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【エフェクチュエーション解説②】▶︎『死ぬこと以外かすり傷』


優れた起業家に共通する
行動パターンや思考様式をまとめた理論
「エフェクチュエーション」の
5つの「特徴的な思考・行動様式」は

(1)手中の鳥の原則
(2)許容可能な損失の原則
(3)レモネードの原則
(4)クレイジーキルトの原則
(5)飛行機のパイロットの原則

今日は2つ目を開設します。
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『死ぬこと以外かすり傷』

2つ目の「許容可能な損失の原則」は、
簡単に言ってしまえば、
「致命傷を負うようなことをしない」
ということです。

例えばあなたが、
飲食店をやってみたいとしましょう。

飲食店ですから、
店舗を借りて内装を整えて機材を整えて、
人を雇って始めなければいけないと
考えるかもしれません。

しかし、それでそのお店が必ず
うまくいくという確証がないなら、
いきなりそこまでやらなくても
いいんじゃないでしょうか。

例えば今なら、週末にキッチンカーで
いろんなイベントに出店してみて、
ちゃんと売れるかどうか確かめてみるとか。

「失敗したらダメージがでかい」ことを、
成功の確証なくやってしまうのではなく、
「失敗しても耐えられること」から始めて、
経験やノウハウや情報を集めることのが、
成功する起業家の特徴なのです。

一方でこの考え方をすると、
どの程度の失敗なら許容できるかわからず
行動できない人が出てくるかもしれません。

成功する起業家は一方で、
「行動しないことの損失」も考えています。

うまくいくか分からないけど、
競合との競争が非常に激しい市場なので、
何もやらなければどんどん市場が競合に
取られてしまう。
(今ならAI業界はまさしくそんな感じ)

それなら、うまくいくかは分からないけど、
アクションしていかないといけない、
という考え方もするわけです。

つまり、何かを選択するときに、
「これをやって失敗したら何を失うか」
「これをやらなかったら何を失うか」
「何をどこまで失うことなら、許容できるのか」
と考えるわけです。


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