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推し短歌

16年 変わらぬ姿 後ろ影
2年の歳月 2秒の永遠

推しがね、出たんすわ。
映画にね、出たんです。

2003年公開の映画にゲストキャラとして出た推し。
そこからずっと、あなたはわたしの唯一だった。
弟のような存在から、いつの間にか息子のような存在に。あと20年もしたら孫の域じゃん。目に入れても痛くないという気持ちはもう既におばあちゃんですけどね。

忘れもしない2019年8月9日映画公開初日、大きな病院で施術を終えたわたしは傷口癒えないその足で映画を観に行きました。
推しが出るなんて前情報一切なく。
いやだって公開初日だしね。
ネタバレも踏みたくないしね。

行くじゃん。
事前購入した席のチケット発券するじゃん。
席に座るじゃん。
映画はじまるじゃん。
オープニング映像流れるじゃん。

「………?」


驚異の2秒。
路地裏の後ろ姿、あの服、あのフォルム。

まちがいない、おまえだ。
おまえしかいない。
あれはおまえだった。
しかしかくしんはない。
いますぐ、ついったーを、ひらきたい。
かくにんしたい、だれかに、かくにんしたい。
でもえいがおわるまでなにもできない。
どうしよう、ないようがはいってこない……。

という101分を過ごしたわけです。
なんだかんだでその映画は7回ほど観たので2回目3回目で内容はちゃんと入ってきてます! 心配ご無用! 面白かったよ!

当時のついったーずっと動揺しててうける。
わたしの一番の理解者である友人に泣きながら電話を掛けてしまいました(ドン引き夫が運転中の車内で)

そんなこんなで、3秒に満たない新規絵の推し。
すごい、この令和に、まだ、こいつは、わたし以外の人間の心の中に存在する……。ヤンバルクイナ見つけてもここまでの気持ちにはならんぞ。
しかしそれさえも4年も前なのだな。

そんな推しの短歌でした。
わたしの推し、シュライヤ・バスクードに会いたい人は、ぜひともこちらをご覧ください。


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