見出し画像

【ライブメモ】tacica TOUR 2020 ”aranami” at 2021.05.22 F.A.D YOKOHAMA

tacica TOUR 2020 “aranami” <2021年振替公演>
5月22日(土)@ F.A.D YOKOHAMA
開場17:45/開演18:30(〜19:52)

サポートミュージシャン
Drum : 中畑大樹

〈aranami tour 2021年 振替公演スケジュール〉
01.  5月8日(土) 京都 磔磔 ※ 開催見合わせ ※
02.  5月15日(土) 岡山 IMAGE
03.  5月16日(日) INSA FUKUOKA
04.  5月22日(土) F.A.D YOKOHAMA
05.  5月23日(日) 柏PALOOZA
06.  6月5日(土) 心斎橋 Music Club JANUS
07.  6月6日(日) 名古屋 BOTTOM LINE
08.  6月19日(土) 新潟 CLUB RIVERST
09.  6月20日(日) 仙台 LIVE HOUSE enn 2nd
10.  6月26日(土) 札幌 cube garden
11.  7月4日(日) 東京キネマ倶楽部

最寄駅は、元町・中華街。電車の行き先ではよく見るが、降りるのは今回初めて。駅から地上に出るための通路を歩いていると、結婚披露宴の帰りと思しきおそらく引出物であろう同じ紙袋を手にした集団とすれ違う。外に降り立つと、そこかしこから肉まんやら小籠包やらの美味しそうな匂いが漂ってきた。思えば、中華街に来るのも初めてだ。カップルや家族連れで賑わっていた。テキトーにふらふら歩いていると、視界の先に巨大な建造物を思わせる一端が目に入った。もしやと思い、Googleマップを立ち上げると思ったとおり。そこは横浜スタジアムだった。なにを隠そう、人生初ライブであるglobeのライブで訪れた場所。懐かしくなって周辺をぶらぶら歩いてみた。23年前に気持ちがすっ飛んだ。

画像1

会場周辺について

ライブ会場のF.A.D YOKOHAMAに来るのも初めてだった。「F.A.D」とは、Flower and Dragonってことらしい(看板に書いてあった)。会場前は広い歩道で、待機スペースにゆとりがあり周囲に気兼ねなく待てて良い。グッズのほか、CD販売、クロークの受付もライブハウス前で行われていた。

入場時には、お馴染みの個人情報の提供と検温、セルフもぎり、手消毒。スタンディングで、フロアには等間隔で立ち位置に印が貼ってあった。チケットはソールドアウト。といっても、フルで300名入りそうなキャパに対して、70〜80名程度だった印象。6列くらいまでは前に詰まってて、それ以降はゆったりしたスペースだったよう。

ドリンク交換は終演時には行わず、またアルコール提供もなし。ペットボトルの水はなく、ノンアルジュースのみ。グッズ販売については、終演後も外の敷地内で行われていたようだった。

tacicaは、男も女もソロ客が多いことが特徴的な気がしていて、個人的にはソロでどこへだって行きますけども、しかしそれでも一人でだって行きたいライブがここにあるのだと思うと、それはtacicaの魅力に他ならないのだと誇らしい気持ちになる。高校の制服を着た子が一人で参戦しているのも見かけて、なんだかとてもいいな〜、tacicaのこと好きなんだな〜と気持ちが温かくなった。

ローディの方は、おそらくいつもツアーで見る方。岡山の時のようになるやんさんではなかった。やはりこのご時世、地方公演については猪狩さん、小西さん、中畑さん、なるやんさんという最小人数で敢行していることが窺えた。



以下、セットリストを含む ネ タ バ レ になるのでご注意を。

セットリスト 【※以下ネタバレ※】

01. インスト
02. GOAT(2015年AL『LOCUS』)
03. 黄色いカラス(2008年『黄色いカラスe.p.』)★
  — MC —
04. 冒険衝動(2020年Sg)
05. ハイライト(2011年AL『sheeptown ALASCA』)★
06. 贅沢な蝋燭(2011年Sg「命の更新」c/w)
  — MC —
07. aranami (2020年Sg)
08. タイル(2009年AL『jacaranda』)★
  — グッズ紹介 —
09. LEO(2014年Sg)★
10. ジャッカロープ(2009年AL『jacaranda』)
11. 象牙の塔(2020年Sg「aranami」c/w)
  — MC —
12. その日、一日。(2011年AL『sheeptown ALASCA』)
13. ねじろ(2021年配信)
en.1) Space Folk(未音源)★
en.2) 人鳥哀歌(2009年『人鳥哀歌e.p.』)

・本編18:30〜19:40、アンコールで19:52終演
・「★」は岡山(とおそらく福岡)公演から変わった曲

感想など

岡山のセトリを記憶に焼き付けて臨んだのだが、三曲目から違っててびびった。そこから、これは気が抜けない!と気を引き締めたし、以降ちょいちょい変わってて、そのたびにわぁわぁ!と気持ちが忙しかった。結果、セトリが三分の一変わっていた。すごい。ツアーでこんなことってある? 岡山&福岡が同じセトリっぽい(たぶん)ことから考えるに、毎週末ごとに変えていくのだろうか。

【岡山】 → 【横浜】
アリゲーター → 黄色いカラス
蜂蜜の毛布 → ハイライト
掟と礎 → タイル
神様の椅子 → LEO
DAN → Space Folk

それにしたって、何度ライブに来てもtacicaが登場すると、わあ!tacicaだぁぁあー!と気持ちがふわっと盛り上がる。つくづく、人生のヒーローだと思う。

猪狩さんは歌うときに、やや下手(しもて)側を向きがちで、今日観ていた場所がまさにその視線上にあったので、自分に向けて歌ってくれているような錯覚に陥った。(……みんながよく言う「目があった!」というやつ。。)

新曲「Space Folk」は、エレキver.では今回初披露。『tacica premium acoustic live “Space Folk”』で初めてバンドバージョンで演奏していたが、その時とはまた違った印象で、そのアレンジの違いが楽しい。レコーディングをしているようだけど、この曲なのかな。楽しみがいろいろ控えている。

「来てくれてありがとう。人によっては去年から一年間チケットを持っててくれた人もいるよね」と猪狩さんのMCで始まった。

それから、横浜で逃げ出していたニシキヘビが見つかった話。小西さんは知らなくて「今日見つかったの?」と尋ね、「うん、さっき」と猪狩さん。なぜ自分たちが横浜でライブをやる日に見つかったのかと猪狩さんは言い、それは自分たちが早めに現場入りしたからなのでは、と結論づけていた。笑った。あと、「動物って可愛いよね。屋根裏の柱に巻きついていたんだって。可愛いよね」と。それを聞くとたぬきちのことを思い出さずにはいられない(下記インスタ参照)。きっとめちゃめちゃ可愛がっているんだろうな。

メンバー紹介の時に、中畑さんはいつもの「よろしくお願いしまーーす」ではなく、「そこに蛇がいるぞー!」だった。言った後に、自分でなんだか後悔していた。その後、なぜか二度目の紹介があり、その時はいつもの「よろしくお願いしまーーす」だった。良い雰囲気でツアーを回っていることが伝わってくる。今回のツアーもとてもいい。

あとひとつ気になったのが、猪狩さんの黒のグレッチに黄色いニコちゃんマークのステッカーが貼られていたこと。先週の岡山公演にはなかったと思うので、この一週間のうちに貼られたのではないかと勝手に憶測している。(個人的にはなんとなく猪狩さんの息子氏の仕業では!?と睨んでいる)

画像2


新幹線でおいしいビールが飲みたい!