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(Tips) パーツの下地処理 その1 ~やすり掛け~

おはようございます。天気はいいですが寒いですね。
今作ってるキットのパーツ下地処理をしているので、そのあたりのネタを記事にしてみようと思います。

下地処理

何やるの?

下地処理としては主に以下の二つです。

  1. やすり掛け

  2. サフ吹き

今日は1のやすり掛けについて

なんでやんの?

最近のガンプラはプラスチックの成形技術の進歩とBANDAIさんのノウハウのおかげでだいぶ減りましたが、一見平面に見える面もうねうねしてます。
それをきれいな面(平面でも曲面でも)にするためにMGだと100超のパーツのやすり掛けを皆さんやってるわけですね。

うねうね?

うねうね=ヒケ、パーティングラインです。後はランナーから切り離した時にできる「ゲート跡」ですね。実物で説明したほうが早いので、写真をドン。

ゲート跡とヒケ

上の写真は軽くやすりを当てた後なんですが、端っこに白く見えてるのがゲート跡、ちょっとへこんでるところがヒケです。
下の写真の緑の資格のところに見える線みたいなでっぱりがパーティングラインです。
ヒケがどうしてできるのか?についてはこういったサイトで詳しく説明しているので興味がある方はご覧ください。
パーティングラインについてはこちら

ゲート跡についてはこんなニッパーを使えば何もしなくても目立たないようにできますが(いつかは使ってみたい)、キットにお金を吸い込まれてる僕のニッパーではどうしても残ってしまいます。

ヒケやパーティングライン、ゲート跡が残ってるといくらきれいに塗装しても素の面がきれいでないので、クオリティが下がってしまいます。
でこれを消すためにやすり掛けをします。古いキットや新し目のキットでも場所によってはヒケがひどいところがあるので、そんな時はパテで埋めます(参考サイト)。やすりの場合、荒い番目から徐々に細かい番目にしてきれいにする作業が延々と続きます。

400→800→2000と3段階ヤスリでゲート跡もヒケもきれいに取れました

僕はこれは写経と同じだなと思ってますw地道な作業を延々と繰り返す。疲れるし、つまらないので端折りたい気持ちはありますが、個々の出来でキットの最終的な出来が決まるので、手は抜けません。ただ、見えないところまで一生懸命やるのはぶっちゃけ無駄なので、僕はやってません。その辺は個人の匙加減ですね。

後うねうねとは関係ないですが、金や銀の成形色のパーツによくみられるのがウェルドです。
(とあるサイトから引用させていただきました)
プラモデルのパーツにはまるで地層のような樹脂のムラや接合線が存在するものがある。これをウェルドもしくはウェルドラインという。原因は射出成型時に金型内で樹脂同士がぶつかり合ったり、途中で固まりかけて流れにムラができるために発生する。
これはプラモデルだけでなく射出成型製品全てに現れる現象だが、成型品質の基準差のせいかプラモデルは他に比べてそれがよく目立つ傾向にある。

文章だとわかりにくいので写真を一枚

これは面としてはきれいに出ているので、ヤスリではどうしようもありません。素直に塗装ですw

こういった地味ーな作業を経てようやく塗装のスタートラインに立てます。
今日は一日ゴリゴリ、パテパテ頑張ります。

では。