【ソクラテスになるためにセミナーに出る】



「中島さんは何のために
今の仕事と関係ないセミナーに
たくさん出てるんですか?」
と聞かれたので、
今まであまり言語化してこなかったけど、
自分の意図を振り返ってみました。

最近僕が参加したセミナーのタイトルを
列挙してみると

・マーケティング視点で
「フードサプライチェーンの価格転嫁と
値上げ」を考える

・現役女子大生によるZ世代リサーチ報告会
「関西女子大生のリアル。」

・”らしさ”で仕事を変えろ。
”らしさ”で関係を紡げ!(キャリア理論)

・CES 2023 ー テック・トレンドは
企業やブランディングをどう変えていくのか?

・Generative AIの最新トレンド
徹底解説ウェビナー

・現代の万博をプレイス・ブランディングの
文脈で考える

・企業の芸術支援による消費者への影響

一応マーケティングに関するテーマが
多いとはいえ、
実務に使える内容はほとんどありません。

どんな基準で参加するセミナーを
選んでいるかというと、

「自分が知らないことが知れそうだな」

という観点です。
すぐに役に立つかどうかは、
あまり意識していません。

たまに、すごくたくさん本を読んだり、
すごくたくさんセミナーに出ているけど、
意見や思考に偏りがある人がいます。

話を聞いていると、
「今、自分が正解だと信じていることの
理論武装のために勉強している」
ことがたまにありますね。

もちろん、専門性を高めるためには
一つの分野を深掘りするのは大切です。

でも、今の時代って、
「今まで正解だと信じていたことが
次の日にはあっさり正解じゃなくなる」
みたいなことが起きうるわけです。

そうなると、今すぐ使えない知識や
今すぐ役立たない情報を知っておくことが
環境変化が起きた時の判断材料になる
という可能性は大いにありますよね。

それに、自分が知らない世界のセミナーを
受けることによって、
自分がいかにものを知らない人間なのか、
ソクラテスでいうところの「無知の知」に
気づくことができます。

「自分はこのことについてよくわかっている、
精通している」と思ってしまうと、
学びを止めてしまいがちですから、
そうならないためにも、
「まだ自分は全然知らない」と
感じられるようなセミナーには
積極的に参加したいと思います。

本を読むのもいいんですけど、
僕の場合は読書の時間を
どうしても後回しにしてしまいがちなので、
セミナーのほうが時間をロックできて
都合がいいというのもあります。

ということで、僕がセミナーに出るのは
「ソクラテスの教えを忘れないため」
ということでした(笑)


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