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【ライブメモ】tacica TOUR 2020 ”aranami” at 2021.07.04 東京キネマ倶楽部

tacica TOUR 2020 “aranami” <2021年振替公演>
7月4日(日)@ 東京キネマ倶楽部
開場17:30/開演18:30(〜20:00頃)
※配信有り

サポートミュージシャン
Drum : 中畑大樹

〈aranami tour 2021年 振替公演スケジュール〉
01. 5月8日(土) 京都 磔磔 ※ 開催見合わせ ※
02. 5月15日(土) 岡山 IMAGE
03. 5月16日(日) INSA FUKUOKA
04. 5月22日(土) F.A.D YOKOHAMA
05. 5月23日(日) 柏PALOOZA
06. 6月5日(土) 心斎橋 Music Club JANUS ※ 開催見合わせ ※
07. 6月6日(日) 名古屋 BOTTOM LINE
08. 6月19日(土) 新潟 CLUB RIVERST
09. 6月20日(日) 仙台 LIVE HOUSE enn 2nd
10. 6月26日(土) 札幌 cube garden
11. 7月4日(日) 東京キネマ倶楽部

会場周辺について

初日の岡山公演から二ヶ月弱。あっという間のツアーファイナル。生憎の梅雨空。ザーザーぶりでないのが幸い。去年のアコースティックライブの時のように、会場一階のグッズ売り場横のスペースが待機場所になるのかと思いきや、外の道路にたむろするかたちだった。

検温、個人情報登録、セルフもぎり、手消毒、立ち位置指定。ドリンク代は500円。

チケットは昨年のFC先行で購入したけれど、東京公演らしく整理番号はそれほど良くなかったので、ほどほどの場所を確保。入場時にはまだ二階が解放されておらず、未だ東京キネマ倶楽部で座ってみるという夢は叶っていない。

会場全体で300名くらいか。会場真ん中あたりまでは詰まっていたけど、後方はゆとりがある感じ。tacicaの地方公演や猪狩さんの弾き語りでは女性客が多いけれど、東京公演だとその比率が半々くらいになる。

セットリスト

01. インスト
02. GOAT(2015年AL『LOCUS』)
03. 冒険衝動(2020年Sg)
04. 黄色いカラス(2008年『黄色いカラスe.p.』)
  — MC —
05. 贅沢な蝋燭(2011年Sg「命の更新」c/w)
06. 蜜蜂の毛布(2009年『人鳥哀歌e.p.』)
  — MC —
07. aranami (2020年Sg)
08. タイル(2009年AL『jacaranda』)
09. 掟と礎(2011年AL『sheeptown ALASCA』)
  — グッズ紹介 —
10. 神様の椅子(2010年『神様の椅子e.p.』)
11. ジャッカロープ(2009年AL『jacaranda』)
12. 象牙の塔(2020年Sg「aranami」c/w)
13. その日、一日。(2011年AL『sheeptown ALASCA』)
14. ねじろ(2021年配信)
en.1) Space Folk(未音源)
en.2) HERO(2007年『Human Orchestra』)
W en.1) 人鳥哀歌(2009年『人鳥哀歌e.p.』)

・セミファイナルの札幌公演のセトリは、名古屋公演ベースで、アンコールラストが「アースコード」だったよう。
・今回も絶妙にシャッフルされていて、ダブルアンコールもあり1曲多かった。
・本編18:30〜19:48、アンコールで20:10頃終演

感想やMCなど

猪狩さんは黒のTシャツ、黒パンツ、白のコンバース。小西さんは白のTシャツ、デニム、目玉のキャップ。

「冒険衝動」のイントロのベースパートがピンクの照明で小西さんどエロだった。〈語り合ってい・た・いー〉がよかった。

「黄色いカラス」は配信だとMVを重ねたかっこいい映像で、これのためにセットリストに組み込んだのでは、と思った。

・「初日の京都が中止になって出鼻をくじかれて大阪も中止になって、ああ、不完全燃焼ってこういうことを言うんだろうな。なので、溜まっているものを今日爆発して帰ろうと思います」という猪狩さんのMCからの流れで聴いた「aranami」で泣いた。音源で聴いている文では普通に聴けるんだけど、ライブだとその迫力が何倍にもなって心を揺さぶられ、日々のしんどいアレコレを思い出して、奥底にしまっていた感情が込み上げた。イントロの白い照明が、希望以外の何物でもなくって最高だった。

「タイル」の猪狩さんのブレスが最高。吸われたい(何を)。

・MCに困ったら「ドラム、中畑大樹!」に逃げる猪狩さんに笑った。あと、猪狩さんが「僕ね、最近MCぜんぜんダメなんだ」と言った瞬間、すかさず中畑さんが「良かったことなんてあるんだ?笑」とツッコんだのが見事で笑った。「そこよりやっぱり音楽じゃない」というフォローも欠かさず。優しい。で、ゆるふわのMC直後に、「神様の椅子」のあの鋭いボーカルに入れるの凄い。歌い出しの〈か〉の強さったらない。

「象牙の塔」のオレンジの照明、「その日、一日。」の黄緑の照明が印象的。

・「またツアーやるんで。…いっつも同じことしか言ってないけど、いっつも……同じことしか言ってないね。。でも、やっぱり、すごく久しぶりに全国ツアーをやってみて、今までと違うなって思って。やっぱり変わったんだなって。だからこそ、いつもと同じことを言って終わろうと思います。新しい曲作って、新しいCD作って、またツアー回ります。今日はどうもありがとう。配信見てくれてる人もどうもありがとう」という本編最後のMCがあり、ラストは最新曲「ねじろ」。aranamiを経てこの曲で締めているのは、この一年で変わってしまった世界を表わしているようでもあり沁みた。

・アンコールのMCで、11/28に鹿の仔限定(?)ライブをやる予定との告知があった!詳細な内容の発表はなかったけれど、めちゃくちゃ楽しみだ!!それまでの5ヶ月近くライブが無いということなのだと思うけれど、これまでほぼ毎月tacicaとしてのライブをやっていたし、しばらく制作期間に入るようなので、楽しみに待ちたい。

・猪狩さん曰く、湿気ったスナック菓子を食べてて「湿気ってるな…」と最初は思うけど、食べ続けているうちに「これはこれでアリかも」と思うのが「鹿の仔」らしい。だけれど、ぜんぜん湿気ってないよ、猪狩さん!コンテツのボリュームがあって最高なFCです。喋る鹿を聴ける時点で元が取れています。

一年越しの開催となったaranami tour。大阪と京都は中止となってしまったのは悲しかった。初日の京都が中止になって急遽岡山公演に行ったのもあり、全9公演中7公演に参加できたのはとても有難いことだった。セトリがこれまで以上に変動していたような印象で、特に横浜公演ではそれまでのセトリから3分の1変わっていたので心底驚いた。そういう変化も楽しかった。感染症予防対策など大変な状況の最中だったけれど、とりあえずお疲れ様でした。

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