”小型スマホ”について

どうもNumaoです。

突然ですが、皆さんはスマートフォンを購入する時どういったところを重視して機種の選定をしますか?
バッテリー持ち、価格、画面の綺麗さ、ゲーム性能、カメラの性能、ストレージ容量など色々あると思います。
その中でも今となっては超ドマイナーなところに重きを置いているユーザーが超少数いて、私はその超少数派に属しています。
それが”小型スマホ”ユーザーです。
今回はその小型スマホについての現状を超主観でご紹介したくnoteを書いてみました。

小型スマホの種類

小型スマホとは読んで字のごとく小型なスマホのことを指すのですが、
その中でも5つに分類されると私は思っています。

1つ目が「超小型スマホ」です。
クレジットカードくらいのサイズでサブ端末として一定の需要があったりなかったりします。おサイフケータイがついてる機種は電子財布みたいな扱いで使われたりしていますね。
Rakuten mini、Jelly2、Jelly Star、Palm Phoneなどがここに該当します。

2つ目は「旧コンパクトスマホ」です。
スマホ黎明期から成熟期にかけて小型とされていた端末たちでだいたい横幅55mm~60mmの端末たちです。
Xperia Ray,Xperia SX,iPhone SE gen1などがここに該当します。

3つ目が「コンパクトスマホ」です。
スマホがある程度成熟した時期に小型とされていたスマホたちで、
個人的に”最後にして最大の小型スマホ”といった印象で、だいたい横幅60mm~65mmの端末たちです。
Xperia Compactシリーズ、iPhone miniシリーズ、Rakuten Handなどが該当します。最近だとJelly Maxもここに入ります。
(Balmuda Phoneは横幅はオーバーしていますが縦幅が小さいのでギリここに入るかなと思ます)

4つ目が「エセコンパクトスマホ」です。
ここ数年のスマホ市場で”コンパクト”と称されるスマホたちで、
コンパクトと言われますが実際そこまでコンパクトではありません。
昨今の平均からすると相対的にコンパクトというだけで、絶対的なコンパクトではありません。
ZenfoneシリーズやXperiaの5シリーズ、その他にGalaxy,Pixel,iPhoneの標準モデル、あと個人的にiPhone SE gen2~gen3もここに該当します。

5つ目が「縦折りコンパクトスマホ」です。
文字通り縦折り式の折りたたみスマホで、折りたたんでいるときのみ小型というやつです。小型と銘打たれたりもしますが、折りたたみ時にもそれなりの操作ができるよう設計される都合上、開いたときの比率が通常のモデルより縦長になりやすいです。そのため、開いたときはかなり縦に大型になります。

なぜ小型スマホは売れないのか

小型スマホはよく需要がないと言われている事が多いです。
実際それは事実であると思います。
年々スマホでできることが増えてきていて、それらを快適に操作するには大きな画面が必要であることも理解できます。
とはいえ、大きければ大きいほど良いということはなく、
かつてのXperia Z Ultraのような製品は現代では小型スマホ並に絶滅危惧種です。
結局のところ横幅でいうと70mm~76mmくらいの端末が多くの人にとってジャストサイズなわけであって、決して大きいこと=正義というわけではないのです。

「ならちょっとくらい小型スマホがあってもいいよね」と思われるかもしれませんが、ここで先程の小型スマホの種類が関わってきます。

小型スマホというのはニッチであるくせにやたらと棲み分けが多く、
”小型”という一つの言葉の中で、それぞれが求める要素に違いがありすぎるのです。
例えば、超小型スマホ民はとにかく小さい端末サイズであることにこだわっています。クレカサイズで胸ポケットにピッタリ。決済もできるし軽いメール程度なら十分。といった感じで、いかに小さい端末で必要最低限の処理ができるかというところに重きをおいています。
対してコンパクトスマホ民はどうかというと、昨今のスマホ比で比較的小さい、軽いことに加えて、片手操作の快適性に重きをおいている人が多いと思います。(自分はこれ)
親指一本で画面の端まで届く。けれど画面が小さすぎると操作が難しいのでそれなりの大きさが欲しくて、それが今でいうと4.5~5.0インチくらいあればいいよねといった感じです。

そんななかZenfone10をコンパクトスマホとして売り出したとしても刺さるのは私のいうエセコンパクトスマホ民だけで、コンパクトスマホ民と超小型スマホ民の琴線には1ミリ刺さらないのです。
最近発表されたUnihertzのJelly Maxもコンパクトスマホ民にはほどほどに刺さりますが、超小型スマホ民には刺さらない。
XiaomiのMIX Flipも折りたたんだときに小さいだけじゃ、片手操作の快適性を求めるコンパクトスマホ民には刺さらない…。

といった感じで同じ「小型スマホ好き」であってもそれぞれ独立した需要が存在しているせいで、小型を作ろうとするとメーカーはニッチ中のニッチをターゲットにすることを求められてしまうのです。
その結果がZenfone10であり、iPhone miniであり、Xperia 5なんです。

願望

私個人は”コンパクトスマホ”ユーザーなので、Xperia Compactの復活や、Nothingのような個性的なスマホメーカーがこのサイズのモデルを出してくれることを願っていますがなかなか叶いそうにありません。
Jelly Maxはかなり理想に近いスマホなんですが、どうやらFelica非搭載ということで常用は難しそう…。
SmallAndroidPhoneProjectというPebbleの創業者が立ち上げたコンパクトスマホを作るプロジェクトもありますが、海外のプロジェクトなのでFelicaは多分乗らないだろうな…と思っています。
希望が見えたと思ったら結局突き落とされる。そんな時代をここ数年生きています。
一時期iPhone miniという希望が見えた時期もありましたが、生粋のAndroidユーザーである私からするとiOSはあまりにも使いづらく、結局2年使って引退となってしまいました。
理想のスマホと出会うのが先か、スマホというプロダクトが死ぬのが先か…。
私の苦しい日々はまだまだ続きそうです。



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