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おジャ魔女どれみとドキドキプリキュアから考える、「ひろがるスカイ!プリキュア」【第1話 感想・考察】

はじめまして。けんと申します。
みなさんひろがるスカイ!プリキュア見ましたか!?!?メッチャおもろいですよね!!!!
見てない人は是非今すぐ見てください!メッチャおもろいですよ!!
そんなひろがるスカイ!プリキュアを見ててひとつ気付きました。

ソラは無理してヒーローを演じているのではないか?

というものです。
というのもまぁ、簡単なことで事の発端はこのシーンです。

敵の相手をするのは怖い。
でも自分の憧れのヒーローは、「相手がどんなに強くても、正しいことを最後までやり抜く。」のである。
だから、自分が憧れのヒーローになる為に、心に鞭を打って敵に立ち向かってるのではないか?と思った
と言う次第です。

ソラとましろのヒーロー像のずれ

ましろちゃん目線的には、突然ましろの前に現れた怪物を、颯爽と登場したキュアスカイが倒しました。
なので、窮地を救ってくれたキュアスカイは、ましろにとってまさにヒーローなのです。
ましろ的にはキュアスカイ=ヒーローなのですが、ソラちゃん的にはどうも違うみたいですね。
というのも、あれだけ「ヒーローの出番です!」と言ってたのに、「あなたってヒーローなの?」と聞かれてYESと即答できないあたり、恐らくソラちゃん的にはプリキュア(キュアスカイ)=ヒーローとは違うのでしょう。

わかりません

過去の主人公から考える、ソラちゃんのタイプ

自分の恐怖の心を抑え込んで、無理してヒーローを演じてるソラちゃんですが、その行方はどうなるのでしょうか?
参考までに、過去のプリキュア主人公に似たようなキャラクターがいないか考えてましょう。


・・
・・・

そんな主人公おったか??
全プリキュア作品コンプしてる訳ではないので、漏れがある可能性はありますが、僕の知る限りこのタイプの主人公は今までいなかったんじゃないかなと思います。
じゃあ時計の針をもうちょいだけ過去に戻してみましょう。

明日のナージャ 【ナージャ・アップルフィールド】

ナージャはどうでしょうか?
ナージャは明日を生きる為に、必死に藁をもすがる気持ちで生きてきた女の子でした。
恐らくナージャとソラはタイプが違うと思われます。

おジャ魔女どれみ【春風どれみ】

どれみちゃんはどうでしょうか?
どれみちゃんは、6年生の3学期、4年間一緒におジャ魔女をやってきた友達との別れを選択します。
自分の心に嘘をついて、友達のおんぷちゃん、ももちゃん、あいちゃん、はづきちゃんの夢を応援し、彼女らの背中を押す立場に回ります。
その結果、最終回で何もかもを失ったどれみちゃんは、とうとう自分の心に嘘をつけなくなり、自己を崩壊させてしまうのでした。

この立場、ソラとどれみちゃんは似た立場にいると思いませんか?
どれみちゃんは仲間の背中を押すタイプ。
仲間の背中を前に押し続けた結果、逆に自分は後ろへ下がっていってしまう、そんなキャラクターでした。

ドキドキ!プリキュア 【相田マナ】

ヒーローではないですが、本当にほぼ完璧だった主人公はいます。ドキドキ!プリキュアの相田マナちゃんです。
マナは、どちらかというとどれみちゃんとは違い、みんなを引っ張っていくタイプでした。
マナが進む先をみんなが進む。
ジコチューに心を奪われても絶望しない強い心を持った女の子でした。
どれみちゃんとマナの違うところは、マナはみんなを引っ張って自分から前に進んでいるところです。

初代オマージュのシーンについて

というわけで、今までの情報を整理すると、

  • ソラは自分の心にムチを打って無理してヒーローを演じている

  • ましろとソラのヒーロー像にはズレがある

  • ソラはどれみちゃんタイプ。みんなの背中を押して行く

  • 相田マナはみんなをけん引して前に進んでいた

です。(相田マナのくだりいらなかったかな…)
この情報を整理しながらもう一度OPを見ると、非常に気になるワンカットがありました。
こちらです。

初代オマージュ

「初代オマージュだ!!」って言われてるシーンです。
でもこれよく見てください。初代オマージュなら立場的には、キュアスカイがキュアプリズムを引っ張っているはずなんです。

でも逆にOPでは、キュアプリズムがキュアスカイを引っ張っています。
ヒーローが引っ張られてるんです。
このシーン、キュアスカイが自分の心に鞭を打ち、無理してヒーローを演じた結果、どうしようもなく強い困難にぶつかって完全に心が折れてしまった。
その心が折れてしまったスカイを無理やり立たせようとしているプリズムに見えませんか。

前述した通り、ましろにとって「ヒーロー=キュアスカイ」であり、ソラにとって「ヒーロー≠キュアスカイ」なのです。
もう限界のヒーローではスカイを、ヒーローなんだから立て!と無理やり引き上げてるプリズムに僕は見えます。

どれみちゃんから考える、このままだとソラちゃんはどうなってしまうのか?

完全にそのまま全く同じ道を歩むわけではないのですが、このままどれみちゃんルートをソラが歩き続けると、結果は破滅です。
いつか心に限界が来て、自分のヒーロー像を保てなくなりそうな気がしています。頑張れソラちゃん!頑張れぷいきゅあ!

どれみちゃんになるな。相田マナになれ。

相田マナのルートを辿るにはどうすればいいのでしょうか?
どれみちゃん、マナ、ソラに共通して言えることは、総じてみんなの中心にいるリーダータイプであることです。
その中でどれみちゃんは友達の背中を押すタイプだったのに対し、マナは友達を引っ張っていくタイプでした。
このままだとソラもどれみちゃんのように背中を押して自分が後ろに下がっていくタイプになってしまうのではないでしょうか。
まさにOPの初代オマージュシーンがそれを物語っている気がします。

【おまけ】OP歌詞考察

天高く羽ばたいて 最上のココロ意気
イライラも キラキラに チェンジして

天高く羽ばたいて 最上のココロ意気 
この歌詞「最上のココロ意気」とはなんでしょうか?
個人的には自分の理想のヒーローを常に演じることかと思います。

イライラも キラキラに チェンジして
イライラもキラキラにチェンジする
これは恐怖を感じながらも、ヒーローを目指し行動するソラの心の歌詞なのかなと思っています。

また、歌詞の考察とはちょっと違いますが、このシーン、ソラの心と身体が分離して、どちらかだけが先行してプリキュアとなってしまっているように見えませんか。僕は見えます()
ソラのヒーロー像≠プリキュアであると言うところに恐らく繋がってきて、身体だけがプリキュアになるけど、ソラの心の中にあるヒーローはプリキュアではないので、プリキュアにならず取り残されてしまっているのではないかと考えています。

まとめ

いろいろ書きましたが、とりあえず思ってたことをアウトプットできて満足でした。
正直いってまだ第一話の序盤も序盤なので、ここまで決めつけで考察してしまうのはナンセンスな気はしますが…
でも第一話を舐め回すように見るのは間違いではないと思います。魔法つかいプリキュアを見てた時の僕がそう言ってるので間違いないですね。
これからの展開もまだまだ楽しみですね!!
ではみなさま良いプリキュアライフを〜

PS. 全プリキュア展にはまだ行けてません

けん

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