ブレンダン・ロジャーズはレスター・シティーをトップ4のチームへと変貌させた。- Sky Sport
著者 Adam Bate氏 29/09/19
彼の就任から7カ月、ブレンダン・ロジャーズはレスターの運命を好転させた。彼の下、フォックスはプレミアリーグで3位のチームになっている。
ブレンダン・ロジャーズはプレミアリーグの順位表でレスターを3位につけるけている。シーズンの早い段階ではあるが、その記録はシーズンが始まる前にさかのぼる。キングパワースタジアムにてロジャーズが就任してから現在7ヵ月であり、リバプールとマンチェスター・シティのみがより多くのポイントをとっている形だ。レスターの幸運はすっかり変えられた。
異常さに慣れているクラブは、前任者のクロード・ピュエル監督の下、野望は息を潜めていた。しかしロジャースは信頼を戻し、レスターをもう一度蘇らせた。鋭く創造的なリクルートメントの助けによって、とてもワクワクする若いチームが構成された。ロジャーズはそのタレントを開花させる適切な人間だという事を証明している。
*ロジャーズ監督が就任した2019年2月26日からのプレミアリーグにおける勝ち点
先月、彼と話した際、この夏が大きなものであったことはとても明確であった。期待されるものはとてもはっきりとし、されるべき仕事は強められ、発展は起きた。ロジャーズは、彼のチームをしっかりと評価し、現在様々な戦術のアイデアを探っている。レパートリーを拡大させているのだ。
他のチームがホームから出て、プレシーズンツアーに乗り出している中、フットボールディレクターのジョン・ルドキンと同意の下、レスターはヨーロッパを出ないことを決めた。
"我々はホームに出来るだけ近いところに留まろうと話した。そうすれば我々がしたいだけの準備が出来るからだ。" とSky Sportsに彼は話した。 "いつ移動しなければいけないのかという部分に私は関わっていた。そこには商業的な要求がとても多くてね。特に我々が一緒にやる初めてのプレシーズンだったので、私は練習施設に我々自身を閉じ込めることがとても重要だと感じていた。"
*オープンプレーで10回以上パスが繋がった回数
インパクトは明らかだった。レスターは今やもうロジャースのチームだ。昨シーズンのトップ4のみがより多くのボールタッチ数を記録している。またトップチームの結果と同じく、彼らのフットボールもまたトップのそれを行っている。レスターは、10回以上のパスを繋いだ回数のトップ6へランクインした。彼らの優勝は目覚ましいものであったが、現在の記録はより安定したパフォーマンスのように見える。
"私が思うに、ビルドアップを機会と見るか、リスクだと見るかなんだ。" と最近話した。 "真新しいことではない。長い間そのように見られている。 それはあなたがどのようなコーチなのかによるのだ。ミスは起きるものだが、現代のゲームでは素晴らしい機会になる。ゲームを深いところから作り上げれば、チームはより広いエリアをプレスしなければいけない。"
彼ら自身のプレッシングも相手をより難しい状況に追いやる。 "我々は守備的にもとても強くなっている" とロジャーズは言った。彼は正しい。たった2チームのみがより少ない被枠内シュートを記録している。打たれたシュートの質に基ずく、予測された被ゴールで言えば、彼らは2番目に少ない。すでに昨シーズンのトップ7の内の4チームとすでに対戦していることを考慮しても、驚くべき点だ。
*今シーズンの守備的アクションに対してパスをさせた数
彼らのプレッシングの詳細をより深く探索していくと、アプローチの変化が明確になる。カギとなるメトリックはPPDA (ピッチ2/3のアタッキングエリアでの守備アクション毎の相手のパス "Passes Per Defensive Action") として知られている。昨シーズン、レスターはこのメトリックで下位半分にランクしていたが、現在は2位である。これがボールを保持することを好み、素早く奪い返す現在のチームである。
"上手くいけば、まずはどのようにしっかりと守備をし、ゲームをプレスするのかという意味で我々がどのようにプレーするのかという骨組みを取り入れたい。" と就任早々に言っていた。 "サポーターたちはもしかしたら私のスウォンジー、リバプール、そしてセルティックのチームを見たことがあり、どれだけ激しく試合でプレスをしようとしてるか理解するだろう。それがベースであり、そこかれ彼らの質を技術的に使う。"
このレスターのチームには質がある、そこには何の疑いもない。ベテラン選手達、カスパー・シュマイケル、ジョニー・エバンズ、そしてジェイミー・バーディーの役割は、過小評価されるべきではない。 - "私が来てから彼らはファンタスティックであるし、ドレッシングルームでのリーダーシップという意味ではとても重要である。" - しかしロジャーズが働いているグループのほとんどは若手だ。
2週間前のオールド・トラッフォードでは、25歳のリカルド・ペレイラがスタメンで唯一23歳以上の選手だった。ウィルフレッド・エンディディは中盤で重要な役割を担っている。ジェームズ・マディソンはチームのプレーメーカーだ。サポーターたちは、左サイドのベン・チルウェルとハービー・バーンズのコンビネーションを楽しんでいる。チャグラル・ソユンクはハリー・マグワイヤの穴を埋め、すでにファンにも気に入られている選手だ。
全ては野望である。全員が監督の新たなアイデアを買っているのだ。ロジャーズにとって最も大事なのは、彼ら全員も学びたいという事だ。"有難いことに、一定して成長したがっているチームを我々は持っている。" とSky Sportsに言った。
"彼らは指導のやり甲斐があり、ハングリーである選手たちだ。"
それは今シーズンのこれまでの印象深い戦術的柔軟性に反映されている。ウォルブス相手の開幕戦、4-3-3だったが "前線の形だけは違い" 、そして "幅はサイドバックに使われていた。" マディソンは左でプレーしているが、試合中ですら調整できることを示している - トッテナム戦でやったように。
あのスイッチは、ロジャーズが "ダイヤモンドの頂点に置き換えた", ことでマディソンのドラマチックな勝ちを決めるゴールを導いた。マウリシオ・ポチェッティーノを越えることは常に良いサインであるが、これはロジャーズがプレミアリーグに戻ってから起きたことの内の1つだ。彼は自身の価値を再確認させ、この勢いが続かないと考える理由はなくなってしまった。
昨シーズンの強いチームであった4チームと対戦するのと等しく、レスターは新たに昇格したシェフィールド・ユナイテッドと調子が良いボーンマスとのトリッキーな試合日程を勝利という形で上手く乗り越えた。この日曜日のニューカッスル戦で更なる勝利を飾れば、チームは9月をトップ3で終える。ロジャースに感謝しながら、彼らがそこで留まれる信頼がそこにはある。
*ちなみに2019年9月29日のニューカッスル戦は5-0で勝利。
現在10月31日でも得失点差でチェルシーの押しのけて3位維持。10月も勢いはそのままでした。
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