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6年前のメモがでてきた。

昔のデータを整理していたら、メモを発見しました。

お題は「アトピー になって分かったこと」
日付は2015年4月2日。アトピー爆発真っただ中で、仕事もやめていた時のこと。

この時は人生何度目かのアトピー爆発で、
「なぜ私はこの状況を、この辛さを、感覚を、忘れていたのか。
忘れてなかったら、もっと気を付けて生活していたのに。
そしたらもうこんな思いしなくてよかったのかもしれないのに。」

そんな後悔をしながら、また、当たり前と思っていたことが全然当たり前じゃなかったんだと改めて思い知らされ、今後は忘れないようにしたいと書いたことを思い出しました。
(そしてまた忘れていた・・・)

その時の記憶を忘れないようにしたいので、ここに残しておこうと思います。

アトピーになって分かったこと。

かゆみがないって、ありがたい。
痛みがないって、ありがたい。

眠れるって、ありがたい。
布団に入ることが怖くないって、ありがたい。

尿が出るって、ありがたい。
便が出るって、ありがたい。

黒い服を着ることができるって、ありがたい。
タイツを履けるって、ありがたい。
半袖やタンクトップ、襟元が開いた服が着れるって、ありがたい。

部屋が自分の皮膚で汚れないって、ありがたい。
洗濯の前に服をはたかなくていいって、ありがたい。

顔を上げて前を向いて歩けるって、ありがたい。
堂々と道を歩けるって、ありがたい。

背筋を伸ばせるって、ありがたい。
腕を曲げられるって、ありがたい。

お風呂に入れるって、ありがたい。
お湯が汚れないって、ありがたい。

お化粧が出来るって、ありがたい。
無駄毛処理が出来るって、ありがたい。

助けてくれる家族がいるって、ありがたい。
待っててくれる職場があるって、ありがたい。


久しぶりに読んでみると、
私には助けてくれる家族がいた。
応援し、待っていてくれる職場があった。
なんて恵まれていていたんだろう、
それがあったからこそ、大変な時期を乗り越えられたと改めて思います。

ちょうど今日、最近知り合ったアトピー治療中の方と、
「アトピーで脱ステにチャレンジする・せざるを得ない時、一人では乗り越えられないよね。
けど、家族や周囲の理解が無かったら、もっと難しいんだよね。」
という話をしたばかりだったので、なおさら感じさせられました。

アトピーで悩んでいる人が、
「ステロイドを使いたくない」
「ステロイドが効かなくなって使えない」
という時に、
なぜ、使いたくないのか?
なぜ、ステロイドが効かなくなったのか?
家族や身近な人に耳を傾けてもらえたら、少しでも理解してもらえたら、それが大変な時を乗り越えられるきっかけになる人もいるのではないのかなぁ。

理解が得られずに苦しんでいる人がいる。
周りの人に、耳を傾けてもらうにはどうしたらいいのかなぁ。

と、今日はその方との会話と過去の自分のメモから、そんなことを思った一日となりました。

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