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赤白ノヴァのすゝめ【アドバンス】

■はじめに

初めての方は初めまして、ご存知の方はお久しぶりです。蕎麦湯と申します。
前回の記事を購入、「スキ」してくださった方々、ありがとうございました。


さて、今回この記事を投稿するに至ったのは僕の住む福岡県に緊急事態宣言が発令され、CSがまるっと中止になったためです。
移り変わりつつある現環境において、自信をもって結果を残せると思えるデッキが完成したもののそれを実証する機会が失われ、願わくばこの記事を読んだ方々にそれを検証いただきたいと思い、筆を執った次第です。

現環境のトップ3である5cドルマゲドン、青魔道具、そしてオカルトアンダケイン、これに対する僕なりの明確な回答となるデッキがこの赤白ノヴァです。
白の優秀なメタクリーチャーによる初動、そして赤のアタッカーによる爆発力が組み合わさり、使用感としては全盛期の赤白レッドゾーンに近いです。

なおこのデッキにを組むにあたってマイケル(@Saizeriyaman)さんのリストを大変参考にさせていただきました。
これをアドバンス用にチューンしたのが今回のリストです。

原案通りの圧倒的な押し付けの力とその再現性はそのままに、より自分の動きを通すことに特化した超攻撃的なリストとなっています。



■デッキリスト

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(5/22 構築を更新しました)

■採用カード解説

〇メインデッキ

音奏 プーンギ x4

初動その1。
相手の呪文による初動を遅らせられるほか、疑似的なトリガーケアになります。
5cのフェアリーミラクルや、デドダムからの火噴くナウを1ターン遅延できるほか、青魔道具に対する強烈なメタです。

とにかく早期決着を狙うこのデッキに於いて1ターンを稼げることは非常に大きく、執筆時点での環境に刺さっているため4投。

奇石 ミクセル / ジャミング・チャフ x4

初動その2。
オカルトアンダケインや同型に対するメタカードです。

赤青ドギラゴンがアドバンス環境で母数を増やしつつある今、最速の”龍装”チュリスを咎めることができるこのカードは欠かせないと判断し、4投。

チャラ・ルピア x4

初動その3。バグを引き起こす最強の初動です。
2ターン目にプレイできた場合、ワルキューレルピア、ダイナボルトの3ターン着地が可能になるほか、色事故が起ころうが"龍装"チュリスを最速でプレイすることを可能にします。

2ターン目、遅くとも3ターン目にプレイできなければ腐ってしまいますがリターンが非常に大きく、最優先でプレイしたいため4投。

凰翔竜機ワルキューレ・ルピア x4

後述するダイナボルトのチェンジ先になるほか、チャラルピアをプレイできた場合"龍装"チュリス同様3ターン目に走ることが可能になります。

チャラルピアからもチェンジできること、種族指定の革命チェンジであるためジョー星下でもチェンジできることは覚えておきましょう。

ボルシャック・サイバーエクス x4

ダイナボルトや"龍装"チュリスのチェンジ先。
相手のメタクリーチャーの処理をこなし、ノヴァの当たりでもある、役割の多いカードです。

色は弱いですがワルキューレと同様の役割を持ち、合計8投で3キル率を底上げしてくれるため4投。

大爆龍 ダイナボルト x4

ワンショットキル製造機。
こいつのお陰で赤白ノヴァのキルルートが膨れ上がりました。

キルルートは以下の通り。

①攻撃時アンタップしてエクスorワルキューレに革命チェンジ。チェンジ先はアンタップ状態で着地し、2点。
→再度2点行く時にバルチュリス宣言。
→元からいたクリーチャーとバルチュリスで合計6点。

②攻撃時エクスorワルキューレにチェンジ。
→再度攻撃時にノヴァかバスターにチェンジ。
→元からいたクリーチャーかファイナル革命で踏み倒したSA、もしくはバルチュリスで合計6点。

③2度目の攻撃時にバルチュリス宣言。
→バルチュリスからノヴァかバスターにチェンジ。
→元からいたクリーチャーか踏み倒したSAで合計6点。

”龍装”チュリス x4

最優の革命チェンジ元です。
チャラルピアがいれば1マナで召喚できるので、余ったマナで追加打点の形成やエクスへのチェンジによるメタクリーチャーの処理が可能になり、かなり小回りが利くようになります。

もちろん従来通りドギラゴンにチェンジして相手に押し付けをおこなってもOK。というより現在のアドバンス環境にはそれがシンプルかつ強烈に刺さります。

蒼き団長 ドギラゴン剣 x1
蒼き守護神 ドギラゴン閃 x4

フィニッシャー。
早期決着の要であり、このデッキの爆発力の最大の源であるため最大枚数採用しています。

龍装者 バルチュリス x4

主に押し込みにおける最後の1打点として使います。
また、前述したようにダイナボルトの2回攻撃の後に踏み倒してドギラゴンにチェンジする役割も持っています。

ハンドに抱えられた時のアドバンテージが大きいため4投していますが、欲張って抱えるとかえって自分の動きを鈍らせてしまいます。
それ故あくまで攻撃の補助と考え、時にはマナに埋めることも重要です。

(5/22 更新)
モエル・モヒッチ x3

メタクリ除去役兼チェンジ元。
環境でミラーが発生することが増えてきたのでロージアに代わり採用しました。

主にミラーのミクセルを倒すために使い、その後もワルキューレのチェンジ元や1打点として場に残ること、また赤の単色マナとして埋めることで前述したドルガンをついでに出すことを可能にします。

〇GRクリーチャー

”魔神轟怒”ブランド x2
ソニーソニック x2
マシンガン・トーク x2

打点増強役。アタリ枠なので最大枚数採用。

ポッポーポップコー x2

青魔導具や5c対策。
ギルーギリンや「灰燼と天門の儀式」で出てきたクリーチャーはブロッカーであるため、これが捲れるとそれを除去することができます。

グットルッキン・ブラボー x2
鋼ド級 ダテンクウェール x2

2打点。
相手に圧を掛けることができ、生き残れば強力な打点になります。


■各対面解説

〇5cコントロール(先手有利、後手微有利)
 Point:相手のマナが伸びる前に盾を詰め切る、ないしトドメを刺す。
 キーカード:攻め札全て

とにかくこのデッキの速度が活きる対面です。
相手の初動は早くとも3ターン目、かつ4ターン目も基本的には大きく動くことはできないため、早期に盾を割り切ってしまえば返すことは不可能になります。
加えてメインの受けを「襲来、鬼札王国!」や「灰燼と天門の儀式」による大型獣の蘇生に頼っている構築は、当然ながら墓地に蘇生対象がいなければ満足にカウンターができないため猶更有利がつきます。

そのため、プーンギで動きを阻害したり、トリガーケアをしたりするよりも、トリガーは割り切りチャラルピアで自分の動きの幅を広げ、速度を上げた方が勝ちに繋がりやすいです。

〇青魔導具(先手有利、後手五分)
 Point:トリガーは基本割り切り、新世壊が貼られてないうちに攻め切る。
 キーカード:プーンギと攻め札全て

新世壊を貼られるより前に動けるかどうかで大きく勝率が変わってくる対面です。
新世壊さえなければトリガー魔導具は単なる受け札にしかならず、仮にCho絶を踏んだとしても立て直して再度攻め込むことが可能です。

一方で攻めるより前に新世壊を貼られた場合、プーンギで遅延をしつつ攻めるタイミングを見極める必要があります。
基本はカウントが3まで進んだ状態でターンが返ってきた時に攻めるのがベストですが、5マナ帯ではプーンギ下でも2コス魔導具→ゾメンザンでカウントが2→4と進むので油断は禁物です。

受けが厚いので勝敗にブレが生じる対面ではありますが、日和って溜めるよりは思い切って攻めた方が全体の勝率は高くなります。
そのうえで攻めたことが裏目になった試合は必ず見直し、選択が正しかったかどうかを頭の中で判断することを繰り返すことでより勝ちの数を増やすことができます。つまるところ、

?「練習だ」


〇オカルトアンダケイン(先手有利、後手微有利)
 Point:刻むことは厳禁、ワンショットだけを考える。
 キーカード:ミクセルと攻め(ry

Pointにある通り、下手に刻むことは相手の択を増やす自殺行為です。
零龍の1ドローのお陰でワンショットできる確率は上がっており、かつ相手の受けは基本ザロスト以外に存在しないので、リーサル=勝利です。
それ故、攻めるタイミングさえ間違えなければ勝利は堅いです。

ミクセルもメタとして非常に優秀であり、特に先行2ターン目にプレイできれば動きを大きく遅らせることができます。

〇赤青ノヴァ、ミラー(先手有利、後手微不利)
 Point:先手の押し付けがとにかく強い、オニカマスはチャラルピアでケアする。
 キーカード:ミクセル、チャラルピア、モヒッチ

いづれも先行を取れるかどうか、またミクセルを引けるかどうかが重要な対面です。
後手かつ2ターン目にミクセルをプレイできなかった場合、死を覚悟しましょう。
逆にミクセルをプレイできた場合、赤青は5ターン目まで除去する手段がないため、小型でビートせざるを得なくなります。
一方こちらはオニカマスをプレイされたとしても、チャラルピアのコスト軽減による召喚は咎められていないため相手より1手早くダイナボルトをプレイしたり、ワルキューレで早期に刻むプレイが採れるためそこまで深刻ではありません。

赤白対面は先行の優位性がさらに上がります。
先2ミクセルに対してはこちらもミクセルを立てるしかなく、それもモヒッチで即座に除去されてしまう可能性を孕んでいます。
また、お互いにミクセルを除去できなかった際にはダイナボルト、ワルキューレで先に攻め込んだ方が勝つため、先手が圧倒的に有利です。

■おわりに

いかがでしたでしょうか。
前回に比べると内容は少ないですが今後も追記予定ですので期待してお待ちください。
また、今回の記事について意見、感想などありましたらTwitter(@Soba_u27)にDMを送っていただけると励みになります。

それでは。

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