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キニナル広告#001_コカ・コーラ ネームボトル

キミの名前、見つけよう。

のキャッチコピーでもお馴染み。テレビCMも大量に投下されていて、気にしなくても気になってしまう、コカ・コーラの「ネームボトル」。

http://www.youtube.com/watch?v=du-wfVoLUFY&feature=youtu.be

かんたんに説明すると、コカ・コーラのペットボトルのラベルに、名字や名前が刷り分けられて販売されている、というシンプルなプロモーション。ググったところ、その種類は200近く(以上?)あるのだとか。それだけの数を刷り分けているという、その制作過程も気になるところですが、このプロモーションは実に巧い!

初めてCMを見た時は、「ラベルに名前が書いてある、だからどーなの?それって、うれしいの?」という印象でした。が、コンビニに行って気づいた。うん、うれしい。自分の名前が書いてあると素直に、うれしい。“名前入りのボトル”というシンプルな事実だけど、シンプルにうれしいんですね。

でも、数百ある中から自分の名前を見つけ出すのはとても困難。コンビニやスーパーの売り場では、陳列棚の奥まで手を伸ばして探すことはムズカシイし、なにより恥ずかしい(オトナだし…)。探索できたとしても、せいぜい2列目くらいまで。

ということは、自分の名前がなければ買わないということでもあるのですが、しかしながら、次にまたコンビニやスーパーへ行った時に、「あ。そういえば、ネームボトル、自分の名前あるかな?」とコカ・コーラの売り場に自然と足が向いてしまう、ということでもあるんですね。ザ・リピーター。毎回、買うわけじゃない。でも、買い物へ行くたびに、ついついコカ・コーラをチェックしてしまう。

今までコカ・コーラを気にしていなかった人にも興味を向かせるものであり、売り場で常にコカ・コーラを意識させてしまうプロモーションなのですね。巧いなあ!

しかも、自分の名前だけではなくて、家族や友人、贔屓にしている芸能人の名前だって探しちゃうし、発見したら買ってしまいますしね(僕は実際に、2本買ってしまった)。そして見つけてしまったら、写真に撮ってSNSでシェアしちゃったりして…!このあたりもしっかり織り込み済み。巧みに構築されていますね。

ただこのネームボトル、小売店からしたら商品をいじられまくって、ちょっとメイワクだったりするのかな、という想像を巡らせます。

とはいえ、僕はと言いますと、残念ながら自分の名前はまだ見つけられていないので探索の旅はしばらく続きそうです。

http://www.cocacola.jp/

新幹線でおいしいビールが飲みたい!