【テンプレート化の本当の目的】

仕事柄、さまざまなテンプレートを作るし、
自分自身も活用しています。
仕事自体をテンプレ化することもよくあります。

見た目はすごくキレイだけど
「イマイチなテンプレだな」と思うこともあれば、

あか抜けない感じだけど
「いいテンプレだな」と思うものもあります。

テンプレート化の目的を
・作業の効率化
・アウトプットの質の安定化
あたりだと思ってる人も
たくさんいると思いますし、
それは間違いではないと思います。

しかし、僕が思う
「テンプレート化の本当の目的と価値」は、
そういう表面的なものではなく、

「担当者が
“本当に大切なこと“
にフォーカスできるようになる」

ことだと思っています。



たしかに、仕事や書類をテンプレ化することで、
その通りに記入したり作業すれば
それなりのアウトプットができるようになります。

しかし、
「それじゃ担当者が単なる作業屋になる」
という人がいます。

じゃあ逆に聞きますけど、
「今まで仕事にこだわり持ってやってた人が
テンプレート化によって
仕事にこだわらなくなった」
ということ、ありますか?

僕の中では、そんなの見たことありません。
仕事がテンプレ化されていようがいまいが、
「いい仕事をしよう」と思ってる人は、
仕事を作業になんてしません。

もともと仕事に対する意識が低い人に
テンプレを渡すと、
「これやっとけばいいんだな」と
より作業的に振る舞うようになるだけ。
(自分のスタッフがそういうタイプなら、
テンプレ云々以前に基礎教育が必要)



テンプレート化することで、
やらないといけないことや
決めないといけないこと、
考えないといけないことが明確になり、
体裁を整えたり手続きをこなす必要がなくなり、

「重要な中身に一層こだわれるようになる」

ことが、テンプレ化の目的であり、価値である。

こういう風に考えています。

テンプレのデザインは、
仕事そのもののデザインであり、
スタッフにどこにフォーカスさせるか、
どんな課題をクリアさせるかといった
人材教育のデザインでもあります。

仕事のテンプレ化に否定的だった人にも、
改めてテンプレ化の目的と価値を
考えてみてはどうでしょうか?

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