【大事なのは一歩踏み出した時の“感触”】



「まずは一歩踏み出すのが大事」
だとよく言われます。

それは確かにそうだと思うんですが、
こと「教育」においては、
一歩踏み出すと言う行為よりも、
そのとき味わう“感触“とか“手応え“が
大事だと思っています。

たとえば後輩に新しい仕事をさせるとき。
「まずは失敗しても良いから
自分なりにやってみて!」
と、一歩踏み出させるのもいいでしょう。

しかし、本当に失敗すると、
仮に周りなら責められなかったとしても、
当の本人は

「失敗してしまった」
「自分には才能がないのかな」

と落ち込むことがよくある。

すると、せっかく一歩目を踏み出したのに、
2歩目の足が重くなってしまう。

つまり、「とりあえず一歩を踏み出した結果、
本当に歩んでほしい2歩目以降が停滞する」
という事態になりかねない。

適性を見極めるために
とりあえず一歩踏み出させるのもいいけど、
長期的に何かを習得させたいなら、
無理やりにでも最初の一歩は
「踏み出してよかった!」
「また2歩目も頑張ろう!」
と思えるような“感触“を持たせる、
と言うのは大切なんじゃないかな。

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