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ワーホリの思い出③~マーガレットリバーから東へ~

20歳くらいの時、大学を休学してオーストラリアにワーホリにいった。その時は若さと熱意に溢れていたと思う。

現在、社会人になって10年以上たつ、日々の業務に忙殺される中、当時の熱意を思い出す為、ワーホリの思い出を書いてみたくなった。

※15年以上前の話なので、今とは違うかもしれないし、人の名前、町の名前、距離感等うろ覚えです。

マーガレットリバーのコテージで、3人のドイツ人、ロイとヘンリーとヨークとの生活やブドウの枝切りの仕事にも慣れて1ヶ月が経過しようとしていた時、3人が旅立つと言ってきた。

せっかくオーストラリアにいるのに、同じところに留まるのもつまらないし、なんといっても、ドイツ語メインで会話をしてしまい英語が上達しないとのこと。

そして、もともと二人で旅をしていたロイとヘンリーはフランス人の女の子と旅立ち、ヨークも次の目的地を目指して旅立っていった。

一人残された自分は仕事にも慣れてきたし、オーナーもとてもよい人なので、マーガレットリバーに留まりたいと思っていた。ただ、車がない。コテージから仕事場の畑にいけなく、町に買い物すら行けない。

悩んでいた時、オーナが町から畑までの送迎してくれると言ってくれた。そこで、町のバッパー(バックパッカーズホステル)に滞在することにした。

バッパーは8人部屋で、値段はそれほど高くは無かったが、一週間程度滞在したあと、宿泊費を抑えたかったのでシェアハウスを探すことにした。シェアハウスと言っても、家の持ち主が余ってる部屋を貸し出し、リビング等は自由に使っていいというかたちだ。なにせ土地が広いし、ブトウ畑に仕事で来ているワーホリの人もたくさんいた。

そんなシェアハウスを探してる時、以前町の中心部近くのバーで会、(バーと言っても町に一件しかないスポーツバーのようなとこだったと思う。いつもオーストラリアンフットボールが流れていた)2人組の韓国人女性にあった。

話は3人のドイツ人と暮らしているときに戻る。町のバーに行った時ヘンリーに、あつしはどんな子が好きなの?と聞かれた。なんとなく、アジアンガールかなと言ったら、そこに韓国人女性が2人いた。

韓国人はイングリッシュネームを持ってるらしく、名前をピナとウェンディーと言った。年は5つくらい上のきれいな女の人だった。

シェアハウスを探してる時に、たまたまピナとウェンディーに再開し、2部屋空いてる家を見つけた。そこにピナとウェンディーが一部屋借りて、自分がもう一部屋借りた。

働いている畑が違うので、昼間は別行動だが、夜は三人で晩御飯を一緒に食べた。自分は料理ができないので、簡易的なトッポギやプルコギ、サムゲタン等、たくさんの韓国料理を作ってもらった。

その後、マーガレットリバーで2ヶ月間過ごし、ブドウのシーズンが終わってしまうので、仕事がなくなってしまった。

そのタイミングで、ウェンディーも事情により韓国に帰らなければならなくなった。そこで残されたピナと二人で、新たな仕事と新たな何かを目指して、東の都、オーストラリア第三の都市、ブリスベンに向かうことにした。

もちろん、ワクワクではなく不安の方が大きい。もう半年程経過しているので、旅になれてもいいころだとは思うが、新しいところに行く時はやはり不安の方が大きい。新たな何かを目指して!と思うのは一週間くらい前までで、行く時は、この先どうなっちゃうのだろうとの不安に押し潰されそうになる。

長くなったので、また今度。