デビューおめでとう、TravisJapan

突然の留学発表から半年近くが経過した、秋の朝
その日は突然やってきた。

朝、起きてLINEの通知が来ていた。一気に目が覚めた。
すぐTwitterを見た。前の日の晩の週刊誌情報と朝の情報番組での情報が錯綜するカオスなトレンド欄で、嘘じゃないって知った。
局メが来ているのを見て本当なんだって思った。
起きたら知らない病室にいた…ってそんなびっくりする?と思ってたけど多分こんな感じなんだろうな。
動揺が凄すぎたのに仕事にちゃんと行ったのはめっちゃくちゃに偉かった。でも仕事手につかなかった。

とりあえずデビューすることは分かったけど、それ以上が全く理解できなくて数日何もちゃんと調べられず…。海外レーベルでのデビュー?デビュー日まさかの来月?日本ではデビューしないの??配信デビュー???何もわからない。自分の中の常識が一個も通じない。
正直、デビュー発表あってしばらくの間は嬉しいのに受け入れられない自分が居て、悲しかったし、この感情の正体がずっと、ずっと、わからなかった。

デビュー曲が解禁されて、配信のプレオーダー決まって、ジャケ写公開されて、ユニバーサルにアーティストページが出来て、スポットCMが公開されて、ようやく、ようやく、心が、頭が、デビューを認識し始めてくれた。(遅)周りの人にもトラジャデビューするんですよ〜良かったらiTunesで曲買ってくださいって言えるようになった。


デビューの意味。
たくさんある。
ジャニーズにおいて言えば、デビューすればレーベルに所属してCDを出すことが出来るようになる。Jr.とデビュー組の大きい違いは、自分達のエンタメを長く続く形として残せるか否か。長らくJr.でグループを作ってキャリア積んで一定期間過ごしたらそのグループがデビューする、の流れが固定化されていて薄れてきているけど、Jr.って言うてもバックダンサーで下積みの身だから、デビューしていなければいつだって知らないうちに消滅する、という状況と隣り合わせな訳で、だから我々ファンはデビューを望む。

望まれているデビュー、本人たちも望んでいるデビュー、こんなにも遠いなんて、思いもしていなかったのは事実。それはずっと揺るぎない真実。アイドルのデビューとしてはそこそこ遅咲きの部類。そんな彼らをずっと応援し続けた先にあったのは、ファンも彼らも数年前はきっと想像していなかったであろう、海外レーベルからのデビュー。スケールが違うというか、前例がなさ過ぎて理解が追いつかない部分も多かったけど、本当にいいデビュー曲を貰えて(こんないい曲が練習曲でたまるか!!!)、MVもなかなか手の込んだものを作れて、花火ドーンあげてもらって(IVEのAfter Likeかと思った)、デビューってこういうことよなって言うのを体感したリリースからの数ヶ月だった。

デビューコンも決まり、出れるか怪しんでた(個人的に)カウントダウンライブにも出られて年男ムーブできて、ジャニーズらしくいてる姿を久々に見られることに、心底ホッとしている自分もいるけど、それでもこれはデビューしなきゃできなかったんだ、と思うと込み上げてくるものも多かった。

彼らはずっと、留学は自分たちの意思で、を強調し続けているしそれは事実だと思うけど、後々のインタビューとかで留学は短くても何年、とかもう帰国できないかも…などと相当覚悟決めて行っていたことも事実。人間はある程度の報われがないと死ぬ。努力ができなくなる。だから、TravisJapanというグループが腐らないうちにたくさん成長できてそしてそれを結果として残せた、そしてその瞬間に立ち会えたこと、ファンとしてすごく誇りに思う。そして、たくさんその瞬間瞬間におめでとうありがとうおかえりただいまって言い合える関係の中に居られるのも凄く良いことだなぁって思う。

これから先、トラジャ担とトラジャにどんな未来が待っているか、想像もつかないけれど、とにかく、これだけは、時差だけど言わせてください。



デビューおめでとう。
おかえりなさい!

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