モノのご提供をしてくださったみなさまへ
これはなに?という方は「今日から書いていくことについて」をご覧ください。
2018/2/19 8:00 時間になる前から楽しみにして来てくださったお客様が会場を歩いている中、みなさまから寄附していただいたモノを100円で売るイベント「西荻ぷれま」はしずかに始まりました。
西荻で何かをした経験がなかった「委員」も多く、人が来てくれるのだろうか、どんな人が来てくれるのだろうか、と不安におもっていた「委員」も数多かったことだと思います。
当日の会場では「これ100円でいいの?」「お得でたのしいね」といった、皆様の出してくださったモノをきっかけとした喜びの声を、何度も何度も聞く事ができました。
不安と期待とやるぞという気持ちが入り混じって迎えた初回の「西荻ぷれま」、「委員」の共通した感想は「人のやさしい気持ちとふれあえた」「来てくださった方からの次回への期待を感じることができた」。と、いうことでした。
販売点数は、328点。1人あたり複数買ってくださる方も多くいらっしゃいました。人数を数えることがはできませんでしたが、100人以上の方がみなさまからご提供いただいたモノをよろこんで連れて帰ってくださいました。
今回モノをくださった皆様に実際にお会いして、想像はしていたものの体感してその程度のつよさに驚いたことがあります。「こんなモノもってきてご迷惑じゃないかしら?」「捨てるのも費用がかかるだろうから、返してもらってもいいんですよ」「誰かにもらってもらえるなら嬉しい、ありがとう」という言葉をかけてくださる方がとても多かったことです。
もちろん、そういうことを感じる方が多くいらっしゃるだろうという予測があって始めた「西荻ぷれま」でしたが、みなさま方とお話できたほんのすこしの時間は、その時間の短さに反して私にとってとても大切なおくりものでした。ありがとうございます。
いろいろな方と、わたしたちが受け取りたいモノについて会話する機会があるなか、どのように伝えればきちんとお伝えできるかいまもまだ考えています。
モノ自体は「どんなモノ」でも受け取りたいのです。くださる方の気持ちとしては「だれかに使ってもらえたら嬉しい」という気持ちになるモノ。難しいなと感じている点はくださる方に「これでいいのかしら」というおもんぱかりからくる悩みのような気持ちを生んでしまうことが度々あった点です。
みなさまからいただいたモノ、「いいのかしら?」とおっしゃいながらおあずけくださったモノ、だれかの嬉しいに結びついていきました。ご自分が不要であることから考えると、やさしいみなさまは申し訳ないと感じてしまうことがたくさんあるんだなということを体験して感じました。もしどうしてもそうなってしまうのであれば、ぜひ、そのモノをつくってくれた方の気持ちに心を寄せてみてください。「行き先がないわけない」とわたしは考えていますし、誰かに届けるのはとても楽しいことで、その機会をいただけたことに心から感謝しています。ありがとうございます。
たくさんの方からのやさしい気持ちをお預かりした今、これからは受け取った方の「嬉しい」気持ちをみなさまにお伝えしていく仕組みをつくっていきます。安心して「だれかに使ってもらえたら嬉しい」というモノを持ってきていただけるように、少しずつですが進んでまいります。
どうもありがとうございます。