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【ライブメモ】tacica TOUR 2021 「三大博物館 Re:quest~探求者の再訪~」 at 2021.1.31 Shibuya WWW X

概要

tacica TOUR 2021 「三大博物館 Re:quest~探求者の再訪~」東京公演
2021年1月31日(日)@Shibuya WWW X

1st stage OPEN 15:00 / START 16:00(〜17:15) ※有観客
2nd stage OPEN 18:00 / START 18:45(〜20:00) ※有観客&配信

サポートミュージシャン
Drum : 中畑大樹

セットリスト 【1st stage】

01. RAINMAN 雨人(2012年 miniAL『jibun』)
02. 命の更新(2011年 Sg)
03. 群青(2017年 miniAL『新しい森』)
04. 神様の椅子(2010年 『神様の椅子e.p.』)
05. コオロギ(2008年『黄色いカラスe.p.』)
06. アシュレー(2007年 miniAL『Human Orchestra』)

《くじ引きで選曲》
07. 馬鹿(2010年 『神様の椅子e.p.』) *猪狩さん
08. 熱帯夜 ※(2007年 miniAL『Human Orchestra』) *中畑さん
09. 某鬣犬(2009年 AL『jacaranda』) *中畑さん

10. オオカミと月と深い霧(2007年 miniAL『Human Orchestra』)
11. HELLO FAME(2015年 AL『LOCUS』)
en) ハイライト(2011年 AL『sheeptown ALASCA』)

※「熱帯夜」については、元々セットリストに入っていたのに何故かくじ引きの中に入ってしまっており、それをたまたま引き当ててしまったよう(おそらく)

セットリスト 【2nd stage】

01. RAINMAN 雨人(2012年 miniAL『jibun』)
02. 命の更新(2011年 Sg)
03. 群青(2017年 miniAL『新しい森』)
04. 神様の椅子(2010年 『神様の椅子e.p.』)
05. コオロギ(2008年『黄色いカラスe.p.』)
06. アシュレー(2007年 miniAL『Human Orchestra』)

《くじ引きで選曲》
07. 馬鹿(2010年 『神様の椅子e.p.』) *猪狩さん
08. 贅沢な蝋燭(2011年 Sg「命の更新」c/w) *中畑さん

09. オオカミと月と深い霧(2007年 miniAL『Human Orchestra』)
10. 熱帯夜(2007年 miniAL『Human Orchestra』)
11. HELLO FAME(2015年 AL『LOCUS』)
en) ハイライト(2011年 AL『sheeptown ALASCA』)

というわけで、1stと2ndの違いは「某鬣犬」「贅沢な蝋燭」かということと、「熱帯夜」の曲順のみだった。

会場のことなど

開場は、分散入場で整理番号ごとに目安の時間が発表されていた。あらかじめ個人情報をGoogleフォームに記入し、その確認メールを入場時に見せるスタイル。検温→手消毒→セルフもぎりというすっかり慣れた様式で入場。

座席ありで、200席くらいか。後方には立見スペースもあり、思いのほか人が入っていた感じ。

猪狩さんの弾き語りでは8:2とか9:1くらいで圧倒的に女性が多いけど、tacicaになると男子も多く、またソロ客もそれなりにいて、みんなそれぞれがひっそり好きでいる感じがする。

猪狩さんは白いTシャツ(2ndは黒いTシャツ)、ワイドめの黒いパンツ、白のコンバース。小西さん、赤のキャップに、グレーのTシャツにデニム、レザーのブーツ。中畑さんの髪の毛は綺麗なブルー(ターコイズ?)だった。

感想など

上手に猪狩さんがいて、下手に小西さんがいて、後方中央に中畑さんがいて、わぁぁぁぁぁ tacicaがいる!!!!!と登場しただけで感動してしまった。弾き語りで見てはいるけど、"tacica" となるとやはりちょっと違う。受け手の勝手な感覚でしかないけど。

今回はtacica初の試みのリクエストライブということで、去年末に公式サイトで聴きたい曲3曲の投票が行われていた。上位3曲はあらかじめ発表されており、「オオカミと月と深い霧」がダントツの1位で、2位は「神様の椅子」、3位は「命の更新」という順。個人的にオオカミのここまでの人気は謎だし、神様の椅子と命の更新がこんなにも人気だったとはとても意外な感じだした。結果的に自分が投票した3曲、「NWM」「latersong」「烏兎」はかすりもしなかったけど、それでも聴きたかった曲が聴けたので、投票してくれた人ありがとう!!!と強く強く思っていた。

セットリストを眺めると幅広い年代の選曲だと思いつつも、やはりリクエストライブということもあるのか、普段ライブであまり歌われない曲、特に初期の楽曲が多かったのが印象的だった。『Human Orchestra』から3曲も選ばれていたのが象徴的。『panta rhei』以降の曲をやっておらず、一番新しくて2017年『新しい森』の「群青」。今回はいわゆる初期のファンの人がふたたび足を運んでくれた、ということなのだろうか。tacicaファンは潜みすぎていて実態がつかめない。謎。

7曲目と8曲目は、くじ引きによる選曲。今回のセットリストからは外れてしまった曲をランダムで歌うという救済企画。猪狩さんと中畑さんがくじを引き、1st stageは「馬鹿」「熱帯夜」だったのだけど、どうやら手違いで元々セットリストに入っていた「熱帯夜」が紛れ込むんでいたようで、再度引き直すと、「某鬣犬」だった。2nd stageでは猪狩さんがふたたび「馬鹿」を引いて、中畑さんは「贅沢な蝋燭」だった。あの銀の箱に何曲入っているのか、どの曲がエントリーしているのかとても気になる。大阪、名古屋公演が楽しみだ。

それにしても、いわゆるライブ定番曲を一つもやっていないのも特殊であり、レアなセットリストだった。

MCのことなど

やはり猪狩さんの、小西さんも含めてtacicaのMC力が上がっていると思っていて、銀のエンゼルのくだりには大いに笑った。

猪狩さん「今回はみんなのリクエストでセットリストを組んでいて、私入れたのに、俺入れたのに選ばれてない…ってこと、そういうことあるよね。俺もそういうことある。金のエンゼルとか銀のエンゼルとか当たったことないもん。キャラメル味を買って、銀歯をかばいながらね。みんなもそうでしょ。銀のエンゼル出ないけど、銀歯かばうんだよ。……配信もしてるのにこんなこと言うんだよ、メンタルすごいだろ

配信で何度も巻き戻して見ちゃったけど、でも、ふとちょっと考えてみちゃう。なにかこう、銀のエンゼルが当たらない人生に思いを馳せてしまう。

今回のリクエストライブについて、「満遍なく票が入っているのが作り手として嬉しい」と猪狩さん。ただ、猪狩さんが気に入ってる曲「T.M.」だけ0票だったとのことで、「悲しんでると思うから、家に帰ったら真っ先に聞いて」と切実に訴えていた。

アンコールのMCで、猪狩さんから延期になっていた結成15周年記念公演『象牙の塔』の告知。「どうしても15周年中にやりたくて、ギリギリ4/3(土)に決まった」とのこと! 本来は第二部終了後に告知だったけどみんなのこと信頼してるから、ってことで第一部でも告知してくれたのだと思う。いつもの猪狩さんのやさしさ。

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グッズも抜群にかわいい

新幹線でおいしいビールが飲みたい!