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【北陸のAKB、エビの三国志】競争を協創に変えるネーミングの魔術

「北陸のAKB」「エビの三国志」。もうこれだけで、「一体何のこと?」と気になりませんか?今日は、マーケティング戦略そのものというより、ネーミングの持つ力についてです。自社商品だけをブランディングするのもいいですが、たまには業界全体で仕掛けてみるのも面白いのでは?その時はぜひ、ネーミングにこだわってください。

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【引用記事】エビ「三国志」、北陸で過熱 金沢甘えび×ふくい甘えび×富山白エビ
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO76986110W1A021C2HE6A00/

【記事要約】バラバラのブランディングもいいけれど・・・
・北陸3県のエビが人気を競り合っている。甘エビの水揚げ量が全国トップクラスの金沢市は地元の回転寿司店の協力を得て、大きく鮮度の良いブランドエビ「金沢甘えび」のフェアを始めた。福井県は5月に近海の甘エビを「ふくい甘えび」と命名し、富山県は名物の白エビで多彩な料理を振る舞う。
・金沢甘えびとは2020年秋に誕生したブランドエビ。甘エビの正式な漁獲統計はないものの、市が国内主産地に聞き取り調査したところ、金沢の水揚げ量は全国トップクラス。その中で一番大きい「大」サイズまたは「子持ち」、さらに漁の最終盤に網揚げされた最も鮮度の良いエビだけを認定する。
・福井県では5月、大きさや鮮度にこだわった「ふくい甘えび」がデビューした。富山県の強みは白エビだ。主産地の射水市では10月、地域の飲食店が連携し「射水シロエビ・くりーむ・コロッケ」の提供を始めた。
・もともと北陸の魚介類は「北陸のAKB」と呼ばれ、石川の甘エビ、福井のカニ、富山のブリと3県で暗黙のすみわけがあった。2020年、魚の資源管理と漁師の収益向上を目指す新漁業法の施行もあり、地元の海で育ち、資源量も比較的安定しているエビにスポットライトが当たった。新幹線輸送や瞬間冷凍など流通・加工技術の進化も商機を広げている。エビを巡る「三国志」はこれからが本番だ。

【ポイント解説】競争すらもストーリーになる
・今回は、エビのブランド一つ一つの戦略というより、もっと大きな視点で見ていきたい。各県がエビに力を入れるなら、孤軍奮闘するより、「北陸に、エビの三国志勃発!」みたいなプロモーションを仕掛けて、話題作りをするのもアリ。
・それぞれのブランドの違いが、一般消費者からするとわかりにくい。そんなとき、三国志の登場人物やAKBのメンバーに例えたら、違いが認識されやすい。
・違いが分かりにくいものを、誰もが知っているものに例えるという手法は使い勝手が良い。

【マーケティング力を高めるヒント】
・あなたの商品やサービスと、競合のそれの違いを際立たせるために、それぞれの商品やサービスを例えてみてください。(幕末の志士、スポーツの歴代王者、有名経営者など)
・そうした人たちが登場する、より大きなストーリーやグループは何ですか?(◯◯の明治維新、◯◯の四天王、◯◯の長者番付、など)
・自社だけでなく、競合も巻き込んだプロモーションをして、市場を盛り上げることはできますか?

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