は砂糖とかで押さえつけられているパワフルな香りとアクが突き抜けて行った。小さい悲鳴が出た。
打って変わって、こちらはクセがない。
一粒の大きさに加えて、中身ぎっしりで油脂感が強く、満足感が強い。
複雑で特徴的な香りが強くあるが、不快感やエグみを覚える感じではなくて、「へ〜」という感じで違和感なく食べられた。そのまま食うより製菓に使われるらしく、納得の風味。
皮が厚くて歯触りが怪しめ。オイリーっちゃオイリーなのかもしれないが、邪魔な皮が無くてデカいブラジルナッツの方が強いと感じた。皮剥いたらまた評価も変わるかも。
ルビーとのことだが、普通のくるみと味の違いは感じなかった。
味よりレアリティに価値があるタイプか。
引き出しに無い味と香り。面白いが7割、不快が3割。
いっつもコンビニでチョコにまみれてる奴という認識。
チョコ無しで食うと、うまいっちゃうまいが、存外アクが強い。
知ってる味より、味と香りの濃度が少し高いような気もする。

インビス鎌倉

ここから小町通り。

同じ小町通りのソーセージ屋であるインビス鎌倉と腸詰屋。どっちか行きたいな〜と言いつつ歩いていたら、超至近距離で両方発見。なんとなく、最初に目をつけていたインビス鎌倉を選択。

ちなみに目をつけていた理由は、好きな店だったインビスハライコの系列店だと勘違いしていたからだ。関係なかった。

屋内のため写りが悪い

カラブレッサとチーズで悩んでいたところ、嫁がカラブレッサを選んだためチーズを選択。

元々たまらなくジューシーなドイツソーセージに対して、チーズを加えて油を上限突破させる行為は、邪道に見えるかもしれない。
しかし、どうだろうか。ビールと合わせるドイツソーセージの店。真夏のような陽気。雲一つ無い天気。ほぼテラス席のような席。目の前で綺麗に焼き上げられるパンパンのソーセージ。足立区育ち。この背景ありきならば、どうだろう。上限突破こそが正道には見えないだろうか。そういうことだ。優勝だ。

コクリコクレープ

嫁が目をつけていたクレープ屋。無限行列編を突破して購入。

レモンシュガー

生地自体の味をしっかり感じる、優しめの味付け。観光客がブチ上がるというより、地元の学生が通うのに向けた味付けのように感じた。

★はんなりいなり

俺が目をつけていた店。
事前調査でも実際の周囲を見ても、インスタ映え特化のしらすミルフィーユ寿司を頼む客が大半。特にインスタ映えは求めていないのと、ちゃんとしたしらすは江ノ島で食う気満々なので、店名に従い、おいなりを注文。

いなりの真ん中から棒が生えているね

山ごぼうの味噌漬けを生やしたいなり。甘めのおだしの皮と、ゴマの風味と、ごぼうの味噌味が、全員引かずに殴り合って均衡を保つタイプのバランス感。テンションの上がる美味さだった。一瞬で消滅した。

★鎌倉紅谷 小町横路店 くるみっこカフェ

かなり最近オープンしたらしい。嫁が目をつけてた店。

わかるな?右を向いたリスがいるのが。

大きめのメニューは明らかに入らない胃の状況だったこともあり、二人して逃げのカスタードパイを注文。二人ともカスタードが好物というのもある。ちょうど苦しくないラインで満足した。

次の機会があれば、パフェ&飲むクルミっ子の本気コンボをキメたいところ。でも多分、次の機会があったとしても、小町通りの先にあるこの店に着く頃には、腹は苦しくなっているのだろう。難しい立地だ。

和彩八倉

たまたま歩いていて見かけたしらす天を衝動買い。
さつま揚げの類、何でも好きだ。

絶命スイミー

美味かった…はずだ。表面カリカリで中ブリュブリュだった記憶はある。多分美味かった。
しかし、「店の前のエリアで食ってくれ」という呪いに縛られ、満員電車のような空間で食うことを強いられた俺は、味覚よりも遥かに大きい「厳しさ」に包まれていた記憶が強い。

銭洗弁財天

食後の運動を兼ねて、銭洗弁財天に突撃。金を洗った。

こういう施設の神聖なものとか人型のものの写真を撮るのが憚られる感覚がある。そのため、中の写真は無い。
道中にあった、なんだか良い感じのトンネル

★鎌倉あきもと

小町通り近辺に戻り、漬物屋に寄り道。
ほとんどの漬物に試食があり、つまみながら選んで購入。

未開封

そもそも何なのかわからない「すぐき」は、少し青っぽい香りがある、かぶの漬物という感じ。生七味は、七味のようなスパイス感はありつつ、鼻を抜ける香りがかなり強く気持ちよかったので購入。しその実漬けは嫁が気に入り購入。スッキリした味で良し。

それと、食べ歩き用にきゅうりと茄子の浅漬け串を売っており、茄子の方を購入。浅漬けきゅうりと浅漬け長茄子が同価格で売られている中で、きゅうりを選ぶわけがない。俺を舐めるな。
美味すぎて秒で喰らったので写真は無い。

★鎌倉だし工房 絹と小麦

元々行こうとしていた店が想像より早く閉まってしまい、良い店を探して歩く中で発見した店。

熟成醤油極美 kiwami
ミニあさり丼

店の王道メニューと勘違いして頼んだ。王道どころか新商品だった。

小麦の香りを推す醤油ラーメンとしては、過去の人生で一番美味かったラーメンである麦とオリーブが鎮座しており、流石にそこには届かず。
ただ十分美味かったし、何より基本メニューに梅鰹とか焼き鯖とか面白そうなのがあったので、次鎌倉に来た時にまた寄りたい。次こそは積み重ねのある王道のやつを楽しみにしている。

2日目

なみまちベーグル

朝食。開店前20分だか30分だか並んで、丁度ぎりぎりイートインに成功。

俺のは右2つ

注文はミルクティーとショコラオランジェの2つ。
ミルクティーは、上品な紅茶の風味が固めた足場から濃厚なホワイトチョコが強烈に殴って来る。ショコラオランジェは中にも沢山ビターチョコソースが入っていてオレンジと合う。
どちらも、生地の密度が高くてモチャモチャ噛み締める楽しさあり。

山海堂商店

近くに鎌倉大仏があるらしいので寄り道したところ、その前にある武具屋を見かけ、大学時代のサークル旅行で寄った記憶がフラッシュバック。まきびしを買った記憶はあるが、どこに撒いたのかは覚えてない。たぶん撒いてない。
店内の並びなども割と全部覚えており、ひとしきり懐かしみながら見て回った。

鎌倉大仏

でかい。
暑すぎたので、大仏の中に入るイベントは回避。そもそも行列に並びたくなかった。ひとしきり散歩。散歩が好き。

★★★腰越漁業協同組合 朝どれフライ販売所

アジフライとカツオフライ

めちゃめちゃ美味かった。アジフライはフワッフワ、カツオはミチミチで肉々しく、対照的。揚げたてサクサクな衣の具合もベスト。他のものを食う予定が無ければ6〜7個くらい食ってる。

江ノ島

江ノ電ニキの聖地を経由しつつ、江ノ島へ向かう。道中、歩き倒しで嫁の足が破壊され、グロッキーに。

台湾梅花 江ノ島

休憩のため、入れそうだったカフェに突入。

濃いめでジャスミンジャスミンしてた

自分は台湾ジャスミン茶、嫁はフルーツティーを頼んでいた。
どちらもしっかり美味しく、知られたら混み合いそうな印象を受けた。

喜食家

当初は過去に江ノ島に来た時に食べたしらす丼の店(多分きむら)に行く目論見だったが、嫁の疲労が限界突破してしまったため、江ノ島を脱出しつつ、並ばず寄って控えめに食べられそうな店へ寄ることに。

THE 控えめ

元々予定していた前回旅行時のしらす丼の店には、大差をつけて遠く及ばず。米に生魚を乗せてるだけだからこそ、差がつくものだなぁと思った。

★味の古久屋 藤沢店

疲労回復のため藤沢のホテルへ戻ることになり、夕飯は藤沢近辺で調査。
俺が好きな「現地人の店」の極みのような街中華を発見した。

サンマーメン大盛

上の肉野菜炒め的な餡が、旨味と香ばしさが強くてめちゃウマ。
これ系の最上位だと、鬼怒川温泉で寄った香雅のうまにラーメンがある。香雅が異常に強いので、流石に超えはしないが、それでも香雅以外で初めて「あれっぽい」と思ったラーメンだった。大満足。

3日目

★報国寺

緑が好きだ。特に日差しで輝いているやつだ。
茶色はそんなでもない。木の幹とか土とかは要らない。

雲一つ無いこの日の報国寺は、その意味でめちゃくちゃ良かった。柄にもなく、いっぱい写真撮ってしまった。

報国寺 茶席休耕庵

報国寺の中にある、竹林の中で抹茶をいただける施設。元々は、嫁がここに行きたがったことから報国寺に来た流れだったりする。

抹茶の裏には和三盆的なお茶菓子もある

抹茶自体は至って普通。重要度が高いのは背景なので問題なし。

器と雑貨 RAKU

報国寺から小町通りに戻る道中、脇道に雑貨屋の看板を発見。
偶然の出会いで物を買うのが好きな俺の神経がビンビンに反応した。

こういうので飲むコーヒーはうまい
夫婦箸

他にもいろいろと良いものがあった。荷物が溢れそうだったのでブレーキ。

鎌倉のごはんやさん 石渡

「鎌倉野菜サラダ食べ放題」に惹かれて来た。

豚丼

サラダバー的なものを想像していたのだが、葉野菜のミニサラダがおかわり自由という形。周りが誰もおかわりしていなかったこともあり、4回しかおかわりできず、野菜欲の5%くらいしか満たされなかった。

※この欲は、後日池袋ではーべすとに行くことで解消。バーニャカウダゾーンに春菊とセロリがあって最高だった。最後に写真をつけておく。

★★★Gelateria Il Brigante

マテーラ産ピスタチオ+クレーマ・プレマヴェーラ
おまけにティラミス風マスカルポーネを足してもらった

衝撃価格、2300円。「多少高くしても観光客は買うやろ」ではなく、品質や食体験に対して絶対的な自信があるからできる価格設定。

俺の推しで行ったこの店、結果的に大成功。自分の知るジェラートの限界値(=MARGHERA)を、数段飛ばしで飛び越えて来た。
とにかく濃厚で要素要素の味が強く、ねっとりと舌に残る食感がそれを際立たせる。ねっとりしすぎて、最早ジェラートというよりチョコレートクリームとかの延長に思えた。写真の通り小さめなカップを嫁と分け合ったのに、幸福感と満足感で腹も満たされた。

どの味も最高だったが、特に印象的だったのが、写真には映っていない、最下層でカップを埋めていたピスタチオ。ピーナッツバター並にどっしりしたコクと、ピスタチオ自体よりも断然濃厚なピスタチオ味だった。

次に鎌倉に来たら最優先で行くし、友人と行くなら奢ってでもこの体験をさせる。誰か一緒に行こう。

ゆりあぺむぺる

嫁の希望で来訪。吉祥寺にある同名の店と関係があるのかは不明。

クリームソーダ推しの店なので、クリームソーダを購入。りんごとかより大きい、衝撃的なサイズのバニラアイスに目を見開き苦しんでいた。

俺はコーヒーをチマチマ飲んでいた。

電車

嫁の疲労が限界に達し、早めに帰路へ。

味を占めた俺達は、帰りもグリーン車。ここでも長時間の見合わせが発生し、期せずしてアドを稼いだ。

新珍味

普通に腹ペコだったので、わんぱく坊主の食欲を満たしてくれる、お気に入りの街中華へ。ここ美味いんだ。

鶏肉とナッツと野菜の炒め(食べかけ)
肉チャーハン

ミスド

肉チャーハンと炒め物程度で俺を満たせると思うな。俺はザクロレストランをほぼ完食したパーティの一員だぞ。

上下の緑のは嫁の。真ん中4つは俺のTier1。

行き残し

★SLAMs -Burger House-

普通に行きたかったので店の前まで行った。なんかやってなかった。

★OXYMORON komachi

閉店時間が異様に早く、行くタイミングを作れなかった。

後日譚

満たされなかった野菜欲を満たすために行ったはーべすとの写真。たまらん。

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