効率よくやってしまう問題ーアソビの意識

こんにちは、西荻ぷれま委員会の北村です。最近ねこが出勤前に隠れるようになってきて、お店にねこがいなくてお客さんを寂しがらせてしまうことが増えてきました。ねこの自我なのでしょうか。

ぷれまでは、まちのみなさまから自分は使わないけれど、誰かが使ってくれたら嬉しいなというモノをもらって100円で販売するという活動をしています。もらって売るだけなのですが、もらったモノを整理したり、欲しがる人が多そうだなとおもったり特に惹かれたモノを写真撮影してInstagram(@prema.nishiogi)に投稿したり、欲しい人がたくさんいたときに抽選をしたり、モノをお店にならべたりなどを、メンバーが毎日ボランティアでやっています。

ぷれまショップを2019年2月に始めてから半年以上経過して、やることにも慣れて、写真とかも初期より上手く早く撮れるようになってきたのですが、一方でどうも最近なんか楽しそうな感じが減ったぞとおもっていました。

てきぱきとできるようになったり、うまいやり方がわかってきたりして、作業のようになっている。

ぷれまの活動を継続していったり、あたらしい人と出会って一緒になにかしていくために、ぷれまでは「楽しさ」を大切にしています。楽しくないことは続かない、楽しくないことに人は誘いたくないからです。

作業のようになると、楽しくない。(作業の量が一定になるとリズムにのって別種の楽しさがあったりするんですが、ぷれまのやることはそんなに量が多いわけではないんです)

みんなではなしてみて、「やらなきゃいけないことみたいになっていた」「楽しもうというのと違うモードになっていた」ということがわかり、では、どうやったら楽しくなるかということを考えました。

楽しいというのは、結果的なところがあって、やろうとするアクションとしては不十分です。はい、楽しくしてください!って言われてもできません。

その時にやりたいことをしたり、その時の気分にあったことをしたりする余裕があったり、かんがえたことをやってみたり、そういう時に結果として楽しくなる。

ぷれまのみんなで作ったぷれまカルチャーのなかには「余裕をもって」という項目があってその場の雰囲気が「安心・おだやか・楽しい」になるように心がけていましたが、どうも不十分らしいぞと気づきました。

楽しいことは人によって違ったり、その時によって違ったりします。だから、具体的にこれをすれば楽しいというものは作れません。

そこで、「今日の楽しいポイントなんにする?」と声をかけあうことにより、違ったことを楽しめるようにということを考えたのですが、なんかどうもそれ自体に義務感がでてしまう。楽しいポイントを考えなければいけない感じがしてしまう。

もっと自然に「今日何して遊ぶ?」って声をかけ合ったら良い!と、いうことにしました。遊びという言葉をひもといてみると、子どもが遊ぶような遊びもあるし、モノを作ったりする際に少し取っておく余裕のことをあそびといったりします。

余裕をもってよりも「安心・おだやか・楽しい」をめざすのに、初めての人でもイメージしやすくて遊びはいいぞということで、「余裕を持って」を「アソビながら」に変更しました。

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その時にした方がいいことと、気持ちのバランスをアソビで取っていきたい。お互いに楽しくすごそうということを大事にして、その上でやった方が良いことも進めていく、そのために今後もいろいろ工夫していきたいと思います。

今日はどんなアソビをしようかな。




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