見出し画像

【ライブメモ】tacica猪狩翔一『新代田で会おうよ。 小高芳太朗(LUNKHEAD) ×猪狩翔一(tacica)』 at 2021.02.23 新代田Crossing

概要

『新代田で会おうよ。』
小高芳太朗(LUNKHEAD) ×猪狩翔一(tacica)
2021年2月23日(火・祝)@新代田Crossing
16:00開場 / 16:30開演(〜19:30)
有観客&配信

セットリスト

01. フォーク(※原曲:スネオヘアー
02. Space Folk ※僕らずっと君のこと頼りに〜
03. 中央線(tacica 2019年AL『panta rhei』)
04.[新曲]※喜びという影も形も無いものに体の全部を救われるやつ
05. 僕ら ※細胞からやり直して〜
06. ダンス ※灯台の明かりを消したのは〜

16:30開演のはずが、配信機材のトラブルにより15分押し。猪狩さんはトップバッターで、16:45〜17:25くらいまで。ステージにはすでにおなじみの譜面ファイルがセッティングされていたので心の準備はできていた。

会場とか服装のメモ

新代田Crossingは去年の1月以来、二度目。整理番号はなく、先着順。会場は20名弱くらいか。アウトドアテイストの内装と照明がおしゃれ。

配信チケットを購入するつもりでいたが、来場者は無料で配信アーカイブが見られるURL(QRコード)を教えてくれる親切設計だった。有難い!

猪狩さんの服装は、グレーのスエットに黒Tシャツの重ね着、黒のワイドパンツ、白のコンバース、メガネなし。水とクラフトボス(ホット)。マスクはグレーのやつではなく、いわゆる一般的な白の不織布のやつだった。

楽曲やMCのメモ

猪狩さん、出てきた早々から目がとろんとしてたので、花粉症か!?と思ったらそのとおりで、MCで「今日花粉 酷いよねぇ」と辛そうに言っていた。「4〜5日前は、今年はクスリ飲まなくても大丈夫かもしないとマネージャーと話してたけど、今日会ったら二人ともドロドロになってた」に笑った。「一年経つと忘れちゃうよね」という言葉を聞いて咄嗟に思い出したのは、夏に冬の寒さを忘れる『ordinary day』のこと。猪狩さんの歌詞は "忘れてしまうこと" がキーワードになる曲がわりとある気がしている。

一曲目が終わった後に、譜面とマイクの距離感がしっくりこなくてセッティングし直す一面も。「リハの時にやっとけって話だよね……笑」などと言いつつ、みんなの前でわちゃわちゃしてるのが楽しかった。

会場のスピーカーの特性なのか、低音がしっかりと効いた温かい音で、猪狩さんの声がより一層心地よく聴こえた。特に『中央線』。Aメロの低音キーから、後半になるにつれ高音に移り変わっていくのが最高に気持ちよかった。ときに『中央線』って久々では。調べてみたら、2020年7月の下北沢HALFの配信ライブ以来だったっぽい。鹿の仔のシチュエーション別楽曲投票で票を入れていたので聴けて嬉しかった。それにしても、アコースティックで聴くとCDのバージョンがいかにアレンジによって化けているかが鮮明にわかるのでおもしろい。どちらも好き。

小高さんにまつわるエピソードを話す中で、猪狩さんが22歳で初めてバンドを組んだこと(それまで音楽は好きだったけどやったことなかった)や、建築の専門学校に通うために札幌に住んでいた、という話は初めて聴いた。

tacicaを結成する前、北海道のライブハウスにLUNKHEADを見に行って、会場の前で小高さんがタバコ吸ってて猪狩さんも吸ってたけど声かけられなかったことがあったから、それから15年以上経った今日、小高さんと共演できてあの頃の自分に頑張っていればいいことあるって伝えたい、という話だった。(いい話だな〜)

猪狩さんのエピソードを聞きながら、図らずも自分の人生を振り返ってしまい気持ちが遠くへ飛んでいった。

画像1

画像2

画像3


新幹線でおいしいビールが飲みたい!