【投票率を上げると社会が変わる理由】


売上を上げるための2つの選択肢。

1)すでに他社で買っている人に
自社にスイッチしてもらう
2)まだどこでも買っていない人に
自社のお客様になってもらう

このどちらかです。

選挙に出ている人たちが考えるのも、
実は同じことです。

売上=得票数を増やそうと思ったら、
すでに他の候補者や政党への
投票を考えている人たちに、

「私たちに投票してください!(スイッチ)」

とお願いすることが多いです。

しかし、スイッチというのはとても大変な作戦です。
今まで自分が投票していたところが、
信頼への大きな裏切りや失敗をしない限り、
多くの人は今までと同じところに投票します。

ところで、もしあなたが選挙に行かない人なら、
あなたの票は「選挙結果に反映されない票」です。

しかし、これがもし、投票されたらどうでしょうか。
スイッチは基本的に難しいという前提に立つなら、
本来投票されなかった票が投票されるというのは、
結果に大きな影響があると思いませんか?

投票する気がない人が投票する、
つまり投票率が上がる方が、選挙の結果はブレます。
番狂わせが起きる確率があがるのです。

もしあなたが、今とても大きな権力を持っているなら、
腹の底でこう考えているはずです。

「投票率が低い方が、番狂わせは起きにくく、
現状維持には有利だ」

逆を言えば、投票率が上がるのは、
不確定要素が増えるから、怖いことだったりします。

もちろん、必ず権力者にとって不利な方に
投票されるとは限りませんけどね。

「大事な一票だから、しっかり吟味して
投票しないといけない」というのもありますが、
でも、それがハードルに感じられて投票をやめるより、
まずは「とりあえず投票する」ところから
始めてみてはどうでしょうか。

投票しなかったはずのあなたが投票することで、
「どうせ変わらない」と思っていた社会が
変わるきっかけになるかもしれない。

それは、今まで投票しなかったあなただけができる
「番狂わせ」への後押しです。

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